返信一覧の表示
ハート(レス)ブレイク (No: 1)
スレ主 破局 投稿日時:
小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885194538
特殊な視点、構成で書いているので、途中で自分でも頭がこんがらがっていました。なので矛盾している点や、違和感を覚えたことなど、なんでも結構なのでご指摘いただけると嬉しいです。
その他、表現や設定に関する批評も大歓迎です。よろしくお願いします。
本サイトにも投稿しているのですが、カクヨムのほうが傍点処理されているので、こちらを選ばせていただきました。
あらすじ(プロット)
女子高生はゾンビである。廃墟となった学校で、彼女は今日もなにかを探している。
要望:欠点の指摘歓迎!
この小説を批評する!ハート(レス)ブレイクの批評 (No: 2)
投稿日時:
すみません。
秋成かけす(B)で私の頭はついていくことができなくなりました_:(´ཀ`」 ∠):
つまらなくはないですし、なんというか廃退的な世界の中ゾンビとして彷徨シーンなど好きです。
長所。良かった点
廃退的な描写が個人的にツボでした。大好きです。頑張って最後まで読ませていただきます。
良かった要素
ストーリー キャラクター オリジナリティ
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
ハート(レス)ブレイクの批評の返信 (No: 3)
投稿日時:
雰囲気を好きと言ってもらえるのはとても嬉しいです。ありがとうございます!
ハート(レス)ブレイクの批評 (No: 4)
投稿日時:
こんにちは、のんです。気になった点を順に上げていこうと思います。
▼眠りから覚める都きは時間がかかる
最初の方で主人公が言っていたのですが、これだとなかなか意識が覚醒しないという意味にとれます。続く文章からして、「寝起きの動きは鈍い」がより正しいでしょう。
▼死の数時間前の行動を繰り返そうとする
これも間違いですね。【繰り返そうとする】ではなく「繰り返す」です。重箱の隅をつつくようですが、気になってしまいました。
▼かけすが目を開けられないこと
こちらは文章ではなく設定の問題なのですが、開けられない理由が説明されていなかったため疑問を覚えました。
火傷でもしたのでしょうか? 無傷であるならば表情を変えたり口を開くことだって出来るはずです。
作中に軽い説明を入れて欲しいですね。もしくは「何故?」と本人にも疑問を持って欲しかったです。
体のないかけすに事実を確かめる方法はありませんし、主人公も気にしなさそうですから。
▼主人公が再び死体を調べるシーン
三人称といえど目の見えないかけす視点です。主人公の行動に対する描写は、もう少し不明瞭な方が良いでしょう。
▼しずくがかけすを好きな気持ちを理解しようとした結果、しずくを真似る
何故? と思いました。言動をなぞることで思考もトレースしようという事なのでしょうか。この時点で既に、主人公が成り代わろうとしていると感じられました。
▼ゆいに成り代わった
誤字報告です。
▼だからゆいは、しずくになることに決めた。
これまた何故? と思いました。かけす視点ではありますが、作中では【自分の中のしずくが不出来なものにならないため】と説明されています。
主人公にとって、自分に好意を向けてくる「しずく」は不出来だったのでしょうか。
▼かけすの行動
かけすもゾンビで、ゾンビは死ぬ数時間前の行動を繰り返すのですよね。ですが、かけすは繰り返しているようには見えませんでした。
▼ラスト
【(一言目に話す内容は、もう決まっていた)】とかけす視点であったので、ラストに来るかと思っていました。次を臭わすよりも、しっかりと完結させた方が無難でしょう。
以上、気になった点でした。細かくて申し訳ありません。全体としましては、何がしたいのか分かりませんでした。日常を覗き見たような気分です。
長所。良かった点
出だしの掴みはよかったです。最後まで苦もなく読み終えることが出来ました。蛇足もブレもなく、まとまっていたと思います。加えて世界観も面白かったです。ありがとうございました。
良かった要素
設定 文章 オリジナリティ
ハート(レス)ブレイクの批評の返信 (No: 7)
投稿日時:
批評ありがとうございます!上から順番に答えていきます。
『体が眠りから覚めきっていない』という表現に違和感はないので、それを言い換えた現在の表現でも問題ないように感じました。というより、『眠りから覚める』の対象が意識か体か分かりにくかったのが問題でしたね。
『繰り返そうとする』についても同じですね。意識ではなく体を対象としていました。ただそれだと意識と体が無関係に動くように捉えられてしまうので、そもそも説明が不足していましたね。
目を開けられないことについては、確かに説明が不十分でした。失明しているという描写では、目が開けられないことへの説明にはなっていませんでしたね。開くけど見えないとか、熱で瞼が焼き付いているとか、そういった方向にすれば良かったです。
死体を調べるシーンですが、ここは自分でも三人称に甘えていると思っていました(笑)見事に指摘されて参ったなーといった感じです。
ゆいの心理については、残念ですが、これ以上の説明はないです。彼女が理解できなかったら、それがそのまま正しいのだと思います。
かけすの行動については、ただ動けないという理由です。しかしそれだったら、繰り返そうとする意識と体の葛藤を描くべきでしたね。
以上、返信でした。丁寧にありがとうございます!
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
ハート(レス)ブレイクの批評 (No: 5)
投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 No: 1の返信
投稿日時:
構成で損をしている面が感じられます。
簡単に整理してみます。
1.霜下しずく(a)霜下しずく(b)
冒頭(起)。現時点でのキャラが元人間にして人間に非ざる者であることと、荒廃した世界(他の人間はいないことを暗示)の提示。
2.秋鳴かけす(A)・秋鳴かけす(B)
視点キャラを1で小出しにしたかけすに移して、時系列で展開(承)。この物語のキャラ「かけす」「しずく」「ゆい」の生前の関係の説明し、この物語の最重要ポイントである、ゾンビ時のしずくが実はゆいであることの提示。
3.霜下しずく(A)
回想(転)で生前の本物のしずくの人物像を提示し、しずく視点での「しずく」「ゆい」「かけす」の人間関係を提示。
4.志糸口ゆい(A)
終章(結)。生前のゆい視点で、なぜゾンビのしずくがゆいであるかを提示。オチとしては、ゾンビのしずくがゆいであるのは、生前のゆいの意思だった、ということ。
起承転結にキレイにまとまってはいるんですが、キャラが劇的に動くシーン(2での殺人)は回想で語られており、生前のしずく(3)はほぼ物思いで終始しています。
目の前でキャラが生き生きと動くシーンがないんですね。また、世界が荒廃した理由も語られていないことはもとより、世界の終わりに際してキャラを動かしていない。そういうパートがないのが、ぱっと目につく構成上の問題だと思います。
もし、キャラが動くことで魅せる作品にするとしたら、2を中途半端で終わらせて、3に三人の感情のもつれからの事件、そこへ世界が終わるような大異変が起こって、三人の事件が予想外の展開を見せる、といった構成が考えられます。物語が展開した結果のオチは、今のをそのまま活かすようにつなげていいと思います。
しかし、です。冒頭からは荒廃した世界を淡々と描けています。この雰囲気を活かす方法も考えられます。荒涼とした世界で、この先も救いがない印象を出す方向ですね。現在の作品の雰囲気は、そういう方向性を持っていますが、もっと強めれば作品が深い印象を残すことができそうです。
1960年代の小説ですが、「百億の昼と千億の夜」(光瀬龍)というのがあります。宇宙全体を世界設定とするスケールの大きいものですが、小エピソードの連続で作られています。テーマを言うとしたら、「宇宙の熱的死に際した人々」です。
(注:宇宙の熱的死とは、予測されている宇宙の終焉の一つ。遠い将来、全ての恒星が燃え尽き、宇宙のどこも絶対零度に近い温度となる。どんな生物も存在しえない世界になって、それが永遠に続くというもの。)
「百億の昼と千億の夜」では、主要キャラが淡々と荒廃していく宇宙を救おうと、星々を巡るのですが、どうしようもないことだけが明らかになっていき、主要キャラもだんだん退場して、最後の一人が静かに歩み去って終わります。どこにも救いがありません。
(小説をコミック化した萩尾望都さんは、あまりに淡々と滅ぶ世界に耐えられなかったのか、1シーンだけ恋愛エピソードを入れている。)
先行きに希望のない世界を描いてみたいとしたらですが、一度「百億の昼と千億の夜」をお読みになってもいいかもしれません(同じ光瀬龍の「たそがれに還る」も将来に対する諦念を暗示していて、参考になりそう)。
御作を拝読した感じでは、文体なども含めてもっと淡々とさせて、希望のような絶望、みたいなものを表現してみてはどうかと思いました。
細かい点だけ少し。キャラの関係性が複雑なせいか、少し分かりにくいものが散見されます。一つだけ挙げてみます。
> (たとえそれが、本物のしずくだとしても。そうしてゆいは現実のしずくを消して、ゾンビとして生まれ変わって、都合良く記憶を改竄して――その時本当にゆいに成り代わったのだろう。その時同時に、そこらへんに転がっている頭部の潰れた『都合の良い死体』に、『いらなくなったゆい』を押し付けたのだ。そういう風に、認識の辻褄を合わせた)
この、かけすの内心台詞で、「その時本当にゆいに成り代わったのだろう」は、しずくがゆいに成り代わったという意味に取られてしまいます。
ゆいがしずくとなってことは、キャラ関係がややこしいだけに、明快に表現したほうがいいでしょう。例えば「その時本当にゆいはしずくとなったのだ」などでしょうか。
長所。良かった点
三人のキャラの関係性の複雑さと意外さ、そこを世界を終わらせておくことによって、三人のキャラだけで完結させているところですね。かなり技巧的、それゆえに工夫されていると感じました。
良かった要素
設定 オリジナリティ
ハート(レス)ブレイクの批評の返信 (No: 6)
投稿者 【本人から削除依頼】 : 0 No: 5の返信
投稿日時:
やっぱり、もう少しだけ書いておきます。オチはゆいの独白で真実を示して終わっているんですが、冒頭の雰囲気を余韻として残してもいいかもしれません。
冒頭をプロローグと考えれば、それに対応するエピローグですね。三人のキャラの真実が分かったところで、冒頭の意味が分かるようなスパイラルの繰り返し構造を用いてはどうかと思います。
冒頭と同じようなことをしてるんだけど、しぐさやちょっとした行動をクローズアップして再現、冒頭のキャラの行動・言動の意味(生前の記憶を断片的に辿っている等)を読者に示すようなやり方です。そういう繰り返し的なイベントは、いろんな作品で用いられて効果をあげています。
ハート(レス)ブレイクの批評の返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
批評ありがとうございます!上から順番に答えていきます。
キャラが生き生きと動くシーンがないことについて。まさにその通りです。なので、生前のしずくの回想シーンを無理やり作りました。
ただこれについては、想定通りなんです。安楽椅子探偵ではないですが、動きの少ないシーンで、日常の中で謎が明らかになっていく。そういう話を書きたかったのです。ブルースクリーンさんの言う、『荒涼とした世界で、この先も救いがない印象を出す方向』ですね。
ただ、続く『先行きに希望のない世界』を描きたいわけではなかったです。世界がどうなっているかとか、この先どうなるかではなく、あくまで登場人物たちの関係性を描きたかったのです……だからジャンルが迷子というか、カテゴリーエラーになるんですよね。
『ゆいに成り代わった』というところは、他の方にも指摘されていますが、誤字です!しかも致命的じゃないですか!いや、作者としても頭がこんがらがってたんですよね。何回も読み直したはずなのに、こういうミスは本当に悲しい。
あとですね、一番嬉しかったのが、オチをちゃんと理解してもらえたところです。ここに少しだけ救いがあるんですよね。分かってもらえて本当に嬉しい。
以上、返信でした。丁寧にありがとうございます!
ハート(レス)ブレイクの批評 (No: 9)
投稿日時:
今ちょっと時間がないので、少しだけ書きます。
まず第一に、これを頭に叩きこんでください。『神は絶対者』でなくてはいけません。『断定』と『仮定』以外の言葉を使ってはいけません。『事実』を書かないのはいいですが、『ウソ』を書くのはいけません。
最初に気になったところを抜粋します。
①もともとの文
――――――――――――――
ここはしずくが通っていた高校で、しかしかつての姿は見る影もない。第一に、校舎のほとんどが倒壊している。壁が崩れているとかガラスが割れているとかいうレベルではなく、その構造自体が修復不可能なほどに壊れている。建物の中に収まっていた教室や設備はむき出しにされ、コンクリートの瓦礫や塊がグラウンドに山を作っている。
そんな惨状が、しかもこの学校の敷地内だけではなく、そのずっと先まで続いているのである――恐らくは市、いや県単位で。
――――――――――――――
↓②書き換え案
―――――――――――
ここは、しずくが通っていた高校だ。しかし、かつての姿は見る影もない。校舎のほとんどは倒壊した。壁が崩れ、ガラスが割れ、現在も散らばっている。それだけではない。校舎は修復不可能な形で壊れていた。建物の中に収まっていた教室や設備はむき出しだった。コンクリートの瓦礫や塊はグラウンドに山を作るほどだ。
しずくは知らぬことであったが、同じような惨状は彼女が考える以上の広範囲にまで続いていた――市町村単位、都道府県単位でだ。
――――――――――――
神視点はできる限り『過去形』で書かないと、登場人物の思考と混同してしまいます。主人公が知りえない情報は神に語らせればいいんです。また、主人公に想像させたいのであれば、こういう書き方にするのも一つです。
③推測の代替案
―――――――
『しずくはこう推測した。学校の惨状を見る限り、被害はこの程度で済んではいないはずだ。ずっと先まで続いていてもおかしくはない。――おそらく、市単位。いや、県単位で続いているかも。』
――――――――
『神視点』=『三人称の地の文』は可能な限り過去形で。現在進行形とかは登場人物やリアルタイムで動いているものに使ってください。神視点では、あいまいな言葉やもったいぶった言葉も避けてください。読者が登場人物と混同してしまいますし、作者の影がチラついて読者がイライラします。神には淡々と話を進める冷静さが求められます。
まとめると……
◆絶対者であるための神視点のコツ◆
――――――――――――
①『断定』と『仮定』の言葉で淡々と。(読者が登場人物と混同する)
②『事実』の偏りはあっていいが『ウソ』を書いてはいけない。(神は伏線を隠すペテン師)
③『現在進行形』『過去進行形』は少なめに。(それは人物やリアルタイム描写の領分)
④『曖昧な言葉』『もったいぶった言葉』は避ける。(神ではなく作者がチラつく)
⑤『推測』を書きたいのなら「~だろう。そうAは推測した」と書く。(神は推測する必要なし)
⑥『仮定』を書きたいのなら「もしこの時、Aが助けに行っていれば、Bは無事だったかもしれない」と可能性を書く。(神のみぞ知る可能性・事実)
――――――――――――
まあ、こんな感じです。神は淡々と、人物の内心等はカッコつけずに書くのがコツです。
では、創作の一助になれば幸いです。また後で時間があれば改めて全体を読んだ感想を書きます。
良かった要素
ストーリー 設定
ハート(レス)ブレイクの批評の返信 (No: 10)
投稿日時:
批評ありがとうございます!
神の視点について、とても勉強になりました! というのも、自分は普段は一人称の話ばかり書いていて、今回は視点が変わる構成上、ちょっと三人称で書いてみようと軽い気持ちで挑戦してみたんですよね。やっぱり、ノリで上手くいくわけはなかった。
そして新しく知ったんですが、同じ三人称視点でも、神の視点=作者の視点ではないのですね。自分は、作者の視点で書いていました。作者の影がちらつくというのは、だから一応想定した通りでした。一般文芸というより、昔の純文学とかで、三人称のくせに作者がやけにフランクに語りかけてくる小説とかあるじゃないですか。『~である』みたいな気取った表現もそこを真似して、今回の作品に多用してみたんですよね。
でも改めて考えてみれば、それは作者が体験したことを、ただ表現的には三人称で構成されている私小説的なものでしたね。もちろん自分はこんなこと体験していないので、神の視点として描くべきでした。
それか、作者というか小説家みたいなキャラクターが、自分の創作に際してこんな話を妄想した……そういう構成なら、フランクな三人称も生きたかもしれませんね。
批評って、こういうところがいいですよね。本当に助かります。あと、時間があったら続きも読んで下さるそうですが、そういうことで、そもそも視点の認識が間違ってるのでおかしな表現はボロボロ出てくると思います(汗)
その一つ一つを指摘させてしまうのは申し訳ないので、もしまた批評してくださるのでしたらなんですが、後は構成上の矛盾とか展開上の違和感についてお願いしたいですね。ここは、作者の自分でも書いてて頭がこんがらがってたので。
以上、返信でした。丁寧にありがとうございます!
ハート(レス)ブレイクの批評の返信の返信 (No: 11)
投稿日時:
追記なんですが、自分の作品を読み直して、いやほんとに無理してるなーと思いました(笑)
秋鳴かけすパートのBとか、これ明らかにズルしてますよね。これもうほぼ一人称じゃないですか。無理やり括弧使って誤魔化してるじゃないですか(笑)
それとやっぱり、自分はもったいぶった言葉使いや感傷的な形容を表現したいと、そこに創作の目的の多くを置いていると分かったので、三人称は向いてないっぽいですね。これからは素直に一人称で書こうと思います。
奈須きのこっていう人、知ってますかね。あの人戦闘シーンとかで、三人称なのにまるでプロレスの解説みたいに情感あふれる表現を多用しているんですけど、あれ神じゃなくて滅茶苦茶作者が語ってますよね(笑)自分は好きなんですけど、一部の人から猛烈に嫌われてるのはそういう理由だったのかなー。
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
ハート(レス)ブレイクの批評の返信の返信の返信 (No: 12)
投稿日時:
別に三人称と一人称はどちらか100%にする必要はありませんよ?
もったいぶった言い方をしたい時だけ、三人称の「しずく」から、主観の一人称「私」とかに変えるだけでいいんです。主観の人物なら現在進行形で風景を見てもいいですし、もったいぶった言い方をしても違和感は少ないです。「私」と「しずく」の段落を分けて、どこから見てるか、言葉遣いを間違えなければ書けます。諦めるのはちょっともったいないですよ。
奈須きのこさんの作品はFate/stay night(ゲーム)ぐらいしかちゃんと読んだことないんですが、別に神が作者の色を持っててもいいと思います。ただ、読者としては曖昧な言い方をしてほしくないんです。「全部知ってんになんで知らないフリするの?」って思わせなければいいんです。「おそらく」なんて言葉は神が自分の存在を、絶対的ではないと否定していることになります。全ての地の文に確信をもって断言しているなら変わった神でもありだと思います。
ハート(レス)ブレイクの批評 (No: 13)
投稿日時:
一応全文読みました。いやー独特な世界観が面白かったです。
少し苦言をていするとすれば、実際に起きた「事実」と語り手の「感情」が長~く引き伸ばすように書いてあって、結局どうなんだ? と、混乱してしまいました。ところどころで、その時点までにわかった「事実」や「推測」をもったいぶらない言葉で、短く簡潔に、地の文で、書いてほしいと思いました。点で強調されても、強調されている点が多すぎてイマイチ頭に入りにくかったです。それでも点で強調したいのなら、地の文でもう一回同じことを別の言い方で書いてください。同じ事実を何度も違う言い方で書くことで、読者は知らないうちに自然に理解することができてしまいます。
◆例:地の文追加◆
――――――――――――――
(だって俺が、ゆいの体をズタズタに裂いたのだから)
ゾンビになる前、俺がナイフでゆいを殺した。
(そしてしずく――恐らくはそのゆいがお前なんだ)
ゾンビになってから、ゆいがしずくを演じているんだ。
(しずくが今解剖している死体、それが本当のしずくなんだ)
ゾンビになることもなく、頭の潰れた死体がしずくなんだ。
――――――――――――――
これだけでもかなり違います。もし今後も『点での強調』や、思わせぶりな言葉を使いたいのであれば、できるだけ直後に、断定の形で書き換えてください。
私個人としては「事実」をはっきり書いた方が、「え? どういうことなの? なんで?」と思って続きが気になります。あいまいだと「ん? どういうことなんだ? 続き読めばわかるのか?」「ん? 続き読んでもよくわからないぞ。結局どういうことなんだ」となってしまいます。読者に読みこませてしまうのは、読みこまないと理解できないのは、私はよくないと思います。
しかし、世界観やキャラクターたちはすごくよかったと思います。人間の汚さ(?)というか心のヤバさを描くような邪道は私は大好物なのでこれからも創作頑張ってください。
長所。良かった点
良かった要素
ストーリー キャラクター 設定 オリジナリティ
ハート(レス)ブレイクの批評の返信 (No: 14)
投稿日時:
再びの批評、ありがとうございます!
事実と推測の書き分けも大事なんですね。勉強になります。ただこれは他の方の感想でも答えているんですが、かけすBではかけすの心情しか登場せず、神の視点は登場せず、結局全部推測でしかないんですよね。なんで、また新しい誤解をしてるかもしれない。自分の普段書いている小説が、一人称の、そういう人間個々人の価値観や狭い視界によってすれ違いが起きてしまう、悲劇が起きてしまうというテイストなので、いつも色んな捉え方や他の可能性を残してしまうんですよね。結局、答えなんてものはなく、それぞれの物の見方があるだけみたいな。
三人称の場合、事実と断定すべきところは断定しきらないと駄目なんですね。ミステリーの、謎解き部分みたいな感じでしょうか。そして神は探偵ではなく全て知っているので、事実でないことを言ってもいいが嘘は駄目で、事実と推測もわけなくてはいけない。
難しいです。ですが、少し挑戦してみたくなりました。なので、また新しく三人称で違う物語を書いてみようと思います。もしお目にかかれることがあり、また興味を持って下さったら、その時は嬉しいですね。
世界観についてはお褒めいただき感謝です。他の方からも、そこは良いと言ってもらえてるんですよね。でもだからこそ、作者の力量の無さで殺してしまっているので、残念というか、悲しい感じです。技術を身につけてから書いてあげたかった。
以上、返信でした。ありがとうございました。
ハート(レス)ブレイクの批評の返信の返信 (No: 15)
投稿日時:
以前にも書きましたが、一つの作品を三人称100%、一人称100%に統一する必要はありません。あれだけはっきりと視点を分けているので、かけすBは、地の文含め、完全にかけすの一人称にしてもいいと思います。心の声と一緒に、かけすが事実だと思うことを「きっと〇〇だ」「〇〇に違いない」と地の文で書けば、読者の頭に入りやすいです。それに、実際の事実と多少違っていたとしてもいいんです。この場合、かけすが勝手に事実だと思っているだけですから。
ちなみに、こういうのもありです。この作品ではかけすの目が見えていません。かけすが想定した事実よりも、現実の方が酷い可能性もあります。長々とかけすの推理が正しいと見せかけておいて、最後の最後でもっと酷い現実を地の文で書いたりすると、よりゾッとすると思います。「かけすは知らなかったが、動いていたのはしずく本人で、しゃべってるのは全部ゆいだった」とか。←書いててよくわからなくなりました。
ハート(レス)ブレイクの批評の返信の返信の返信 (No: 16)
投稿日時:
いま頑張って新しい三人称のやつ書いてます。加えて、今まで書いたことがないファンタジーにも挑戦していて……実験作なんで、今作よりも短い作品にしていますが。
>かけすは知らなかったが、動いていたのはしずく本人で、しゃべってるのは全部ゆいだった
すごく良い! 自分好みでキュンとしちゃいました。
小説投稿先URL
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885194538(別タブが開きます) この小説を批評する!