俳句添削道場(投句と批評)

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「手のひらに匂ふ闇あり螢の火」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 手のひらに匂ふ闇あり螢の火

すごくいいところまで来ています
実際にその身で経験したことは、しっかりと言葉に出来るものだと感じました

手のひらに螢が飛び去ったあとの闇があったよ、という解釈が出来そうなこの句は詩的な表現です
この解釈が当たっているとしたら、「螢の火」の「火」という1音を違うところに使うと効果的です

語順も少し調整しつつ
手のひらに匂ふ螢の闇ありき

「ありき」の「あり」は動詞「在り・有り」、「き」は過去・回想を表す助動詞です
つまり、「ありましたねえ」というニュアンスです
今回はこれが螢の儚さを引き立ててくれます

螢の「火」という漢字を出しておいて、「闇」と落差をつけるのはとてもいい作戦です
ハオニーはそう思いました
だから、これが「蛍」だったら惜しいと指摘していました

文語だから旧字にしなさいとか、口語だから旧字はダメだとかいうルールはありません
どの表記が最適なのかは、いろいろ試して決めてください

点数: 3

「傘渡し行ってらっしゃい濃紫陽花」の批評

回答者 塩豆

添削した俳句: 傘渡し行ってらっしゃい濃紫陽花

コメントありがとうございます!
白南風の俳句ですが、確かに崩れた街と合うのは黒南風ですがいづれまた白南風が吹くだろう!という意味で白南風を採用してみました。伝わりずらかったかもしれません。

点数: 0

「白南風は又吹かん街崩るれど」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 白南風は又吹かん街崩るれど

確かに白南風が吹くのは梅雨の終わり頃のようです
だから「又」、白南風が再び吹くだろうというのが何を言っているかを分からなくさせています

そこも気になりますが、ハオニーはこの場合の「吹く」が安易な選択だと思うのです

いつだって風は吹くものです
あえて「吹く」と言い切るだけの理由が見つかりません
読み手に言葉の必要性が分からないと、俳句が少しはわかる人には通じません
俳句をよく分からない人に通じても、それはきっと思い違いで良いと言われているだけです
下手な意見ほど恐ろしいものはありません

梅雨で崩れた街から街へと、白南風が吹きわたる様子を描きたかったのでしょうか?

どういう方向性か分からないので、そういうことだと仮定した句を...
白南風は行くよ崩れた街へ街へ

已然形で俳句をつくるのは難しいものです
説明的なのはおそらくそれが原因です
俳句に因果関係のにおいがすると、大抵の場合は詩を失います

点数: 4

「バリカンを入るる頭や若葉風」の批評

回答者 塩豆

添削した俳句: バリカンを入るる頭や若葉風

いつもコメントありがとうございます!
この俳句、主語が女性ととらえるのも面白いと思いました。思いきってバリカンで髪を切るほどの出来事(失恋とか?)があったにも関わらず、最後は清々しく若葉風で締めくくり前向きな姿勢で行こうとしている、という捉え方も出来るのかなと思いました。私も良い俳句だと思います。

点数: 1

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