背の低き魔女が中秋さらったの
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: ハロウィンの魔女が中秋さらったの
ハオニー様、お早うございます。魔女が中秋をさらっていった。季節の移ろいをさらうと捉えたのは、詩的で流石だと思います。
僭越ながら一つ、やはりハロウィンと魔女では少ししつこいと感じました。
背の低き魔女とすれば、女の子がハロウィンに参加している状況も想像できるかと思います。季重なりは難しいですね。
点数: 4
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: ハロウィンの魔女が中秋さらったの
ハオニー様、お早うございます。魔女が中秋をさらっていった。季節の移ろいをさらうと捉えたのは、詩的で流石だと思います。
僭越ながら一つ、やはりハロウィンと魔女では少ししつこいと感じました。
背の低き魔女とすれば、女の子がハロウィンに参加している状況も想像できるかと思います。季重なりは難しいですね。
点数: 4
回答者 ハオニー
添削した俳句: スーパーを探し歩いてこの秋刀魚
この秋刀魚がどんなものなのか、それが気になります
書いていない以上、それは読み手の想像次第ですね
一番の問題は
「スーパーを探し歩いてこの秋刀魚があるのです」
という一文から十七音を抜き出した、とも考えられることです
このようなものを散文と呼びます
散文そのものを俳句にするのは、現状では過酷なチャレンジですから諦めましょう
ここからは作者さんの意図を散りばめていきます
「秋刀魚」しか残りませんご了承ください
スーパーを探し歩いて
何のためにそうしたのか?
→旨い秋刀魚を食べるため、旨い秋刀魚でもてなすため
どんな秋刀魚が目の前にある?
→痩せた秋刀魚
休日のもてなしの痩せ秋刀魚かな
何店も巡りてもてなしの秋刀魚
これで少し「秋刀魚」のボリュームが出たと思います
余談
魚は基本的に、同じ大きさで同じ入荷日なら小顔のものを選んだ方が味はよいです
点数: 1
回答者 ハオニー
添削した俳句: 上凸の二次関数や割れる滝
なるほど、例えるタイプの俳句ですね
ちなみに数学は私の得意分野でした
二次関数だと、うまく範囲を指定しないと「一度上を向いてそれから落ちていく、小便小僧の出すような滝も二次関数だよね」と、ひねくれものにツッコまれます
放物線でいいのでは?とは思いました
そんなわけで少し手を入れてみました
放物線みたいな滝に割る小石
放物線いくえに大瀑布奏づ
なんで夏の句つくっているのだろう?
と考えてしまいました
点数: 1
回答者 ハオニー
添削した俳句: 十五夜に夏の地に居る妻想い
ニュージーランドだなんて、想像を越えた言葉が出ましたね
日本が秋ならば、ニュージーランドはおそらく春だと思います
夏の地にいる、というと赤道直下の南国です ケニアとかハワイとか
「十五夜」は日本の月をイメージさせる言い方なので、ニュージーランドの俳句だとしたらこれはイメージに阻まれて使えません
ただ、日本にいて遠き地にいる奥さんを思いを馳せる句なら「十五夜」で勝負できます
十五夜や妻のいる南半球
十五夜を見た我君も見ていたい
私がニュージーランドらしい句をつくってみました
中七字余りですが...
星のなきテカポの湖(うみ)にも満月が
点数: 1
回答者 ハオニー
添削した俳句: 夕餉冷む二百十日の本の虫
季語「二百十日」は立春(近年は2月4日頃)から数えて二百十日目のことで、およそ9月1日頃を表しています
ここで疑問に答えます
季語「二百十日」は「季語の移り変わりの目安」が本意であるため、イコール台風が来ている状況ではありません
台風の前触れを思わせる時候の季語です
さて、この句の疑問点へ参りましょう
「本の虫」の意味が2つ考えられます
1.本に夢中になっている人
2.本についている糊を食べる虫(紙魚...シミ)
この句の「本の虫」を2の意味でとられると、意図とは違う作品になります
私のやり方で提案します
本を読みふけっていたら、朝昼晩関係なくご飯は冷めるよね→「夕餉冷む」はその通り
削ったところに具合が悪いという意図を入れることに
本の虫二百十日を臥してをり
これなら「本の糊を食べる虫」という解釈はしづらくなります
点数: 3