俳句添削道場(投句と批評)

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霧雨や親子でテント設営す

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 霧雨や運動会のテント張る

テントはイベントのときに使うものですので「運動会」は消しました。
霧雨が降ってきたので、親子で苦心しながらテントを組み立てる作業に没頭する様子をあえて「設営す」という固い言葉で表現してみたのですが、どうでしょうか。

点数: 1

霧雨や校庭にテントてんてんと

回答者 ハオニー

添削した俳句: 霧雨や運動会のテント張る

どの小学校でも、運動会の序盤戦はブルーシート敷きとテント設置のようですね
特にテント設置には借り物競争の数倍、人の力を借りたくなります
学校の方でテントを用意してくれていないことがけっこうあるので、次の競技である「我が子ビデオ撮影」までに完成させないといけないから焦るのです

ただごとだとしても、どこに着眼点を置くかとオリジナリティは出せます

私なりの工夫を披露します
「霧雨」も「運動会」も季語のため、どちらかを消して工夫を入れます
運動会は、大抵は校庭でやるので「運動会」は消しました
テントを組み立てている人達が、テントを1つ、また1つと完成させている途中段階を切り取りました

霧雨や校庭にテントてんてんと
オヤジギャグに見えなくもない、韻の踏み方をしております

点数: 1

信濃路や湯気へ溶けゆく秋の雨

回答者 ハオニー

添削した俳句: 信濃路や湯気にとけいる秋の雨

お初にお目にかかります、ハオニーです
露天風呂でいい俳句の材料を見つけたようで
私も入浴中にいい句を思いつきます

信濃と湯気で、もしかしたら露天風呂かもしれない…
というのもありますし、違うものが出てくるかもしれませんが、ここで「信濃路や」を削ると、削作者さんの意図が分からなくなるので触れないでおきます

それよりも気になるのは「とけいる」という複合動詞です
「とけいる」という動詞は一般的ではないため、おそらく元の形だとうまく入らないから削ったと予想していますが…
秋の雨がまさに露天風呂の湯気に「溶けている」という現在進行形の様子なのか、長い時間降っている秋雨が露天風呂の湯気に「溶けゆく」様子を表現したいのか、どちらなのかが分からないです

「溶けゆく」の方が自然だと私はそう思いますので、これを直して手直しの提案とします

点数: 1

酒匂う布団を畳む神還

回答者 ハオニー

添削した俳句: 今頃は別かれを惜しむ神の旅

時期がちょうどいいのは確かにその通りです
しかし、イメージしやすい言葉がなく全体的にあいまいですね…
季語も気になります

この季語「神の旅」は「神のいる地方から、出雲大社へ向かう旅」、つまり「行き」を意味しています
この句を季語を信じて解釈すると、しばらく放心していたが、結局神様は私を置いて出雲大社へ行ってしまった… と気がついた
そのような感じです
「帰り」を表す季語は「神還(かみかえり)」「神迎(かみむかえ)」などがあります
もしかしたら、分厚い歳時記にはもっとあるかもしれません

そして、あいまいさは回避したほうがいいです
「別れを惜しんでいる」様子を表現できるモノに託したほうがよろしいかと思います
これは私なりに考えてみた方法ですが…
ちょっと酒の残り香のする布団、なんてものがあったとしたら「昨晩、宴をしていたであろう推測」はできそうです 「別れを惜しむ」神様もいらっしゃったかもしれない、と想像の範囲に入ってくるでしょう

今回は「神」が季語に関わってくるため、気構えた句になってしまいました
あまり自信がありませんが、これを手直しの提案とします

点数: 3

「今頃は別かれを惜しむ神の旅」の批評

回答者 よしはむ

添削した俳句: 今頃は別かれを惜しむ神の旅

新米さん、こんにちは。
知らなかったのですが、「神の旅」とは初冬の季語で、陰暦十月、諸国の神々が出雲大社へ集まるために旅立つことをいそうですね。
集まった神々が10月(神無月)が終わりに近づいて、また故郷に帰るので別れを惜しみ合っているという句意です。

この句は、季語の意味と、日本神話に通じてないと意味がわからないのがネックですが、10月30日に詠うにはピッタリのものだと思います。

点数: 0

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