俳句添削道場(投句と批評)

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朝霧の峠やハンドルを堅く

回答者 ハオニー

添削した俳句: 朝霧の立ちはだかるは峠道

お初にお目にかかります、ハオニーです
峠道の霧は、ドライバーを不安にさせるものですね

率直な感想を言います、もったいぶった句ですね
「立ちはだかるは」と7音も使ってこの後の展開を期待させるより、霧による視界の悪さや不穏さを描いたほうが詩的だと思います

一番気になっているのは「車に乗っている情報がない」ことです
峠を歩く老人や早朝練習しているランナーもいますから、書かないとまずいです

車に乗っている実感を出しつつ、季語「朝霧」に世界観を構築していただきました
朝霧の峠やハンドルを堅く

点数: 1

「バス停の目を一点に秋薔薇」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: バス停の目を一点に秋薔薇

物寂しげだけど味のある風景だと、私は感じます
字足らずで郷愁などの余韻がなく、なんともいえぬ虚しさが出ています
夏の薔薇と違って勢いがないかわりに色に深みがある「秋薔薇」ですので、このような解釈かと思いました

描写の句だとおっしゃいましたが、これは俳句じゃないと言われるかもしれません
「バス停にいる人たちの目を一点に集める秋の薔薇です」という文章をちぎって、俳句の型に収めた作品…
なんて思われた時点で、この句は評価されることを辞められてしまいます
句会に参加しているような方で、文章を俳句にしただけの作品を低評価にする人は割といます

「目を一点に」は分かりづらいので、人の存在を描写したいのなら直接言いましょう
旧友と待つバス停に秋の薔薇
字足らずではなく、「よ」という優しい詠嘆を使う手もあります
旧友と待つバス停の秋薔薇よ

秋薔薇だけでは色に深みはあっても、正確な色は分からないので「赤」と書くのもありですが…
情報が多くて入りませんでした

点数: 2

死に際の蟷螂天を睨みけり

回答者 よしはむ

添削した俳句: 木の下のカマキリ空を睨みけり

ハオニー さん、こんにちは。
木の下とするより、卵を守っている、死に際であるという状況を上五に持ってきた方が、ドラマチックな句になると思います。

また、カマキリを見つけた作者自身を睨んでいるのでしたら、空とするより天とした方が良いかと思います。天とした方が上を仰ぎ見ている感じがするので、人間と必死に戦おうとしている様を想像しやすいと思います。

点数: 4

門灯の蟷螂翅を開かんと

回答者 ハオニー

添削した俳句: 飛べぬ翅広げ蟷螂空仰ぐ

カマキリは空を飛べないとお考えなのですね
私は飛ぶのが苦手だと考えています

飛べなくて絶望しているカマキリが、もしかしたら飛べるのかも...と翅を広げようとしている
それならカマキリが「空仰ぐ」のは言わなくても伝わっているはずです

「門灯」という場所を入れることで、空までの距離が地べたより近いことがわかります
カマキリへの期待と不安が入り交じった句になるでしょう

点数: 1

八つ切りの洋梨我が義歯に堅し

回答者 ハオニー

添削した俳句: 八つ切りと決めて梨食う入歯かな

考えをまとめるのに時間がかかってしまいましたハオニーです

気になることが1つあります
八つ切りに切った梨を食べる、とは普通の人でも歯が弱った人でも入れ歯の人でも、それほど珍しくないオーソドックスな食べ方だな、と思いました

大きな問題点が1つあります
入れ歯への皮肉さはあるものの、梨という季語が主役になっていないです
それどころか「梨」を「柿」や「林檎」に置き換えてもそれほど変わりません

この点を解消するいい手がないものかと考えていました
ここからは条件を仮定した上で手直しをしてみます

もし「入れ歯でも洋梨が噛みきれないほど歯が弱っている」と書けば、衰えた感じが存分に出せると思いました
入れ歯では音数が多いため、義歯に変えます

八つ切りの洋梨/我が義歯に堅し

シャキシャキした和梨の句は、熟成しすぎたアボカドのような私には無理でした(

点数: 1

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