俳句添削道場(投句と批評)

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湯気消える古茶妻との五十年

回答者 虚俊

添削した俳句: 古茶覗き老婆とすする五十年

「五十年をすする」ってどういうことだ?!が第一印象です。
「古茶」とあれば「すする」は要らない。「覗き」も古茶を見て老後を想像したのであれば要らないかと。
余った音数は古茶の映像にあて、より具体的な老後を想像させられるのではないでしょうか。
湯気消える古茶/妻との五十年
ネガティブなものになってしまいましたが、こんなのもいかがでしょうか。満州逆路さんの表現したかったものとは違うものになってしまいすみません。着眼点は面白いと感じました。

点数: 0

「墓場まで持ち込む話河豚三昧」の批評

回答者 虚俊

添削した俳句: 墓場まで持ち込む話河豚三昧

かなり遅れて、しかも感想だけではありますがコメント致します。
宴の席で友の口から誰にも言えないようなことがポロッと漏れてしまった。河豚が吐かせたのか、はたまた抱えているものと宴の賑やかさのギャップが吐かせたのか。モヤモヤしたものをまぎらわすために河豚を貪る。そんな光景が浮かびました。
ハオニーさんのご指摘の通り、河豚を食べたのを墓場に持ち込むのはインパクトが足りないと感じましたが、密かな友情が垣間見えるいい句だと思います。

点数: 0

「カフカ魅すお城を照らす名月や」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: カフカ魅すお城を照らす名月や

文学には相当疎いハオニーです
こう見えて理系出身です 理系と俳句は結構関係あるのです

カフカの「城」を持ってくるとは、私の苦手とする映像化を図りづらい分野がきましたね…
しかも、「実際の城を見たときの感動したカフカ氏」と「自分の作品である『城』の世界観を名月が照らしているところに感動したカフカ氏」を描くという限定的な句意であるため、どう描写していいか難しい句です

「名月や」を頭に置いて、残り十二音で「作者が感動した」などと限定的な意味を書かずに、「読み手を感動させてみせるんだ」と映像を描写してみましょう

名月やカフカの城へ置く涙

私にできるのは作者さんの意図通りの添削ではなく、作者さんの考えの及ばなかった範囲を少しだけ照らすことです
これで視野が広がって、今まで表現出来なかったことが出来るようになれば、より高度な技術の応用ができます

点数: 2

「豚汁の湯気や札幌雪祭」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 豚汁の湯気や札幌雪祭

腹胃壮さん

こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。

僕の句へのアドバイス、「読書と月」「城と月」の
腹胃壮さんご考案の句を楽しくありがたく読ませていただいています。
カフカの城を朝まで夢中で読み耽る爽やかな心境、
そして、なんと!「騎馬の像」が出てくるなんて超かっこいいです!

たぶん、僕の素人考えですが「札幌雪祭」が十分季語になるような、
そんな気がしました。
すごく、心も体もポカポカする句ですね。
腹胃壮さんのお心の温かさも感じます。
「湯気や」というご表現は魅力的ですね。
湯気という一語で、心も体も温めてくれる豚汁の旨さを
ご表現されるなんて素敵です。

点数: 2

「霜白く賽銭盗の孤独かな」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 霜白く賽銭盗の孤独かな

酔いどれ防人さん

こんばんは。
僕の句の添削をどうもありがとうございます。
似通った言葉の重複の注意、季語間違い、
とても重要なアドバイスを、ありがとうございます。
歳時記で「ピカソ忌」という季語は無いようでした。
お恥ずかしいです(笑)。

「霜白く」というご表現は、僕は魅力に思いますよ。
僕は以前、詩を書いていたのですが、
「青い空が~」とかって、空は青いのが前提なのに、
それでも空の色を強調するために表現しましたからね。
あと「青い海が~」とか。

「霜白く」という強い寒さ表現が、深い夜を感じますし、
「孤独かな」というご表現の表情も豊かにする効果が出ていると、
思います。

点数: 2

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