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あさきゆめみし (No: 1)
スレ主 カイト 投稿日時:
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https://ncode.syosetu.com/n8675gn/
前回ご批評いただいたものを改変しました。お手数ではありますが、目を通していただけるとありがたいです。
・占い師のおばあさんたちには、すっぱりご退場いただきました。
・以前より伏線を入れたつもりですが、効果が出ているかどうか。
・スペースを多めに開けてみましたが、読みやすさはどうでしょうか。
以上の点、気にしています。ご批評いただけると嬉しいです。
あらすじ(プロット)
大学時代の友人の結婚式に参列した主人公は、とある同級生と久しぶりの再会を果たす。主人公と彼は、以前浅からぬ仲で……
目的:趣味で書く
要望:たのもー!(ボコボコにしてください)
この小説を批評する!あさきゆめみしの批評 (No: 2)
投稿日時:
もってぃ です。
実は改定前のものも読んでいたのですが、こちらに投稿しようとアレコレ考えているうちに、自分の作品への(カイトさんのではないですが)コメントに考えさせられてしまって見合せてました。(ごめんなさい)
……そうしたら改訂版になってました。
でも、カイトさんには長文でコメントを頂いていることもあり、長文でコメントをさせて頂こうと思いました。
最初にあれ? と思ったのですが、これはホラーだったのですね。(ごめんなさい)
もってぃ がホラーはあんまり読まない人だということをご了承ください。
どちらかというとホラーはメインではないのかな、との印象で読み始めてました。
その上で、こういうしっとりとした作品は好きです。ホラーというより〝奇譚〟という感じですよね。
さて、もってぃ(以下、〝自分〟) が読んで思ったのは、文章が〝敬体〟───いわゆる〝ですます調〟で書かれていて、自分的には感情移入しにくいなー、というものでした。
初読時の第一印象は〝ナギちゃん〟との間に何か距離を感じてしまう、そういう感じでした。
常体の文体で、もうちょっと等身大の若い女性目線で綴った方が臨場感があるのじゃないかなー、と思ったのですが、コレは読み手の好みですかね。
一読者の好み、ということでちょっとだけ。
改定後、占い師さんが居なくなってしまいましたが、うーん、どうでしょうか?
改定前の版と比べられないので細かなことは言いにくいのですが、プロットの技法としては、いわゆる〝メンター〟であった占い師さんが居なくなることで、〝外部からの示唆〟という形で物語を動かすことが出来なくなってしまったように感じました。
確かに、改定前では占い師さんの登場の仕方が唐突だったようにも思いますが、その存在によって〝ヒロくん〟が自分の想いに歯止めを掛ける、という切なさが描かれていたとも思えるので、この改定は自分的には残念だったように思えます。
この改定によって、ヒロは〝…このまま、一緒にいけたらな〟と自分の想いを口にして、その流れのままに〝だってナギちゃん、放っといたらホームに飛び込みそうやったやん〟となるわけですが、だとするとヒロが現れる前に〝ホームに飛び込みそう〟なナギのシーンがないと繋がりがよろしくないような。
改定後の流れでは、ヒロが全部を納得した上でナギを諭しにやってくる、ということになっていると思うのですが、だとすれば、これによりヒロが〝メンター〟の役割を負うことになって、ちょっとヒロのキャラクターが薄口になってしまったような気がしました。
うん、あまり上手にコメントできていないですね。ちょっともどかしい。
(自分の好みを言ってるだけな気もしますし。。。ごめんなさい)
とは言え、こちらで頂きたコメントを次作に活かすのではなく、反映して改定する姿勢に感銘を受けました。
自分もこの手の物語が好きなこともあり応援したいです。
お互い、頑張りましょう!
長所。良かった点
丁寧な描写で地の文が活かされている。
良かった要素
ストーリー 設定 文章
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
あさきゆめみしの批評の返信 (No: 3)
投稿日時:
もってぃさん、ご批評いただきありがとうございます。
そうなんです。これ、ホラーのカテゴリで書いてるんです。初出が怖い話の投稿サイトでしたし、一応、幽霊も出てきますし(笑 でも、書いた本人も「世にも奇妙な〜」にあるような話を意識して書いたので、「奇譚」とした方がしっくりきますね。
敬体で用いた理由は、まずこの話を「語り」として表現したかったというのが一つ。それから、主人公は学生時代から時を隔てて大人になってしまった、ということを表現したかったのか一つです。でも確かに、ですます調だと現在進行形の話、という感じは薄れてしまいますね。そこが、読んだ方が感情移入しにくい原因になっているのかもしれません。
占い師をすっぱり退場させたのは、自分の中でもかなり悩んだ結果です。やはり、「うーん」という感じですか。
あの占い師は「古くから駅で商売しており、電車に飛び込みそうな顔の客に声をかける」という設定があるのですが、今回の話は飽くまで「ナギ」の視点で進む物語なので、その設定を入れるところが思いつかなかったんですよね。学生時代にそんな噂を聞いていた、という形で入れ込む案も考えましたが、それよりは登場させずに、本人たちの力で問題を解決させた方がスムーズかなと思ってしまいました。
もう少し字数を増やして、学生時代の話も織り込むと自然になったかもしれませんね。
それから、改定後の話でヒロの立ち位置が揺らいでしまったことは、反省点です。改めて読み返すと自分でも、彼が結局何がしたかったのかが曖昧になっていると感じました。「電車に飛び込みそうだった」ナギについても、もうちょっと伏線を張るべきでしたね。ご指摘ありがとうございます。
この「あさきゆめみし」は、自分の中でかなり気に入っている作品なので、いろいろこねくり回してより良くしたいという気持ちが強いんです。今回頂いたご意見をもとに、また弄ってみようと思います。
「風の舞う地」も、新たな展開を見せてきましたね。続きが気になります。また、もってぃさんのページの方にお邪魔させていただきます。
あさきゆめみしの批評 (No: 4)
投稿日時:
カイトさん
楽しく読ませていただきました!とても読みやすい文章でした!
「ボコボコにしてください」とのことで、(自分のことは棚に上げて)かなり細かく批評致します。
全体的な印象ですが、「小説と言うより体験談」と感じました。
登場人物の心の成長があったり、作品のテーマがあったり、作者の「意図」があるのが小説だと僕は思っています。(個人的な意見です)
ですが、登場人物の心がどう変わっていったのか、そしてカイトさんが作品を通して何を言いたかったのかをうまくつかみ取れませんでした。
ですので、小説ではなく素敵な体験談、と言う印象となりました。
まずは、ナギちゃんの心理描写についてです。
冒頭で、
>華燭の典がお開きになると、私は現実に引き戻されました。
>後ろ髪を引かれながらも帰るしかありませんでした。
とあるので、ナギちゃんが今の生活に不満や悩みを持っているということが示唆されます。
なのですが、中盤、ナギちゃんは「自分は幸せ」とヒロくんにはっきり言ってしまっています。
あれ?悩んでるんじゃなかったの?と僕は思ってしまいました。
さらに後半で、
>>「だってナギちゃん、放っといたらホームに飛び込みそうやったやん」
と言うヒロくんの言葉があります。
やっぱりナギちゃんには深い悩みがあったのか!とどんでん返しを食らう訳です。
「ヒロくんに会うために自殺する」ことを表現したかったのかとも考えたのですが、すでに今、ヒロくんと会っているんですよね。
そう考えると、この線は薄いです。
この時点で、ナギちゃんの心境を見失ってしまいました。
また、自殺を考えるほどの悩み、それは何なんだろう、と言うのも気になりますが、最後まで読んでも、ナギちゃんの悩みは分からずじまいでした。
結局、悩みがあったのかなかったのか。ナギちゃんの心境の変化をとらえるのが難しかったです。
ラストの表現も、読者を混乱させかねないかな、と思いました。
>胸ポケットを空にして微笑む彼の写真に、私は小さく突っ込み、笑いながら涙をぬぐいました。
ヒロくんのハンカチが無くなっていることを表現したかったのは分かるんですが、この描写でカイトさんが何を言わんとしているのかが少しボケていると感じました。
「涙をぬぐいました」と言う描写があるので、ヒロくんのことを引きずっているようにも思えます。
でも、ナギちゃんは今幸せなんですよね。話の流れからは「吹っ切れた」と受け止めた方が自然です。
「吹っ切れた」のか「引きずっている」のか、少し中途半端な表現に思えました。
「吹っ切れた」と言いたいのであれば、笑顔だけで泣かないほうがいいでしょうし、
「引きずっている」と言いたいのであれば、ナギちゃんが「青いハンカチ」で涙をぬぐっていると明示した方がいいと思いました。(今の表現ですと、最後の一文で青いハンカチは登場していないです。)
ヒロくんの心理も同様に、追いかけるのが難しいです。
>>「…このまま、一緒にいけたらな」
と言って、序盤はナギちゃんを道連れにすることを仄めかしているわけです。
でも、そのあとすぐに、ナギちゃんの手を引っ張って、電車に飛び乗ります。
後で「だってナギちゃん、放っといたらホームに飛び込みそうやったやん」と言っていたことから、ナギちゃんを助けようとしたのが分かるんですが、道連れにする心境と矛盾を感じます。
この時点では、ナギちゃんから「今幸せ」宣言は出ていないはずです。
なぜ急にヒロくんが心変わりしたのかを読み取れませんでした。
総じて、物語を通してカイトさんが何をどう描写しようとしたのかが少しボケてしまっているように感じてしまいました。
・結局、「ナギちゃんが死んだヒロくんのことを吹っ切れた」というストーリーだったのか、そうじゃなかったのか
・ナギちゃんの心境の変化をどう描きたかったのか
・ヒロくんの心境の変化をどう描きたかったのか
申し訳ありませんが、僕には読み取れませんでした。
ですので、素敵な出来事を描いた「体験談」という印象になってしまいました。
他のカイトさんのご質問にお答えします。
・以前より伏線を入れたつもりですが、効果が出ているかどうか。
上述したように、読者を混乱させてしまう伏線が多かったように感じます。
・スペースを多めに開けてみましたが、読みやすさはどうでしょうか
お話はとても読みやすかったです。スペースもちょうどいいと感じました。
長所。良かった点
お話は素敵で、読みやすかったです。
良かった要素
文章
あさきゆめみしの批評の返信 (No: 5)
投稿日時:
武井トシヒサさん
読んでいただき、ご批評もありがとうございます。
伏線で読者の方を混乱させてはいけませんよね。もっと練り直す必要があったと反省しています。
ですが、披露宴が終わってナギが「現実に引き戻された」「後ろ髪を引かれながら」という心境になるのは、別に彼女が現状に不満を持っている伏線などでは全然なく、ごく当たり前の(ディズニーランドから帰るのを嘆くのと同じような)感情のつもりで書きました。既婚子持ちの女性が学生時代の仲間再開して楽しい時間を過ごせば、そういう感情になるのは当たり前かと思ったのですが、どうでしょう? その辺で、性別や年代別の齟齬があのかもしれませんね。
それから、ヒロの心理がよくわからなくなってしまったのはご指摘の通りです。読み返して自分でも「あんた何しに出てきたん?」と思いました。実は、「ヒロ(の幽霊)はナギによる妄想の産物で、ナギは自身で自分を癒した」というストーリーも考えていたので、その影響もあるかと思います。
ナギの心理についてはですね… 批評に反論するわけではないのですが、「ヒロのことを引きずっているのか、吹っ切れたのかわからない」ままで通したいと自分では思っています。
人の心ですから、何かのきっかけできっぱり思いきれるものではないと思うからです。よく「揺れる女心」といいますが、その言葉通り、泣きながら笑ってかつての恋人の姿を見つめるラストが自分では気に入っています。
ではなんのための今回の出来事か、という話になるのですが、自分の中では「ふとしたきっかけで発作的に後を追おうとする危うい恋心から解放される」ための物語だと思っています。
でも、それを十分に表現できていないということですよね。まだまだ精進したいと思います。
ご批評ありがとうございました。今、貴作を読ませていただいているところですが、次はどうなる⁈と気になってページを開いています。また全部読み終わりましたら、お邪魔しますね。
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あさきゆめみしの批評 (No: 6)
投稿日時:
こんにちは、サイドです。
作品、読ませていただきました。
個人的には読んでいて、静かで、切ない気持ちになれる作品だったと思います。
ナギの語りが一人称でありながら、「~~いました」などの柔らかな表現であったことに大人っぽさがあり、家庭を持ち、きちんと生活をしている一人の人間という雰囲気がありました。
もちろん、ヒロとの会話などもあり、完全に自立しているというワケでもなく、後悔とまでは言わなくとも、言葉にできない淋しさ、孤独を持っている人物であるとも思います。
ただ、そこに関しては、大人になれば誰もが持つ、すれ違った人、通り過ぎた人へ対する寂寥感、悪い意味ではない諦観という表現であると感じています。
これを、ヒロとの会話を経て、彼との思い出といい意味での「さよなら」をする物語と取るのなら、最後にヒロが笑顔でいることは、後腐れのない「さよなら」であったと言えるのではないでしょうか。
個人的には、ヒロは最初から、ナギをここではないどこかへ連れて行くつもりはなかったし、ナギもまた、彼にすがってここからいなくなろうと考えていたとは思いません。
何と言うか、僕もそこそこに大人の年齢なので、叶わないと分かっている願いでも、ちょっとした悪戯心を滲ませて口にすることはあります。
御作では、地の文からも、それがシニカルではないと感じさせますし、ナギもヒロもお互いが本心から、口にしているとは思っていないんじゃないでしょうか。
そう言う意味では、付き合いがあった分、理解があるというか何と言うか。
ヒロという存在がどこからきて、どこへ帰って行ったのかは、ロマンですね。
単純に、ナギの願望が生んだ妄想とも言えるし、思い出を引きずっている彼女に「そのくらいで、一区切りしてもいいんじゃないか?」とヒロが顔を出しに来たとも言える。
ただ、物語として作者様が大切とされているのは、ナギが前を向く事と僕は取っているので、どちらを取るかはそれほど重要ではないのでしょう。
長所。良かった点
欲を言えば、占い師のおばあさんがいたという前作を読んでみたかったですね。
どう変えたのが気になるところです。
伏線に関しては、ここがこうだった! というほど尖った点はありませんでした。
ただ、引きがないという意味ではなく、読むうえでストレスにならなかったということなので、こういう形が正解なように思います。
そういう意味では、読みさすさも快適でした。
僕自身が、日常系というか、そういう感じの作品が好きなタイプなので、いい作品だったと思います。
執筆、お疲れ様でした!
良かった要素
ストーリー
あさきゆめみしの批評の返信 (No: 7)
投稿日時:
サイドさま
初めまして。読んでいただきご批評もありがとうございます。
サイドさんの批評を拝見し、「そうそう、そういうことが言いたかった!」という気持ちです。作品、というか自分の言いたかったことを端的に言い表していただき、こんなに嬉しいことはありません。
作品は他者の目に触れた時点で、作者の意図するものとはまた別のものに(多かれ少なかれ)なるものだと思っていますので、ここまでドンピシャで伝わるのは珍しいのではないかと思います。感性が近いのかもしれません。
「ボコボコにしてください!」なのに、お褒めの言葉ばかりで、おまけに改定前のものまで興味を持っていただき恐縮です。
https://ncode.syosetu.com/n5987gp/
にて公開しております。もしよろしければ、お暇つぶしに使ってください。
そしてまた、作品を読んでいただけるよう精進したいと思います。よろしくお願いします。
あさきゆめみしの批評 (No: 8)
投稿日時:
カイト様、「あさきゆめみし」拝読させていただきました。
本作は叙述ミステリー風味の、ホラーというよりも泣ける話系の作品であると十二田は感じました。
作品のボリュームも相まって、星新一のSSのような読後感がありましたね。
短編としての完成度は高いと思われますが、内容が結婚済みの女性とその学生時代の恋人という設定上、人を選ぶ――いわゆるラノベを読む層には、受けないだろうなというのが正直なところです。
なおカイト様が気にされていた二点ですが、十二田は以前の物を知らないので何とも言えません。申し訳ない。
ただスペースの入れ方に関しては、これで問題ないと思います。読みやすかったです。
長所。良かった点
最後の台詞、「飛んでいくから、って、文字どおりだったのね」にセンスを感じました。
ウィットと侘しさが込められた、とても良い台詞だと思います。
良かった要素
文章
あさきゆめみしの批評の返信 (No: 9)
投稿日時:
十二田さん、読んでいただきありがとうございます。ちょっと前の作品なのに、気を使っていただいてすみません。遅筆なもので、新しい作品をあげられないんですよね。
星新一のような、とは過分な褒め言葉です。とっても嬉しい!
ですが確かに、ラノベを好む年代向けではないでしょうね。その証拠に、「小説家になろう」では評価どころかほぼ読まれてさえおりません。
ですので、こうやって十二田さんに読んでいただけて、とてもありがたいです。
現在推敲中でしょうか? 頑張ってくださいね。
また作品読ませていただくのを楽しみにしています。
あさきゆめみしの批評 (No: 10)
投稿日時:
こんにちは。拝読しました。
ふと思ったのですが、結婚して子供がいて今が幸せなのに、なぜ、自殺したいくらい落ち込んでいたのか? 葬式には出ていたとあるので、引きずるとしてもそこではないのだろうか? と。
彼もなぜこんな祝いの日に現れたのか? 主人公が飛び込みそうで心配だったから?
とすると、やっぱり彼女はなぜそんなにも落ち込んでいたのかが分かりません。
葬式の日と結婚式が近かったのだろうか? と考えたり。
また、一緒に行けたらよかったのに、と彼は言っていますが、奥さんより主人公を選んだ意味が分かりません。一見良いお話に見えますが、私には二人とも不誠実に見えます。
幸せな家庭を捨ててでも彼を追うかもしれなかった主人公。気に掛ける相手が奥さんではなく元カノな彼。
それと伏線がどこにあるのか、ちょっと分からなかったかも。
お話の骨格がやや私には合わなかったかもしれません。でも、好評みたいですので、私が異端なのかもしれません。
長所。良かった点
前のを見ていないのですが、占い師は出さない方がよかったと思います。この構成で占い師が出てきたら、それこそ良くあるパターンに陥っていたと思います。
空行は読みやすかったです。こう言う方面(携帯小説と言うか、PCで読むことを前提とした小説?)を目指した小説なんだな、と分かります。
良かった要素
文章
あさきゆめみしの批評の返信 (No: 11)
投稿日時:
神崎さん、はじめまして。拙作を読んでいただきありがとうございます。
そうですね。この話、ヒロの妻やナギの夫からしたら、不誠実で「冗談じゃない」な話なんですよね。
創作物は、作者の手を離れて誰かの目に触れた瞬間から、その方の解釈によってその方の中に積もるものだと思っています。ですので、神崎さんが「不誠実」と感じたことを自分が「間違っている」とは言えませんし、それが異端とも思いません。
ただ、この物語は「かつての恋人との邂逅」を軸に書いているので、不誠実と言われようとそこを動かすことはできないかな。すみません。
神崎さんの解釈は間違ってはいないとは思いますが、「こういう意図で書いた」ことは説明させてください。
「今が幸せなのに、なぜ自殺するほど落ち込んでいるのかわからない」とのことですが、これは自分の表現力の低さのせいでしょう。
「常に自殺が頭にちらついている」わけではなく、「今は幸せだけど、ふとしたきっかけでヒロの後を発作的に追ってしまいそうな危うさがある」女性の心境、といえばご理解いただけるでしょうか。今回の話は、その危うい恋心(執着といってもいいですね)に終止符を打つ物語のつもりで書きました。
「ヒロがなぜ妻ではなく元カノの所に出てきたのか」については、正直まったく考えていませんでしたし、そのような指摘をされること自体寝耳に水な気持ちです。やはり、他人に読んでいただけるのは面白いですね。
理由は、この話はナギのための物語なので、という所でしょうか。元々、「ヒロの幽霊はナギの妄想の産物で、彼女は自分自身で傷を癒していった」という案もありまして、ヒロの奥さんのことはまったく頭にありませんでした。
不誠実ではありますが、死んだ後のことまで口出しをするのは無粋かな、と。
伏線は、もっと勉強しますね。ありがとうございます。
うーん、うまくお答えできているかどうか自信がありませんが、こんな所です。
読んでいただきありがとうございました。
あさきゆめみしの批評 (No: 12)
投稿日時:
えーと、私は改稿前の方を知りませんので、こちらだけで。
読んでいて、アレ? と思った部分は、ヒロが死んでるという事実を出した部分だけですね。私が読み落しているだけかもしれませんが、若干唐突にも感じます。
もう少し先に匂わせが欲しかったかな、と。
長所。良かった点
全体として、何か暖かい気持ちになる、楽しい作品でした。面白かったです
良かった要素
ストーリー
あさきゆめみしの批評の返信 (No: 13)
投稿日時:
silicaさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
まずはお詫びを。
こちらのサイトの様式でコメントを残した人の最新作がスレの一番上に上がるというのがあって、今回はそのために自分の一年も前の作品が目立ってしまいました。なんだかアピールしたみたいで恥ずかしく思っています。
ですが、作品が目立つのとそれを読むかどうかはまた別問題だとも思っていますので、今回siricaさんが拙作に目を留めて、かつ時間を割いてコメントをくださったことは素直に嬉しいです。ありがとうございます。
さて、ご指摘についてですが。
「ヒロが実は死んでいた」ことが唐突に感じられた、とのことですが、自分としてはそこに驚きを感じていただくことを一つの目的としていたため、そのシーンに至るまでに「死んでいた」ことがバレなかったというのは、ある意味嬉しい感想です。
ですが、読後感に「唐突」が挙げられたということは、やはり展開に「納得」できない部分があったのだと思います。ここは腕の磨きどころですね。
ちなみに、匂わせというか伏線としては
・「卒業して、もう十二年? 最後に会ったのはいつだっけ?」
「ほら、俺の……」
「やだ、ヒロくんの結婚式には呼んでくれなかったじゃない」
→本当は「俺の葬式」である、ということ。
・私は慌てて切符を通しましたが、手ぶらな彼を機械は素通りさせてしまいました。
→幽霊なので警報鳴らない。
・私たちの向かいに座っていた乗客がこちらにチラリと視線をやりながら〜〜
→周囲から見ると二人の会話は凪の独り言。気味悪く思われている。
という感じで置いています。どこまで匂わせるか、ここは加減の難しいところですね。
拙作を読んで「あたたかい」気持ちになっていただけたとのこと、大変嬉しいです。
ありがとうございました。
あさきゆめみしの批評 (No: 14)
投稿日時:
普通の、過去を懐かしみながら妻帯者が危険な道へ行く、と思いきや、「俺の葬式だよね」上手い小説はムードを思いきり変えてしまう一行の使いこなしが上手いと思います。
異世界転生の話でも「そう、俺はもう死んでいたのだ」と後に持ってきて一気にショッキングな事実に引き込みそのまま作品世界に浸からせる作品は多いと思います。
良かった要素
ストーリー
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