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元記事:流血御伽伝グリム 赤ずきんと魔銃の騎士

急募!
今月末〆切のmf文庫新人賞に応募予定なのですが、正直言って全く自信がありません。
どこをどう直したらいいか、自分だともう良く分からなくなりました。

どんな些細なことでも良いので、何かしらの改善案等をいただきたいと思います。

上記の回答(流血御伽伝グリム 赤ずきんと魔銃の騎士の批評)

投稿者 大野知人 : 1 投稿日時:

 まず先に謝っておくと、俺も五月末に自分の狙っていた賞の締め切りに出したばかりなので、ちょっとSAN値低めの状態でこの批評を書いています。
 また、締め切り云々に関係なく、やや趣味の問題に近い部分で十二田さんの作品に『ちょっとこういうとこ苦手だな~』という部分があり、出来る限り趣味の事については『趣味の事です』と書きますが、やや辛口目の意見になるかも知れません。申し訳ない。

 その上でもう一つだけ。作品内容には関係ないですが、『批評依頼』にあげる場合は、賞応募などと同じ『ネタバレまで含めた作品全体のあらすじ』を付けることをお薦めします。書籍化作品についている『アオリ』のようなものでは、作品が分かり難いです。

 さて、本題。
 まず冒頭のモノローグが読みにくいです。情報に具体性が無いうえに、やたら滅多ら倒置法を用いるから、『何があるか』分かっても『何が起こってるのか』全然分からない。
 あとこれは個人的な趣味ですが、クトゥルフネタと混乱したモブのセリフ以外で『筆舌に尽くしがたい』とか『名状しがたい』とか『えもいわれぬような』とかいうのは良くないと思う。それを文章にするのが我々の仕事です。
 あとこれも俺の読解力の問題かもしれませんが、『お前の飲んだワインは、俺の喰った婆の血で造った』という言葉に、『一回婆さんを咀嚼した後ゲロって作ったのかな?』と思いました。文章そのものが説明的過ぎて、ポエミーな感傷よりも生理的嫌悪感が出ます。

 前の作品でも指摘しましたが、一章冒頭から『赤いフードの付いたコート』というやたら長い名詞節が短い間隔で連打されています。前にも書いた通り、『別の言葉で言いかえる』などの方法を取らないと、読みにくいですよ。
 もう少し言えば『赤いフード』なのか『赤いコート』なのか『赤いフードの付いた赤いコート』なのかも分かり難いので、『フードの付いた赤いコート(フードはコートのパーツなので、恐らく赤い)』と書くのが親切かと。

 あと、『フードをかぶっている』のに『肩まであるブラウンの髪』という表現にも少し違和感。
 絵面的に見えないものは、無理に描写しなくても良いと思う。っていうか、今回の赤ずきんの場合『色気がある』という描写をしているので、何かの拍子にフードが取れて『○○はこの時ようやくカトレアの髪の毛をじかに見て、肩まで伸びているそれのウェーブ掛かった色気に一瞬見惚れた』みたいにした方が、ネタとして美味しいかも。

 描写が長いと感じる部分もチラホラ。『不敵な表情』と言ってしまえば『相手に全く怯むことなく挑みかかるような生意気な表情』であることは大体わかるので、かなり尺を圧迫しているように思えます。

 「少女はそれを払いのけて、男の懐に飛び込んだ。そのまましゃがみ込むと」という表現。懐に飛び込んだ時点で、しゃがんでません? っていうか、しゃがまずに懐に飛び込めるような身長差なら、しゃがまずとも足に組み付けるように思う。

 細かいですが『酔っ払いは度肝を抜かれた』が正しい表現です。『酔っぱらいは度肝を抜いた』だと、オッサンが誰かを驚かせたことになります。
 『盛大な溜息をついた』→『盛大に溜息を吐いた』地味ですが、日本語において『溜息』はサイズを測り得る物としては扱われないので、この場合『溜息』に掛からず、『ため息を吐く』という動詞に掛かります。

 ハンス登場のしばらく後、『ロゼッタは言った』のすぐ後のセンテンスで『ハンスとカトレアに出来上がった料理を届けて、ロゼッタはそう言ったのだった』と書いてあり最初の『ロゼッタは言った』はいらないんじゃないかと思います。

 これ、途中途中で書いてるんですが。『行方不明になった人間に会うことが出来るが、会いに行った人間も行方不明になる森』って、『会うと皆殺しにされる妖怪』と同じで、噂を伝える人間が居ない以上は成立しない噂話ですよね?
 その理論が存在する以上、初っ端からロゼッタが滅茶苦茶怪しいです。穿ちすぎかもしれませんが。
 作品の性質上、『意志を持ったバケモノの行動』というのがわかる訳ですが、だとするとロゼッタが伝えた噂話は余りにも断定形すぎる気がします。もう少し曖昧な噂話でも良いかも。

 『母の顔が上下に裂けた。それが化物が大きく口を開けているのだという事が、ロゼッタは分からなかった』この文章、読みにくいです。『母の顔が上下に裂ける。母に化けた怪物が大きく口を開けているというその事態が、ロゼッタには理解できなかった』などのように書いた方が良いでしょう。
 何が問題かというと、二文目冒頭の『それが化け物が』という文面が、読者を混乱させることになって居ます。主語が二つあるように見えるんですね。『が/を/に/は』などは出来るだけ連続しないように使い分けましょう。
 
 地味ですが。カトレアがロゼッタを追いかけるシーン。「アレだ! 稜線の向こう側!」と言っていますが、稜線(或いは尾根)というのは遠景で見た時に『山の頂点から麓/隣の頂までの線』を指す言葉です。
 尾根道、などという言葉もありますが、かなり大雑把な位置を表す物ですのでこういった使い方はよくないかと。

 「大したことねぇって――あ、あなた腕が」。ロゼッタを庇ったカトレアの腕が噛み千切られるシーン。口調が移ってます。『動揺して口調が移った』のであれば、地の文に書いた方が良いと思います。このシーンのロゼッタはパニックに陥っているので、明記しないと『キャラぶれかな?』と思われるかも。
 これは趣味の話ですが、カトレアがコートを着ている以上、『コートの腕部分ごと腕が食いちぎられる』→『コートの腕部分が無くて、(自分の)血を浴びたまま、真っ白でキレイな腕が再生している』というカトレアを対比的に描くことで、カトレアの色気と再生能力のグロテスクさを綺麗に描ける気がします。

 地味ですが。『化け物はその巨躯に似合わず軽妙な動きで』と書いてますが、『軽妙』ではなく『軽快』の方が良いかと。軽妙、というのは主に技術などに対する言葉です。

 カトレアが短剣からハサミに持ち替えるシーンが無く、大分違和感。
 あと、×『ハラワタをかっ捌く』→〇『腹をかっ捌く』ですね。『はらわたを引きずり出してやる』という言葉と混同しがちですが、『掻っ捌く』に『切り開く』という意味があるので、『ハラワタを掻っ捌く』は変です。

 『一瞬で間合いを詰めると右斜め上から大鋏を振り下ろす。ルーガルーは大きく横へ跳躍して躱す。
 そこへハンスの銃撃が襲う。
 カトレアの攻撃から逃げるルートを予測して、逃げ道を塞ぐように銃撃を加える。
 ルーガルーは身を捻って躱そうとするが、魔銃の弾丸は足先を掠める。ルーガルーの動きが一瞬止まる。
 そこへカトレアの斬撃が襲う。』
 カトレア・ハンスが怪物と対峙するシーン。現在形の文章を連打していて、読みにくいです。
 『ルーガルーに隙を与えまいとハンスは銃撃した』とか、『弾丸が足先を掠めて行った』『一瞬止まったルーガルーの動き。そこへカトレアの斬撃が~』のように、過去形・過去進行形・倒置文などを用いて、同じ文尾が連続しないようにしましょう。

 あとまあ、これは趣味の問題ですが。ハンスについて『銃撃』と書くなら、カトレアも『攻撃』ではなく『斬撃』や『打撃』にした方が良いと思う。特に次第に追い詰められていくシーンでの対比などでは、読みにくくなる要素です。
 もう一つ趣味の問題。『斬る』を多用する傾向にありますが、『切る』や『伐る』なども入れてバリエーションにすると、読みやすくなると思います。

 全体的に『○○な表情の××(人名)を~』みたいな文章は多かったけど、『××の表情が○○に変わる』系の文章は少なかったかも。両方使いこなせると、リアリティが出ると思います。

 取り合えず第一章まで読み、批評を書きました。締め切り明けの燃え尽き症候群が終わったら、二章以降も批評を書くかもしれません。いえ、多分書きます。6/17くらいまでには書きます。6/30が締め切りでしたよね?

長所。良かった点

 ええと、『長所』コーナーなんですが、すみません。一身上の都合により、『悪い所を含めた総評』を書かせていただきます。

 まず良かったところ。
 文章は概ね分かりやすかったです。
 描写力もあり、アクションシーンの動き方や感情表現も見どころがありました。
 冒頭のモノローグについてはともかく、引き込まれる・いい文章だったと思います。

 一方で、『同じ定型の文章の多用』(現在文や倒置文が連続する)、『言い換え無しで同じ名詞が連続する』、『一部単語の誤用・準誤用』などがあり、所々で『引っかかる』印象がありました。
 また、冒頭のモノローグやロゼッタが噂話の説明をするシーンなどの描き方は削除・調整が必要だと感じます。
 描写は丁寧なのですが、丁寧すぎてくどい所もありました。また、『コメント』欄に書いた通り、『ネタとして美味しい物を無駄にしている』と感じる部分も。まあ、これは趣味もあるので押し付けるものでもないですが。
 特定の表現方法が抜け落ちているように感じる部分も、数か所ほど。文章の長短の調整含め、テンポの良さと引き換えに『事態が分かり難い』地の文もいくつかありました。

 総評です。
 まず、作品そのものは面白かったです。冒頭で、『割と趣味に合わないと感じる』と言った俺が素直に面白いと思うので、自信を持ってください(上から目線に聞こえたらごめんなさい)
 文章・描写に関しては全体的に『粗削り』に感じました。普通にわかりやすい部分が多い一方で、ちょくちょく『穴』があるので、やや推敲不足にも思えます。

 原稿、頑張ってください。

良かった要素

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元記事:オカルト探偵(さぎし)、今日も騙るの批評

第一話、最後まで読ませていただきました。

率直に言って面白かったです。テンポよくスムーズに読めました。
ただ一点、気になったところが、ルイスと瓜坂の会話で

「別に構いませんわ。けど、言葉だけで信用できるものですかしら」
「しらばっくれても無駄ですよ。魔術師が嘘を吐けないのは、俺だって理解しています」

ここの一幕ですね。
この作品の設定だと魔術師が嘘を吐けないことが魔術師の常識であることのように描写されていますが、そうするとルイスが『言葉だけで信用できるのか』と聞くことにちょっと違和感を覚えます。
特にこの場面だと、ルイスは瓜坂を一般人ではなく魔術師・オカルト側の人間だと認識しているので、魔術師が嘘を吐けないと知っているのにそれを確認するようなことをわざわざ言うとは思えないんですよね。

もちろん設定(作品世界のルール)を読者に伝える為に必要なところだとは思うのですが、同じ内容でも例えば矢加部ちゃんに小声でコッソリと『言葉だけで信用できるのか』と瓜坂にたずねさせて、それに瓜坂が答えるという形でもいいと思いますし、その方が自然かなぁと思いますね。

上記の回答(オカルト探偵(さぎし)、今日も騙るの批評の返信)

スレ主 大野知人 : 0 投稿日時:

 んーと、その指摘は大正解なんですが。
 実はルイスがこの作品のラスボス、っていうか1~5話くらいまでの黒幕に当たりまして、第一話時点で彼女は『瓜坂が一般人であること』を知っているんです。

 メタ読み的に言えば、『新人が設定説明を焦って失敗した』ように見せかけて、『人を騙すのに不慣れなルイスが、うっかりボロを出した』シーンになります。だったとしても不自然ではあるのですが。
 
 まあでも、確かにカモフラージュが下手だったのかもしれません。別のところで伏線に出来ないか検討してみます。

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元記事:流血御伽伝グリム 赤ずきんと魔銃の騎士

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今月末〆切のmf文庫新人賞に応募予定なのですが、正直言って全く自信がありません。
どこをどう直したらいいか、自分だともう良く分からなくなりました。

どんな些細なことでも良いので、何かしらの改善案等をいただきたいと思います。

上記の回答(流血御伽伝グリム 赤ずきんと魔銃の騎士の批評)

投稿者 大野知人 : 1 投稿日時:

 ええと、約束していたのに遅れて申し訳ありません。
 
 総評を言わせてもらうと、『一つ一つの短編としてなら面白いんだけど、短編連作として見ると物足りない』という感じです。
 伝奇モノであるにしろ、ファンタジーであるにしろ、それぞれの短編同士の関わり合いが薄く、キャラ・伏線も短編を跨ぐことは少なかったように感じます。

 また、全体的に物語のカタルシスが『アクション・気持ちの強さで押し切る』ような面に偏っており、前述した伏線の少なさも含め、物足りなさを醸しています。
 できれば、三章以前までの内容と四章以降の内容について、『主要キャラとその設定』以上の関連性が出せると望ましいですね。

 あとは文章面。以前に指摘した内容の類似内容・応用が大半なので割愛しますが、『同じ定型の文章の多用』(現在文や倒置文が連続する)、『言い換え無しで同じ名詞が連続する』、『一部単語の誤用・準誤用』などがやはりそこそこ多く、概ね読みやすいのですが推敲不足に感じる面もあります。

 各章での踏み入った内容については、他の方の意見で粗方出ているようにも感じるので割愛させていただきます。

 この意見が今後の創作活動に生きれば幸いです。

良かった要素

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元記事:メイドは主人を殺したい!

たいあっぷにて、3日ほど前から公開したのですが思った以上にポイントが伸びません。
伸びない理由を探しているのですが、やはり「何度も見直した自分の中で最良のもの」であるため、なかなか分からない状況です。

どの辺に問題があるか、等のこの作品の総評を聞きたいと思って、今回の批評を依頼します。

※現在のこのサイト内で、タイムリーな批評が見受けられなかったため、批評をいただいた方の批評を極力返していく形式を取りたいと思います。
ですので、批評が必要か不必要かを明記していただければ助かります。
書いていなかったものは、批評が必要だと判断して見に行きますので。

上記の回答(メイドは主人を殺したい!の批評)

投稿者 大野知人 : 2 投稿日時:

 ええと、失礼ながら作品全体への意見を書く前に一つ忠告をさせて頂きます。受け入れられるかどうかに関係なく、『それでも意見が欲しい』という返信を下されば改めて批評させていただきますが、このサイト内においてわさびもちさんの投稿スタイル・批評をもらいづらい理由に思う所があるため、少しばかり意見を聞いてもらえれば幸いです。

 まず俺自身が今まで意見を書かなかった理由について謝っておくと、これはシンプルに自分の原稿が忙しく、ストレスが溜まっていたためです。ストレスが溜まっていると悪い方向にバイアスがかかった意見を書きがちになるので、控えていた次第。

 その上でなんですが、わさびもちさんはここ半年ほどにわたって『メイドは主人を殺したい!』というこの作品を丁寧に詰めていらっしゃるように思います。
 執筆ペースは人それぞれ、かつ丁寧に仕事をすることの意義も理解しているつもりですが、正直、このスタイルは良くないように思うので意見をいくつか。

①集中力と発想力の低下。ご自身でも『何度も見直した自分の中で最良のもの』と仰っている通り、わさびもちさんがこの作品に掛けられた労力は相当な物であったと思います。
 ですが、経験を積み過ぎれば『ここは一回確認したし』とか『この部分を書き直しちゃったら他がずれるんだよな~』などといった形で、『詰めれば詰めるだけ』作り直しにくくなる・添削の選択肢を削ってしまう事が有ります。
 俺も最初三回ほどまでは原稿を読ませていただきましたが、ハッキリ言えば『どれも大差ねぇな』『推敲に思い切りが足りないな』という印象です。自分の中で煮詰まりすぎちゃって、推敲そのものが上手くいっていない感じです。

 で、ここから下は実は全部投稿の際の注意事項なのですが。

②『何度も同じものを投稿する』事が、『程度の低い仕事をしている』ように見える。
 これは事実がどうであるかに関係ない事なのですが、『書き直したものを何度も投稿する』事は、『荒い添削や程度の低い仕事をやっている』という印象を抱かれやすい傾向にあります。
 一つは、このサイトにおいて『同じ作品を複数回投稿する』事が異例であるためです。添削する側は『知っている内容』を何度も読むのは飽きてくるので、そういう事をされるのを好まないんですね。だから投稿する側もそういう事はしない。
 批評する側も人間だ、という事を意識してください。

③PV稼ぎに見える。
 これも、『複数回同じ作品を投稿すること』の弊害です。事実がどうであるかに関係なく、そこそこの人数のユーザーが貴方の事をそう捉えています。
 『批評は貰えなくても良いから、皆に見てほしい!』と思って何度も同じ作品を投稿しているように見える、という話ですね。

 さっきも書いた通り、『同じ内容』を何度も読まされれば、批評する側は飽きてしまいます。二回、三回までは我慢できても、それ以上はまず無理です。
 要するに、効率が悪いんです。効率が悪いことをあえてやる以上、『何か別の目的がある』と穿った見方をするのが人間です。
 このサイトにはかつて、そういう事をするユーザーが事実存在したので、なおさら警戒する人が多いです。

④以上三つの複合結果として、わさびもちさんは批評がもらえず、他ユーザーはストレスが溜まり、結果としてギスギスした雰囲気になってしまう。
 『お前がそれを指摘した結果、余計ストレスたまるわ!』と思われるかもしれませんが、放置しても現状が良くならないと判断したのでこの意見を書いています。

 上述した通り、批評する側も人間です。同じ内容を何度も読まされれば飽きてしまいます。また、貴方が事実どれだけ批評したかに関係なく、同名作品の投稿数の多さに比例して『ああ、コイツ雑な仕事しかしないんだな』という印象が着いてしまいます。

 以上四点から、俺としては『一度この原稿を寝かせて、別の原稿を書いてみる』ことをお薦めします。
 先述の通り、俺の意見を聞いたうえで『俺はこの原稿で行ける所まで行きたいんだ!』と仰るのであれば、再度訪問してコメントを書かせていただきます。

 ただし、上述の理由から貴方の作品には批評が付きにくくなっていることをお忘れなきよう。
 また同様に、貴方自身も作品を煮詰めすぎて能率が悪化していることも、併せて考えてみて下さい。 

良かった要素

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: メイドは主人を殺したい!

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元記事:夢屋

自身の書きたい題材で書き始めたは良いものの、これって他人からみて面白いのか、と考えてしまったので、こちらで相談させていただきに参りました。
完結していない作品で恐縮ですが、面白い面白くないといったざっくりとした感想、表現、構成等の細かい部分の批評でも、どんなものでもご助言いただければと思います。
宜しくお願い致します。

上記の回答(夢屋の批評)

投稿者 大野知人 : 0 投稿日時:

 取り合えず完結させるか、そうでなくてもキリのいいところまで作ってから持ってきてください。根本的に『完結していない作品』はとても評価しづらいです。
 
 理由は大きく二つ。

 一つ目は完結していないと『伏線要素』と『余分な描写』の区別がつかないから。『後で伏線にしようと思ってたんだけどな~』って所を『ここ無駄じゃないっすか? 物語の流れ妨げるんでカットした方が良いよ』って言われても困るでしょ?

 二つ目は物語全体の流れや見せ場、盛り上がりポイント、カタストロフィ、構成が見えないから。主人公が終盤で大成長する物語を序盤だけ見せられても、『え、主人公がボコられて終わってるじゃん。面白くねぇや』となる訳です。ちゃんと最後まで書いてから持って来ましょう。

 さて、その上で。
 現状ハッキリと問題だと思う点を上げます。これは、『完結を待つまでもなく、問題と思われる・面白くない』ポイントなのでまあ確実に直した方が良いポイントです。

 ①プロローグ、っていうか最初の設定説明が長い。もうちょっと言うと作中全般において技術や『夢屋』、安楽死制度に関する説明が無駄に多い。全箇所について細かくは言わないけど、『本当にその説明が必要か?』って考えてほしい。
 小説って言うのは、会話劇とキャラクターの精神的な成長・変化が物語の基軸となる。だから、世界観の説明は最小限にしてキャラクターの紹介や会話文に回した方が良い。
 基本的にラノベで必要とされる説明は、『仕組みの全体像』でもなければ『論理性のある順序だった説明』でもありません。ただ『物語に主要な単語』をかいつまんで紹介すればいい。

 例えば冒頭。俺だったらこう書く。

 『夢屋』という職業が生まれたのは、俺が生まれる十年くらい昔の事だ。
 緩やかで平穏な世界に伴って生まれたストレスの時代と安楽死制度。それの実効的役割を持つのが『夢屋』だ。
 どんな仕事かって? 要はヒトゴロシーーと言っても、殺し屋みたいな話じゃない。安楽死と言ったって、死ぬのにおびえながら毎日を過ごすのは誰だっていやだろう。だから、そこは医療技術とAI技術がサポートする。
 そう、AI。全摘した脳にAIが作った甘い夢を見せながらゆっくりと死ぬまでの時間を過ごさせる。それが、『夢屋』だ。

 MOGGAさんが1800文字で描いた内容を230文字ほどにしてみました。
 基本的に旧安楽死制度の細かい説明はいらない。だって物語に登場しないから。ただ『面倒くさい申請手順があって、死が迫る恐怖におびえる』って言うのだけを書けばいい。
 制度に対して、世論が賛否両論に割れたのも後で――具体的には『かりやど』に入ってから客の様子を眺めつつ書けばいい。
 身分証明デバイスやAI技術の発展、量子コンピュータの話も冒頭に持ってくるには量が多すぎる。後に回した方が良いかな。
 で、必要最低限より少し多めにまとめたのが上の文章。これでも多いけど。

 ②文章の読みにくさ。ええと、意識してないかも知れないけど『た』『だ』などの過去形・断定文で終わる文章が異様に多いです。
 
 人間の脳みそにおいて、言語野と言うのは音をベースに言葉を考えるようにできています。一見黙読していても、脳内においては音をベースに考えている、という話です。
 さて、口に出して読んでみればわかるのですが、『同じ文尾の文章が連続している』というのは、実はとんでもなく読みにくかったりします。直しましょう。

 あとまあついでに言うと、語彙が狭いです。単純な言葉ばかり使っている文章も多いけど、それ以上に『複雑な言葉を単純な言葉に言い換えられていない』せいで読みにくくなっている文章が散見されます。

 ③情景描写の偏り。
 風景や背景を表す描写・文章の入れ方がやや雑に感じました。もう少し、心理描写と絡めるようにした方が良いでしょう。
 また、主人公の精神が大きく動かないシーンでは過度に情景描写をしているように見える部分もチラホラあります。多いので削りましょう。

 ④会話文が短すぎるように感じます。現実の会話であればこんなもんですが、残念ながら小説には『その部分のリアリティは必要ない』です。
 説明や心情をもう少し台詞に入れましょう。
 また、会話がフラットすぎて、ややキャラ付けが薄く感じます。語尾や一人称などを調整した方が良いかも知れない。
 あと、逆に『伴侶』の回においては台詞長すぎです。上に書きましたが、『説明する内容はちゃんと選べ』。これ鉄則。

 さて、ここまで文章を叩きましたが。
 こっからは内容たたきを少し。

 ⑤主人公が死のうとする感情が薄い。主人公の安楽死へ向かう感情が弱く、トラウマや過去背景も丁寧には描かれていないように感じました。
 勿論、『軽い気持ちで死にに行く』事を安楽死制度世代のリアリティとして描くのは構いませんが、読者は『安楽死制度の無い現実』を生きています。読者にとってそのリアリティは『異質』であり、そここそを丁寧に書き上げないと受け入れられないと思います。

 ⑥物語が静かすぎる。
 これは上述した『カタストロフィ』『盛り上がり』の話なんですが。『伴侶』までのほぼ全ての内容において、特に事件が起きる訳でもなければ主人公の感情が大きく揺さぶられるわけでもなく、物語が展開します。俺の見る限り、一番主人公の感情が動いたのは『女の子にオセロで負けた。悔しい』だけですね。
 で、その後は特に何のアクシデントもなく新人研修が進むと……。

 純文学やなんかならともかく、ライトノベル――エンタメ小説としては致命的です。上述したように、説明文が多すぎて抒情的な純文学としても成り立ってません。
 この指摘は、エンタメとして制作する場合の物ですが。とにかく、事件を起こしたり、主人公の感情を揺さぶる(誰かに惚れるとか、何かに怒るとか)事件を起こしましょう。
 『これからやるつもりだった』と仰るのであれば、些か遅いです。

 以上、六点ほど指摘させていただきました。
 ハッキリと申し上げて、面白くなかったです。

良かった要素

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 夢屋

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元記事:勇者と魔王の相対図形《ディアグラムマ》

文章の読みやすさを求めているつもりです。それ以外の長所が書いている者にもよく分かっていません。

上記の回答(勇者と魔王の相対図形《ディアグラムマ》の批評)

投稿者 その場しのぎ : 0 投稿日時:

とりあえず、一通り目を通しての感想ですが、勇者が2人とも一般人的な感性を持っていないのは狙ってのことでしょうか?
ダブル主人公ものだとして、主人公2人にとも感情移入がしづらかったです。群像劇という考えもできますが、それでも多少の感情移入は必要となってきます
この作品の場合、やはり勇者2人が中心になってくるのでもう少し等身大の主人公にしてみてはどうかと思います
もちろん、こう思う人もいるんだな、くらいに留めておくくらいでお願いいたします

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 勇者と魔王の相対図形《ディアグラムマ》

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元記事:僕は君に融解される

初めて小説を書きました。まだ一話だけ(15000字程度)しか出来ていません。もしこのサイトで依頼するには不適当であった場合は申し訳ありません。

小説を1話だけ書いてみて、このまま書き進めてもいいのかという不安があります。
私が書く文章にはどこか致命的な欠点があるんじゃないか。他人が読んで、ちゃんと想像できるようなものになっているのか。そもそも、これは小説と呼べるものになっているのか。

ストーリー・文章・描写に関する評価を貰えないでしょうか。

上記の回答(僕は君に融解されるの批評)

投稿者 田中一郎 : 0 投稿日時:

上がっていたので2話まで拝読。
日付的に今更かなとは思いましたが、せっかくですのでコメントを。

文章は安定していて、描写も丁寧、そして適度。苦もなく読了しました。
個性あるキャラクター、謎めいたストーリー、とても興味を惹かれました。
現時点では未完成ということもあり、各エピソードのリンクがまだ成されてませんが、その点は今後に期待ということで、3話以降が完成しましたら拝読させていただきたいと思います。
以上べた褒め。

以下ダメ出しです。
>>部屋のエアコンから風を送る音が聞こえてくる。それは外で聞くような風の音とは>>違っていて、どこか機械的だ。
>> 僕はこの音を、本を読む時のBGMとして結構気に入っている。機械的なところ>>がいい。人工的なところがいい。
エアコンの音は機械的で当然ですから「どこか」ではなく「やはり」等で受けたほうが良いと思います。あと、続く文にも「機械的」と入りますので、どちらかの表現を変え、重複を避けたほうが良いと思います。続く文で「機械的な~人工的な~」と重ねたほうが美しいと思いますので、前者を変更のほうが個人的には好みです。
→部屋のエアコンから風を送る音が聞こえてくる。それは外で聞く風の音とはやはり違う。僕は本を読む時のBGMとして結構気に入っている。機械的なところがいい。人工的なところがいい。
こんな感じですかね。

>>何気ない日常なんかは、本当に何気なくて、無価値であるからこそいいのだろう。
ここは「何気ない日常」をまず「何気ない」で受けてるので、続きは「無価値」と受けるよりは、もっと「日常」っぽい言葉で受けるほうが良いと思いました。
→何気ない日常なんかは、本当に何気なくて、変わり映えしないからこそいいのだろう。
こんな感じです。

>>「えーっと、林翔太郎、七十二点? あんまり変わらない気がするけど」
ここで名前を読むのは不自然かなと。名前の紹介はこの前の地の文で済ます方が良いと思いました。先に名前呼ばれてテスト取りに行くとか、「僕の目の前に座る生徒が~」の部分で、「僕の目の前に座っている友人、林翔太郎が~」とするとか、そんな感じで。

>>ブラボー!
これイタリア語なので英語教師らしくないなと思いました。キャラクターの個性なら構わないのですが、エクセレントとかマーベラスなんかの方がそれっぽいと思います。

>>朝起きて学校へ行って、家に帰って寝るだけの毎日
>>今日は友人との約束もなければ、バイトもない
この2文に少々矛盾を感じさせました。説明は要らないと思いますので省略します。

>>綾斗君
2話の駅についたところです。単純ミスだと思うので以下省略。

>>星の軌跡はとても短くて一瞬だったけれど、その一瞬の輝きは、とても力強く感じられた。
「とても」と「一瞬」が繰り返されてるのでここも変更したほうが良いかなと。
→星の軌跡は一瞬だったけれど、その刹那の輝きは、とても力強く感じられた。
こんな感じです。

>>すっと、滑らかに口が動いていた。
>>それはとても自然な言葉に思えた。僕のその言葉が、この不自然な距離を埋めるよ>>うに。白い吐息が空気に溶けていくように。
ここも同様ですね。
→すっと、滑らかに口が動いていた。
 それはとても自然に思えた。この不自然な距離を埋めるように、僕の言葉が紡がれ、白い吐息が空気に溶けていく。
こんな感じでどうでしょうか? 

指摘したところ以外でもまだあるのですが、全体的に言葉が重複する傾向が見えました。主語も同様ですね。林君が出てきた後はかなり林、林、と連呼されてます。
重複表現を避ける、不要な主語は削る、この辺りを改善されると更に向上すると思います。

ちょっと熱が入りすぎて指摘多かったかも、すみません。
まぁ、私の感じ方、考え方なので、参考にできるところだけ拾って下さい。

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https://ncode.syosetu.com/n3108fb/

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 僕は君に融解される

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元記事:人狼ゲーム

まだ完結はしてないんですけど、今の状況で皆様のご意見が欲しくて、、どうか批評よろしくお願いします。あと最後の私からのコメントの意味はあまり気にしないでください。今後わかります。

上記の回答(人狼ゲームの批評)

投稿者 カイト : 0 投稿日時:

こんにちは、カイトと申します。
一話目を読ませていただきました。
登場人物たちの会話が生き生きとしていたと思います。リアルなキャラクターを描けるのは大きな強みだと思います。
これからどんどん創作を続けていけば、より良いものが書けるのではないでしょうか。
今後も創作活動を応援しています。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/novel/novels/show/229

要望 : 長所を教えてください! スレッド: 人狼ゲーム

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