俳句添削道場(投句と批評)

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八つ切りと決めて梨食う入歯かな

作者 大浦美津子  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

年齢と共に入歯になり梨さえ小さく切らないと食べれなくなりました。生ある者いずれは衰え、去る。自然体で生きてます。

最新の添削

八つ切りの洋梨我が義歯に堅し

回答者 ハオニー

考えをまとめるのに時間がかかってしまいましたハオニーです

気になることが1つあります
八つ切りに切った梨を食べる、とは普通の人でも歯が弱った人でも入れ歯の人でも、それほど珍しくないオーソドックスな食べ方だな、と思いました

大きな問題点が1つあります
入れ歯への皮肉さはあるものの、梨という季語が主役になっていないです
それどころか「梨」を「柿」や「林檎」に置き換えてもそれほど変わりません

この点を解消するいい手がないものかと考えていました
ここからは条件を仮定した上で手直しをしてみます

もし「入れ歯でも洋梨が噛みきれないほど歯が弱っている」と書けば、衰えた感じが存分に出せると思いました
入れ歯では音数が多いため、義歯に変えます

八つ切りの洋梨/我が義歯に堅し

シャキシャキした和梨の句は、熟成しすぎたアボカドのような私には無理でした(

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

賽の目の梨を入れ歯が喰いにけり

回答者 三日酔いの防人

大浦美津子様、今晩は。
果物の八つ切りという表現が分かりづらいと思いました。小さくとするならば賽の目などとしても良いのかと。この句でもっとも言いたいのは入れ歯の皮肉かと思います。入れ歯を皮肉って淋しき歯などとするのもありかと。
淋しき歯二十世紀を喰いにけり
梨の二十世紀と、入れ歯となった歳月を皮肉ってみました。

点数: 1

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小さく切りし梨をほおばる翁かな

回答者 りんごのほっぺ

表現がとても面白いです。
しかし、入れ歯という言葉を使った句がどうしても思いつかず。
字余りですが「小さく(ちさく)切りし」と大きなものが食べられない様子を表現し、入れ歯の存在をほのめかすだけにしました。

小さく切らないと梨が食べられなくなった年を重ねた読み手自身の感慨が元句の肝かと思いますが、添削句では、梨をほおばるおじいさんの様子を見ている様子を表現するように句意をずらしてみました。もちろん大浦さんは女性ですが、あえて「翁」で。いかがでしょうか。

点数: 1

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添削対象の句『八つ切りと決めて梨食う入歯かな』 作者: 大浦美津子
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