俳句添削道場(投句と批評)

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夏木立葉の一筋に生命燃ゆ

回答者 食山人

添削した俳句: 根は土に葉は青空へ夏木立

コメントするのは大変勉強になります。
ミクロな視点ですが如何でしょうか?
夏木立一葉の先に生命燃ゆ
そして
夏木立葉の一筋に生命燃ゆ

点数: 0

「ヒグラシもくそもあるかよ暮らせない」の批評

回答者 食山人

添削した俳句: ヒグラシもくそもあるかよ暮らせない

いじらしく啼く蜩が、ダイイングメッセージを告げようとしていると見立てて:
君知るや蜩告げるその想い
あるいは:
知らざりし蜩何を啼くならむ
最後に:
知るものか蜩ひがな何を啼く

済みません。駄作ばかりで。

点数: 0

長き夜のヘッセ読み終え茜空

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 長き夜を詠み終えて見る朝の空

大浦美津子様こんにちは。ハオニー様御指摘のとおり、長夜に何を読んだのかが分かりにくくなっていると思います。徹夜で本を読んだ充実感を出すために、中七、下五で『読み終えて見る朝の空』とされていますが、朝の空の明るさは、視覚から入ってきますので、『見る』は省くことが出来ると思います。また、感じた空の質感を出せると充実感がさらに表現できると思います。

点数: 3

草取りの泥や湯上りの爪に

回答者 ハオニー

添削した俳句: 草取りの泥を残すや夜の爪

実感がこもっています
直さなければならないところはないでしょう

しかし、気になる点が1つあります
「夜の爪」、これは「酒を呑んでいる手の爪の間に泥がついている」「疲れきって着替えてすぐ寝たためしっかり洗わなかった、だから爪に泥がついている」など、「夜」という解釈が少し広いんです

「夜のお風呂で爪の間まで洗っても落ちにくい」という解釈もできますが、その解釈は読み手に託していいのか?
という疑問はあります

本人の意図を入れると、句会で票が取りづらくなるかもしれません
読み手が自由に考えていただける句はウケがいいはずです
でも、私は他人からの「得票」よりも自分が「納得」することが大事だと思っていますので、手直しの俳句のようにします

一応、参考として見ていただければと思います

点数: 1

のびやかにヘッセを恋ふる夜長かな

回答者 ハオニー

添削した俳句: 長き夜を詠み終えて見る朝の空

長き夜を詠み終えて見る朝の空

この句を説明なしで読んだとき「俳句や短歌などを一晩中考えていたのかな?」と思いました
それは私のことですね(ry

「詠む」は詩歌を作ることを言います
「ヘッセ(おそらくはスイスの作家)を読み終えた」という説明と食い違うため「読む」の間違いでしょう

長い時間を詠んだ割に、何を詠み終えたとか、この人はこんな長い時間何をしていたんだとか、疑問が尽きません
そこで、ヘッセの作品を読破した朝の光景を強調するか
ヘッセの作品を読破しようとする夜の光景を描くか
どちらかが求められます
あまり時間を長くすると具体的なことが言えなくなります

たとえばこのような感じです

「郷愁」を読み終え朝戸風さやか

のびやかにヘッセを恋ふる夜長かな

俳句の説明には書いてあっても、作品自体にそういうことが含まれていないと、読み手は混乱します

点数: 5

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