ノベル道場/小説の批評をし合おう!

ポゴさんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:青春女の自転車部(仮)の批評

 ……流石にボロクソに書きすぎたので、もう少し具体的な改善点を挙げます。

 まず何が足りていないか。それは【5W1H】です。語るまでもありませんが、【いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように】です。これを必要以上に欠くと、訳が分からなくなります。

 文章を他人に見せる以上、書いた人間だけが分かっていては駄目なのです。読んだ人間が分からなければいけないのです。

 全体的に、誰の視点で、視点者がどこにいるのか分かりません。それらを書かなくていいのは、今思いつく限りでは、以下の5つの理由だけだと思います。

1.視点者、状況が継続している場合
2.3人称神視点
3.叙述トリックを使う場合
4.視点者や状況が文脈上分かり切っている場合
5.場面変更前までに判明する場合

 特に4を成立させる場合には、事前情報、もしくは副次情報が必須です。

 ほたるは、新田理夢に、先行逃げ切りを間近で見せつけられた。

 どこででしょうか。周囲一帯の場面変更前までの文に、場所を確定させる情報がありません。控室のテレビの前でしょうか。入場ゲートでしょうか。

 ある程度は想像で補えます。ですが候補が多すぎるのです。必要な情報が足りないせいで、場面のイメージが湧きません。

 更に段落(空行)の位置が滅茶滅茶です。必要な部分になくて、不要な部分にあります。

そのままゴールを向かえた。
ほたるは、新田理夢に、先行逃げ切りを間近で見せつけられた。

 本来はこの1行目と2行目の間に、段落分けか空行が入るべきです。何故か。レースの場面から、ほたるへ個人と視点が移ったからです。仮にレースをほたる視点で見ていた場合、それを描写する文章が必須です。ありませんでしたが。逆に、

 順当に500mTTが速い人が決勝に進んでいる。

 ほたるは、負けられないと思うがレースの作戦が浮かばない。

 こっちに空行は不要です。3人称単一視点による、ほたるの主観が継続しているからです。そして、

 無心で走るしかないと、はらをきめる。
 私は、①番のキャップをヘルメットに、被せた。
 5人横に並び、先頭誘導員を待つ。

 これに関しては空行挿入をすべきですが、3パターン存在します。一つは1行目と2行目がセットの場合。これは2行目と3行目の間に場面変更がある場合です。

 もう一つは2行目と3行目がセットの場合です。すると1行目と2行目の間に空行を入れ、場面変更があったことを示唆しなければなりません。

 もっとも、空行を入れても情報不足の為、判別はできませんが。それでも少しだけはマシになります。

 仮に明確にするのなら、場面変更、時制変更の描写を追加すべきです。例えばレースに呼ばれ、控室を出て~とか。係員に案内され、所定の場所に着いて~とか。

 最後はこの3行すべてがセットの場合です。この場合、その前の文章でほたるの場所と状況が確定していて、なおかつ継続している必要があります。そのような文章は見当たりませんでしたが。

 正直これ以上あなたの文章を考察していると発狂しそうなので、総括します。

 余りにも文章が独善的です。読む人間の事を全く考えていないと言えばいいでしょうか。場面変更、視点変更、5W1H、段落の入れ方、文章の情報量。何もかもが滅茶苦茶です。

 読んでる側として、文章からあなたが思い描いている内容を想像することは、困難極まります。暗号解読並みです。

 様々な執筆者が視点や人称、描写や情報量に気を遣うのは、文章を介して読者と思っていることを共有するためです。人に自分のイメージを文章だけで伝えるというのは、それほどの難行なのです。なので「こう補完してくれるだろう」という部分が多いのは、作者の甘えです。

 三度同じことを繰り返しますが、他人が読んで分かる文章にするよう努力しましょう。それができて初めて、内容が評価されます。

上記の回答(青春女の自転車部(仮)の批評の返信)

スレ主 ポゴ : 0 投稿日時:

こんばんは。
たくさんの批判ありがとうございます。言われたとこだけ直して、きりのいいとこまで書いたら1話から書き直していきます。
小中の国語の教科書の作品も見て勉強します。これからも御指導お願いします。

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https://ncode.syosetu.com/n8184eu/8/

目的:プロになりたい!

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 青春女の自転車部(仮)

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元記事:青春女の自転車部(仮)の批評

うん……頑張ってらっしゃいますねー。
以前「文体変えたほうがいいんでない?」と言ってみたものの、あの超短文をいきなり長くすることは急には無理だろうと思っていたんですが。少しずつでいいと思いますよ。

相変わらず、ケイリンに関する知識の深さと下ネタをするっと入れ込めるセンスはすごいと思いますよ。あと、前回言い忘れていたけど「ほたるが強いから潰される」シチュエーションはきっとあるんだろうなと思っていていたので、主人公らしさが出ていてよかったと思います。

気になるのは、終わりはどのへんかなってところ。今出てるライバル選手に勝てて終わりになりそうかな。終わりが近そうなら書き上げてから総見直しもいいんじゃないかと思っている。

幸い、スポ根ものは構成に関わるような致命的な視点ぶれを起こしにくいジャンルだから。今けっこう日本語が危なっかしくてもなんとかなると思う。
以前他の方から出ていた「章タイトルがあるのに分割されてないの何で?分割したほうがいいんじゃない」とか、個人的にはマリア先生の鬱ネタオチはここだけ視点が変わることになるのでこれを末尾に持ってくるようにしたほうがいいんでないのとか、いろいろあるけど。

正直に言うと、試合が何回もあるようだとちょっとダレそうな気がしている……

上記の回答(青春女の自転車部(仮)の批評の返信)

スレ主 ポゴ : 0 投稿日時:

こんばんは。
1年生が終わりになったら、最初から手直ししていきます。
また次の書けたらよろしくお願いします。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 青春女の自転車部(仮)

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元記事:お嬢様の正体を暴け!

楽しんで読んで頂けたでしょうか?
そうであれば、何が良かったでしょうか?
そうでなければ、改善点は何でしょうか?
よろしくお願いします。

上記の回答(お嬢様の正体を暴け!の批評)

投稿者 ポゴ : 0 投稿日時:

こんばんは。
素人ですが読ませて頂きました。
流れがあって読みやすかったです。凄く勉強になりました。

良かった要素

ストーリー キャラクター 文章

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元記事:青春女の自転車部(仮)の批評

毎回コメントするのが私でスマンとしか……
とりあえず、無茶言って申し訳なかった、お疲れさまです。
最初のほうに笑いがないとか嘘でしょう、別に主人公でなくてもマリア先生にお任せでいいんですってば。主人公はツッコミ待機しててくださいよ。

逆にこれ以上描写を増やしすぎて内容が薄まるのも問題だと思ってるから。
そのための文字数カウントだったんだけど。現状が必ずしもいいとは限らないので。
最短のヤマとオチに必要な容量をおさえておくのも大事ですよ。

今後の展開に関してですが、三年生だと受験の話になっていくわけだから、最後の試合がいつかとそこでどういう結末になるかとか、それまでに何回試合があるか、そしてその間にどんなイベントが入るかってことになるわけですよね。

私だとイベントタイムテーブルを作って試合イベントと日常イベントの配分を考えながら進行するんだけど、正直二年生のネタが残っているか疑問に思うくらい、濃い一年間でしたね。日常イベント頑張って捻出してくださいとしか。そこは新入部員に期待しようか? 下ネタ補強のために、マリア先生の相方が務まるくらい濃いめのキャラがいいかな?

逆に試合イベントの時の懸念は、この時は特に動きの描写が重要になるため、一時的にロボット物アニメみたいな小説とは非常に相性の悪いシーンってことになる。動きよりも駆け引きとかの心理描写が大事になってくるので、気合を入れ過ぎて長くなりすぎないように注意したほうがいいかなと思っている。

スラムダンクみたいに一年生の期間しか描かなかった作品もあるわけだからね。(チームものって三年生の先輩が卒業しちゃうとキャラに思い入れのある読者が離れちゃうので、あれはあれで賢明な選択だったように思う)
個人的にはライバルの女の子に勝てるまで、を描いて、その後は進路の話で締めくくって終わりでもいいんじゃないかという気すらしている。そういった流れをイメージしてみてください。

あと、キーワードに「下ネタ注意」を入れておくのをお勧めします。いい意味で客引きになると思うので。

上記の回答(青春女の自転車部(仮)の批評の返信)

スレ主 ポゴ : 0 投稿日時:

こんばんは、毎回アドバイスありがとうございます。 ネタはなんとかひねりだしてがんばります。あと主人公の名前を今から変えたりするのは有りなのでしょうか?

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目的:プロになりたい!

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元記事:青春女の自転車部(仮)の批評

2019/03/21「ぷらさげた人参」から「インターハイ1」まで読みました。
長所といえば、日常と非日常(インターハイ)の両輪で物語が進んでいます。例えば今回書くことが玲夢のお見舞いなら、お見舞いのくだりが細かいところまで拾いながら書かれていて丁寧な印象を受けます。そして読んでいると、きっと真面目な作者様なんだろうなと思えたことについては良かったです。

短所を一言でいうなら設計ミスです。
下ネタがまったく面白くない。ノリがおっさんです。マリアが35歳女性なのを考慮しても発想がおっさんで、女性はあんな興奮の仕方はしないと思います。若い中高生読者からすると、マリアの下ネタが下品で周囲の反応も毎回同じでついていけない。年齢が上の20代後半の読者で大丈夫な人でも、そもそも違うジャンルの小説を読んでいるはず。
では主人公と同性の女性読者といえば、下ネタというか、精神年齢が低すぎて現実離れしすぎていて萎えてしまう。
ただでさえ女性主人公は男性読者から敬遠されがちなところに、どの層に向けて書かれたのか分からない下ネタのせいで、さらに読者数が少なくなってしまっていて……。
たしかに、マリアは顧問なのに一緒に練習して下ネタも言う。
この発想は面白くて良かったのですが、上下関係、威厳も何もないのでこれでは誰が顧問なのか分からない。そうなると先生とは何だったのか、部活とは何だったのか、自転車競技とは何だったのか。物語の前提が次々と崩れてしまうことになり、最終的には何が起きても後出しじゃんけんで辻褄合わせだけしていればいい、と思うのが読者で。
それを察して読者は冷めます。

もう一つ設計ミスがあります。
インターハイですぐに順位結果が書かれている。
主人公がレースでどのように活躍して、周りのライバル達との駆け引きとか。一番詳しく書いていないといけないところがありません。書いているつもりかもしれませんが、熱量も内容も全然足りていません。
読んでいるとまるでフワッと風が吹いて一瞬空を見上げて、「あ、今からインターハイレースが始まるわ」と文章を思い出した時には、順位結果だけが文面に張り出されてレースが終わっている。……これで一体どこを楽しめというのか。
この物語はレースが書きたかったのではないのか、何がしたかったのか分からなくなります。

目的:趣味で書くとあるので、特別に先回りしながら読者が何をしているか考えながら書く必要もないと思うのですが。
例えば漫画弱虫ペダルは何十巻かけてインターハイやってるんだと思えるくらい、インターハイばかり書かれています。それは結局インターハイが物語の頂点で一番面白いからです。
だったら自分の小説はインターハイで、”主人公の活躍”が、あまりに簡単に終わりすぎていないかとか、弱虫ペダル以外の漫画小説ゲームアニメを見ても、そこはご自身で気付かないといけない点だと思います。
マリアの下ネタにしても、これが具体的にどこに向けて需要がありそうかなど、やっぱりせっかくこれだけたくさん文章を書いてそれを人に読んでもらおうと思うのであれば、考える時間はあったのではないかと思います。
もちろん小説を書くのは自由なので、趣味で書いてて楽しいんだ、読みたい人だけ読んでくれればいいでも全然いいので、私がどうこういう筋合いではありません。それならそれでOKで、干渉するつもりはありません。

もし今のこの物語が異世界もので、例えば世界を救わない魔王を倒さない、ただゆるゆると日々のクエストをこなしながら生活していく、冒険者の日常について書かれたものであればマリアの下ネタも受け入れやすく、戦闘も結果だけ書かれていても問題ないはず。設計ミスの改善案としては、ピースとしては上手くはまっていたのかなと。
私がこのような小説を読んでみたいので新しく書き始めてみては、などといった意味ではないのであしからず。もし私だったらゆるゆる日常にはめようとしたかなと、やっぱり部活ものはそれなりのリアリティが求められると思います。

応援していますo(^o^)o

上記の回答(青春女の自転車部(仮)の批評の返信)

スレ主 ポゴ : 0 投稿日時:

こんばんは
読んでくださってありがとうございます。
なろうに張り付けていますが誰も感想や指摘されないのでとてもありがたいです。
下ネタがおっさんそのものだと指摘されましたが 若い子の下ネタはどんな感じなのでしょうか。あと前のときに指摘されたのは試合は長いと読んでる方が嫌になるようなことを言われました。コメディとして書いてるので試合は決勝戦以外はしょらせて書いてました。あとどの読者層に向けて書いてるのか。何も考えてませんでした。
3年間+競輪学校に入るまでは書きたいので、ご指導よろしくお願いいたします。

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目的:趣味で書く

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元記事:黒王と聖王の戒律

宗教をモチーフに異世界転生と絡ませてみた、初の試みの作品です。
長所や読みやすさなどを教えてほしいです。

上記の回答(黒王と聖王の戒律の批評)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

 善悪二元論ということはゾロアスター教の世界観がベースですね。
『020 秘められたものと嫉妬』まで読ませていただきました。
 長所を教えて欲しいとのことなので褒め褒めビームを放ちます(笑)。
 
 ゾロアスター教という日本人にはあまり馴染みが無い世界観に加え、主人公を悪の側に配置するところがよくある異世界転生・転移ものと一線を画してます。舞台もナーロッパでは無く中東っぽいところがいいですね。
 さらに戒律だの不義者だの作者独自のオリジナリティーも加えられています。
 異世界に来たのにチート能力も与えられず、底辺から這い上がる成長物語と思われるところも好きです。
 文章も問題なくすらすら読め、一人称視点にしたことで主人公の内面がよく書けていると思います。
 最初にキャラクターのデフォルメイラストが載ってて、つかみもばっちりでしょう。絵も描けるのは強力な武器です。
 以上、自分の所感でした。
 
 最後にやんわりと気になるところを。
 目新しいところはいいのですが、ウケるかどうかは分からないですね。テンプレ王道は強いですから。その辺は作者さんの力量にもかかってくるでしょう。
 あと、誤字がポツポツ見られます。誤字があるとそこで読んでいるリズムが狂わされるんですよね。明らかにおかしいのは誤字報告機能で指摘しておきましたが、何と書きたかったのかよく分からず、新しい表現か? とも思えるところはスルーしました。それと僕が『ぼく』や『俺』になっているところがあります。
 

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: 黒王と聖王の戒律

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元記事:時計

1300字の短編です。
まだ小説を書き始めて日が浅いせいか、うまく書けているのか不安なので、皆さんに批評をお願いしたいです。

⑴文章力
⑵ストーリー
⑶メッセージが伝わるかどうか

プロを目指していますので、厳しく批評して頂けると幸いです。よろしくお願いします!

上記の回答(時計の批評)

投稿者 ドラコン : 0 投稿日時:

 ドラコンと申します。拝読したので感想を申し上げます。

 申し訳ないのですが、「よく分からない」。1300字と短いこともあり、これが貴作の第一印象です。もう少し話が広がっていれば、との感じがします。

 また、スマホの時計の表示が30分遅れているが、アナログ時計は正常、のと話なのに、以下のように、スマホの時計か、アナログ時計かの別が付きづらい箇所がありました。

 >「あれ? あんた早いわね。まだ8:30よ?」

 >「そう? 五分前ならニアピンじゃない?」
 >「ん? 五分前? 今8:40分だよ」

 >彼女は腕時計を確認すると、怪訝な顔をして彼を見つめ返した。

 >「いやいや、今8:55分だよ」
 >「なんだ。私の時計がズレてたのか」
 
 解決策は、一試案ですが、私でしたら次のようにします。
 
 1、スマホの時計は「8:30」、アナログ時計は「八時三〇分」との表記する(トリックを明らかにしてしまうのが欠点)。
 
 2、「彼女」の一人称を「わたし」とする。「彼」の一人称が「俺」だったとはいえ、漢字で「私」とあっては、男女の別が付きづらい。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 時計

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元記事:架空だけど架空じゃない君に恋をする

序盤の批評をお願いしたいです。

問題だと感じているところは、
・出だしからして何がしたい話なのか伝わらない気がする。魅力がない。
・立ち上がりが遅い。事件らしい事件が起きるのが五話目でようやく。

作者の思い(狙い)としては、
・話の目的→主人公の感情が幼なじみからヒロインに移り変わるさまを描きたい。
・事件を起こしたところ(戦闘シーン)から始めたりすると、バトルもののネットゲームものだと誤読されてしまいそう。描きたいのは主人公たちの関係性であって、バトルはただの過程…という気持ち。

以前創作掲示板にて、同じ話を相談させていただいたこともあるのですが、主人公が消極的なこともあり、どうしても書き出しに魅力がなくて、このまま書き進めてもいいものかと踏みとどまってしまっています。

投稿数が少ない段階で申し訳ないのですが、上記の問題点以外にも、気になった点やツッコミ所があったらぜひ聞かせてください。
必要があればがっつり修正したい気持ちなので、お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

上記の回答(架空だけど架空じゃない君に恋をするの批評)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 2 投稿日時:

 冒頭のシーンのタイプで物語のタイプも決まってしまうかどうかについて、多少の紛れがあることは留意しておくべきかと思います。物語の出だしが戦闘シーンだから、バトルものとなるかどうか。

 確かに冒頭がバトルで始まっていれば、読者としてバトルものの可能性は感じます。だけれど、そう決めつけるわけでもありません。まだ誰が何をする物語なのか知らない、知らないから知ろうとして読み進めているわけですので。

 例えば、冒頭がバトルだとして以下のような流れだとするとどうか。

01:小隊規模2グループAとBの激しいバトルが起こっている。
02:激戦が続くもAは形勢不利になり、主人公を残して撤退。
03:しかし主人公は負傷を重ねつつも悪鬼の形相で反撃を続ける。
04:たじろぐ敵グループB
05:そこへAチームの要請で援軍Cが到着。
06:形勢逆転でBが撤退。
07:しかし主人公は敵のいなくなった戦場でまだ攻撃動作を続けている。
08:援軍指揮官が主人公に駆け寄り、「もういい、やめろ」と言って揺さぶる。
09:主人公はハッと我に返り、援軍指揮官の胸倉を掴んでオイオイ声をあげて泣く。
10:援軍指揮官は「やっぱり怖かったのか」と思いかけたが、主人公が必死で指さすのに気が付く。
11:指さした先にはAチームの戦友の1人が倒れていた。主人公は仲間を守りたかったのだと指揮官は気が付く。

 01~04は主人公の勇猛、05~06は勇猛によって生じた幸運、07~09は主人公の必死ぶりを描いています。それが10が転機となり、11で主人公にとってのシーン全体の状況が明らかになり、主人公と戦友との関係性を印象付ける段取りになっています。
(↑実はある実話をちょっと脚色したものだったりする。)

 ですので、派手なバトルを描いても、バトルで魅せるとは限りません。人間関係を示唆するための道具としてのバトルということも可能です。

 前置きが長くなりました。すみません。本編の感想に移ります。冒頭から最新話(5.無様でも不格好でも)まで拝読してみました。

「1.幼なじみの君が好き」
 ここでは、出だしからいわゆる先取りのイメージシーンとなっています。その書き方で気になる点があります。

>  その一言に、すべての想いを込めるように。

 読者としては、のっけからまだなじみがないどころか、正体すら不明のキャラが万感の思いを込めても、どういう感情なのか、どういう思い入れを抱いていいのか分かりません。まだ作品内容について、一切知らないのです。

 作者さんはこのシーンでの主人公やサクヤの状況、気持ち、考え等々はよく分かっておいでです。そこを分かってないと書けませんものね。

 そこが作者と読者の非対称性で、作者視点でのみ分かることを書かれると、正直、目が滑るような気がします。読んでも無意味な感じがしてしまうし、見ず知らずの赤の他人が強い感情を抱いても魅力とはならず、かえって引きます(外で偶然出くわした人が、突然激情をあらわにしてきたたような戸惑い)。

 もちろんですが、作品内時系列でのイベントシーンを先取りしても、誰がどこで何をする話なのかは見えません。この先、こういうことがあると予想はしますが、心情メインのため目を引きません。

 この後、主人公 礼司と人間ヒロインと思しき李莉の日常ですが、冒頭のイメージシーンと逆で、極めて日常的です。目を引くものが出て来ず、注意を引き付けることも起きていません。何かひたすら悶々としているな、という印象のみがあります。

 一応、サクヤが乱入するように二人に割り込みますが、サクヤも日常に参加しているだけになっています。その後は、回想で時間を遡っての設定紹介を兼ねた日常。この章を通じてあるのが、悶々と物思い、というものです。

 内心のつながりを表し、それで引き付けようという狙いかもしれませんが、読者としましては、どんなキャラが悩んでいるのかのほうが、まずは大事です。言い換えれば、「興味を持ったキャラが何か悩んでいるなら知りたくなる。悩みから入られても、キャラを好きにはなれない」ということです。

 最新章までの印象でも同様で、作者さんのキャラに対する思い入れがそのまま出てしまうことがときおりあり、それが圧迫感となって、読者としてついていきにくい感じがします。読者がキャラに慣れてくるまで、作者としてはあえてキャラを突き放してしまうことも必要なのではないかと思います。

 最初にご紹介した参考例では、

必死に戦う男→それはなぜ?→助かって泣く男→なぜ勇敢だった男が泣くの?→負傷した戦友を指さす男→そういうことか、

となった後でようやく、必死に戦う男に興味が湧きます。戦友のためにそこまで戦う男と分かれば、何か悩んだら知りたくなりますし、同情、共感も起きて来ます。もし、戦友の大事さを訴える男→戦闘になった→負傷した戦友を守った→…、としてしまうと、最初の男の訴えの部分で興味を失う可能性が大です。

 この章は読者を引き込む大事な出だしであるはずです。キャラの内面や性格紹介より先に、読者にキャラに対する興味を抱かせることに注力すべきで、それには前提知識なしに、客観的に分かる行動、アクションで訴求すべきではないかと思います。

「2.イライラ」
 第1章と同じく、ゲームが出て来たものの、日常と物思いで終始する観があり、まだツカミらしいツカミが出てこない点、かなり損だと思います(いわゆるブラバを招く恐れを感じる)。

「3.ルクスチェインとルール」
 この章の半ばくらいで、ようやく目を引ける戦闘が出てきますね。しかし、キャラの関係性を描きたい、バトルものと受け足られたくないというお気持ちからか、戦闘の様子の割には、描写は控えめな感じがします。

 非常に説明的なんですね。アクションの生々しさ(ないしは迫力)を描くレベルとしては、「説明<行動<動作」という感じになります。説明「AはBを斬った」→行動「Aは刀を抜いてBに斬りつけた」→動作「Aは一跳躍してBの目の前に出ると、抜く手も見せずに抜刀、袈裟懸けに斬りつけた」みたいな感じです。

 説明だけだと経過だけが分かります。全て動作で描写すると迫真になりますが、長くなりますし、どのアクションも同じような重みになって平板となる恐れも高くなります。ですので、説明、行動、動作をシーンでの各アクションの重要性に従って使い分けると、よく分かって、かつ印象に残るものとなります。

 そのような描き方で、もっとバトルアクションで目を引いてよいと思います。そのアクションがどういう意味を持つかは、戦ったキャラの動作の意味を少し明かすなどすれば伝えることができ、アクションからキャラの気持ちを伝えることも可能のはずです。
(サクヤと主人公の関係性がまだ分からないで、勝手に想像してみると、例えばサクヤが主人公のリスクを異様に気にするわりに、自らの被害を省みないようなら、サクヤの気持ちを察することができる。)

 バトルが説明的なのに、分かりにくくなっている面も感じられます。主人公の内面も描写したせいか、視点があちこちに移動しています。各文で誰がどこから見ているのか、アクション描写されているのは誰かが分かりにくくなっています。

 視点移動が厳禁などと申し上げるつもりはありません。読んで分かるなら使っていいし、仮に分かりにくいとしても視点移動に全ての原因を求めるべきでもない。ですが、おそらくこのバトルの分かりにくさ(見えにくさ)は視点移動が大きく作用しているように感じます。ざっくり申し上げると、上手く描かれたコミックを読んで説明しているような印象です。聞く側(読者)は、おそらくいい絵なんだろうなと思いつつ、しかしどういう絵面なのか判断できないようなもどかしさがあります。

 加えて、新キャラを突如、投入しています。ですので、例えば、

>  しかし違和感を認識している間もなく、それは、突風のように現れた。

で、「それ」が何かが分からなくなっています。キャラが何かのきっかけで豹変するってよくありますので、サクヤが「獣混じり」に変わったとも思えます。新キャラだと分かるのは、

>  カイは、いつもの、くりっとした大きな瞳を瞬かせて、礼司たちを振り返った。

辺りからです。でも、その一文を読んでもまだ惑います。カイは名前はずっと出てきていました。なのに、その直前では、

>  側頭部にある一対の耳に、二本の大きな尾。少年は、耳にしたことのある噂を思い出す。あれは希少な種のシェイド――通称“獣混じり”ではないか。

とあります。主人公たちが初めて見るような感じの書き方です。ですから、何度も名前が出てきたカイと、なかなか認識できません。読み進めて「カイでないとつじつまが合わない」と思って「カイだ」と認識することになります。

 バトルがおおむね説明的なのに、こういうところだけ劇的にしたりすると、どういうことか分かりにくくなってしまうわけです。ここを最短で手直しするとしたら、例えば主人公が「獣混じり」と認識した直後、サクヤが「カイ!」と呼びかけるといったことが考えらえます。読者が惑うか、すっと理解するかは、文章的にはほんのわずかの差のことが多いです。

 その後の章もおおむね同様の問題を感じます。

 いろいろ欠点だけあげつらうようなことを書き散らかしてしまいましたが、少し読者目線で分かりやすくして頂けさえすれば、設定的には現在の王道的な作品で、内容はキャラを掘り下げようとしてあり、しかもそういう難しいものに真正面から取り組んでいることが強く感じられます。冒頭でのツカミ、描写を読者目線から考慮するなら、読みごたえがある作品になるものと思います。

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