俳句添削道場(投句と批評)

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春夕焼たゆたう雲はピンク色

回答者 ハオニー

添削した俳句: 夕暮れ時雲の火照りもピンク色

空を茜色と表現するとありきたりですが…
ピンクとは明るく、あまり鮮やかではない色ですので、春の光景かなと思いました

言わなくてはならないことがあります
この句には季語がありません
無季の句として覚悟決めた句ではなく、うっかり入れ忘れたタイプの句です

この句を春の句と仮定して、私なりの考えを試してみた結果です
「春夕焼(はるゆやけ)」という季語を使います

春夕焼たゆたう雲はピンク色
これで春の夕焼けが、浮かれて漂うかのような雲や人たちの様子を見守っている
という雰囲気が出たと思います

点数: 2

片側は夕日に焼けた赤とんぼ

回答者 ハオニー

添削した俳句: 赤蜻蛉夕焼けまけぬ日焼けあと

お初にお目にかかります、ハオニーです
イメージの近い言葉が並んだ句はバランスを考えるのが難しいのですよね

ポイントをおさえていきます
まず、季語が秋の季語「赤蜻蛉」と夏の季語「夕焼け」があります
今回は赤蜻蛉の句をつくりたかったようですし、必要なのは夕方という時間情報のようです 「夕焼け」は外しましょう

そして、まけぬが曲者です
負けぬ、巻けぬ、蒔けぬ、と可能性がいろいろあります
「負けぬ」だと仮定しても、夕焼けという季語よりもすごいものを出さないといけません この言葉は諦めましょう

ここからは私の考えを試してみた結果です
日焼けあとを思わせる表現を入れつつ、赤蜻蛉をもっと細かく描いていきます
赤蜻蛉は綺麗に日に焼けたかのようですが、よく見るとどの赤蜻蛉も全部均一な赤色をしているわけではない、という描写をしてみました
片側は夕日に焼けた赤とんぼ

点数: 2

十月のウッドデッキに網焼きす

回答者 ハオニー

添削した俳句: 神無月ウッドデッキで洟垂らす

気になる点は2つあります
ひとつは、神無月という季語が適切かどうかということです
十月ではダメで、神無月じゃなきゃいけないという理由があまり感じられません

もうひとつは、バーベキューの光景を句にしたかったのでは?という根本的な疑問です
なぜウッドデッキで洟垂らしているのか全く分からないため、花粉症やハウスダストなどのアレルギーの人か?としか推測できません

バーベキューは夏の季語としてあるため、「網焼き」という言葉で季語2つを回避します
十月のウッドデッキに網焼きす

季語は六月でも八月でもいい感じはありますが、十月ならではのものが感じられるでしょう

点数: 1

一輪も主役と成りて秋の薔薇

回答者 輝久

添削した俳句: バス停の目を一点に秋薔薇

少し寂しげな秋の薔薇ですね。しかも一輪だけです。
それでも、バス待つ人々の心和ませています。

ここではバス停の景は入って居ませんが・・・
一輪咲きの秋薔薇を詠むのですから場所の説明はいらないかなと思いまして。
多くの人が眺めて、言葉を交わしている情景にしてみました。

点数: 2

朝霧の峠やハンドルを堅く

回答者 ハオニー

添削した俳句: 朝霧の立ちはだかるは峠道

お初にお目にかかります、ハオニーです
峠道の霧は、ドライバーを不安にさせるものですね

率直な感想を言います、もったいぶった句ですね
「立ちはだかるは」と7音も使ってこの後の展開を期待させるより、霧による視界の悪さや不穏さを描いたほうが詩的だと思います

一番気になっているのは「車に乗っている情報がない」ことです
峠を歩く老人や早朝練習しているランナーもいますから、書かないとまずいです

車に乗っている実感を出しつつ、季語「朝霧」に世界観を構築していただきました
朝霧の峠やハンドルを堅く

点数: 1

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