俳句添削道場(投句と批評)

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墓場まで持ち込む話河豚三昧

作者 腹井壮  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

皆様いつもお世話になります。

河豚のフルコースを前にした時の自分を想像してみました。

河豚に当たって死んだらどうしようとか死んだら誰にも言えない秘密が本当に墓場行きになるんだなと考えるでしょう。

そんな想像を詠んでみました。

上五中七は

墓場への土産話や

に変えてもいいかと思います。

御意見・添削を宜しくお願い致します。

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「墓場まで持ち込む話河豚三昧」の批評

回答者 森田拓也

腹胃壮さん

こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。
腹胃壮さんに添削していただいた句を大切にノートに写して何度も楽しく暗唱させていただいています。
「活かしけり」、「けり」の活用の仕方は本当に難しいですね。
「や」「かな」は、何となく活用が分かるつもりなんですけど、
「けり」の活用法は本当に難しいですね。
「返り花」は季節外れの冬に咲く花(桜)なんですね。
すごく美しい季語ですね。

この句の句意を読ませていただいて、思わず笑顔になりました。
「墓場」というお言葉、ご表現が、とても印象的ですね。
「墓場」という言葉には、何となく死者がこの世での思い出を死者同士で語り合う場所みたいなニュアンスも語意として含まれてるような気がするんですよね。
上五中七の「墓場への土産話や」という案も、とても僕は魅力的に思いますよ。
もしかしたら、「墓場への土産話や」と上五中七をご表現される方が僕は好きかもしれないです。
墓場へ土産話を持っていくというニュアンスがユニークで好きだからです。
「土産話」という言葉が魅力に思いますし、効果的だと思うんですよね。

点数: 1

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墓場まで持ち込む話河豚三昧

回答者 三日酔いの防人

腹胃壮様、こんばんは。河豚三昧羨ましい限りですね。墓場まで秘密を持ち込むとは良く言いますが、こういう意味があったんですね。目から鱗でした。私はてっきり、死んだ人間が河豚の美味しさを思い出している情景だと思いました。お粗末な鑑賞ですみません。
墓場への土産話や
より原句の方が好きです。とても良い句だと思いました。

点数: 2

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「墓場まで持ち込む話河豚三昧」の批評

回答者 ハオニー

たぶん、河豚よりも毒舌なハオニーです
河豚は姿を詠むにも味を詠むにも、ちょっと毒があった方がよさそうですね

この句の解釈は、墓場まで持ち込む話の内容が「ふぐ三昧を食べたこと」だけだとしたら不十分です
この句は取り合わせの句の読み方も適応されると考えられます

「墓場まで持ち込む話」というフレーズにどのような季語が来るかで、その話の内容が想像できるようになっているのです

たとえば
墓場まで持ち込む話終戦日
→第二次世界大戦における、知られざる英雄のお話(国家レベルで隠蔽されたもの)をこの人は知っていて隠しているのかな?
という憶測が出てきます

墓場まで持ち込む話卒業式
→学校の○○壊しちゃった、という誰にも言えなかった失態があったのかな?(私の憶測です)

墓場まで持ち込む話すずめ蜂
→ハニートラップかな?(私の憶測です)

今回の句
墓場まで持ち込む話河豚三昧
→毒のありそうな、胸焼けしそうな話が延々とありそう...(私の憶測です)

と、取り合わせの読み方も存在するのです
取り合わせの句で、自分の狙いが見事に当たったときは快感です

この句は、腹胃壮様に狙い通りなのかを判断していただく
これが私の考える最適解です

点数: 1

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「墓場まで持ち込む話河豚三昧」の批評

回答者 虚俊

かなり遅れて、しかも感想だけではありますがコメント致します。
宴の席で友の口から誰にも言えないようなことがポロッと漏れてしまった。河豚が吐かせたのか、はたまた抱えているものと宴の賑やかさのギャップが吐かせたのか。モヤモヤしたものをまぎらわすために河豚を貪る。そんな光景が浮かびました。
ハオニーさんのご指摘の通り、河豚を食べたのを墓場に持ち込むのはインパクトが足りないと感じましたが、密かな友情が垣間見えるいい句だと思います。

点数: 0

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