以前、『創作相談』の方に挙げた『転生モノの相談』のプロローグ三十ページほどです。
企画としては
『ガンダムっぽい世界の敵国に生まれた主人公』が『ガンダムオタクであった前世の記憶と前世人格(守護霊的な)』を取り戻し、無双したり他の転生者と揉めたりするお話です。
どこかの小説賞に応募する予定で、あくまで『ガンダム』ではないし『ガンダム』を知らなくても楽しめる作品を目指して作る予定です。
ただ、上述の理由により『原作自体がかなり複雑』な世界線に転生することとなるので序盤で紹介する設定をかなり抑えめにして作ろうと思っています。
以下に全体のあらすじ・プロローグが内包している伏線や伏線になる予定の設定を書きます。そのうえで、ご意見もらえると幸いです。
全体あらすじ。
主人公・ジェイクは異世界・パルム帝国軍の中級士官である。士官学校時代にお世話になった先輩にして第三皇女/地球制圧軍の司令官(七光り&旗頭的な扱い)に当たるヒロイン・エリーチカに惚れつつも、『手が届かない存在・士官学校時代が特別だっただけ』と諦めていた。
プロローグ。
そんなある日、GG(大型ロボット兵器)乗りでありながら、前線から遠いとある基地の哨戒任務に就いていた彼は敵のゲリラ部隊と交戦・絶体絶命の危機に陥るも、ロボットアニメ『機動装鎧トルクギア』ファンであった前世の記憶(と人格)が己の内に蘇ったことで『戦闘勘・ゲームでの対人戦経験』を取り戻し、敵を返り討ちにする。(ジェイクの前世は守護霊のような存在として扱う。基本的には別人格だが、ジェイクに憑依することが可能である)
前世の己(コオロギと名乗る)と会話していく中で、自軍が負けることをジェイクは知る。『できる限り原作には関わらず生き延びたい』と消極的な決意をするが、奇襲部隊討伐の手柄を評価されたジェイクは前線への栄転を命じられ、エリーチカ直属の部隊に配属され、原作主人公と因縁が深いライバルポジの男の部下になってしまう。
第一部。
ジェイクは偶然にも再びお近づきになれたエリーチカとの会話を楽しむが、同時に死への恐怖も抑えきれない。コオロギから情報収集をする中で、ジェイクの直属の上司となったエウリー中佐がエリーチカと深い因縁があり、とある理由から原作主人公を利用して彼女を謀殺する男であったことを知る。
第二部。
前線での戦闘や自主的な事務作業の手伝いを通じてエリーチカの関係を深め、戦闘で生き残ったことによる自信と共に諦めかけていた恋慕を再燃させるジェイク。コオロギと共に『原作への干渉をするか、しないか』悩みながらも充実したひと時を過ごすが、その間にも『トルクギア』の物語は進み、決断の時が迫る。コオロギはとある理由から『自分以外にも転生者がいる可能性』に気付く。
第三部。
エリーチカ謀殺の前日。エリーチカへの想いを確かにした『ジェイクは謀殺の概要を知っている・その謀殺が後々のとある事件によって無意味になる』とエウリーに迫る。しかしエウリーは己自身がコオロギの気付いた転生者であること、彼の親友であることを告げて立ち去る。
当日に至り、敵軍兵がエリーチカを手に掛けようとするのを見て原作への干渉をジェイクは決意するが、エウリーが前世の親友と知ったコオロギの決意は揺らいでいた。前世の親友と現在の想い人の二つに対して葛藤するジェイクとコオロギは迷いの中で敵部隊を撃退するが、戦闘終了後に『己を殺すか、己がエリーチカを殺すのを黙ってみているか選べ』とエウリーに迫られる。
戦いの中でエウリーの本心に気付いたジェイクはエウリーを説得し和解する。
すいません、あまり時間がないので、あっさり気味ですが、コメントを残したいと思います。
前世を思い出す悪役令嬢的なの要素もそうですけど、
背後霊的なので「ヒカルの碁」(成功)、前世での記憶で未来を知ったので「推しを守る」(恋愛)みたいな要素があるような気がしました。
それはとても面白そうだと思います!
ただ、それらの要素は好きだけど、世界観が馴染みのないSFロボットものなので、そこで見知らぬ単語や世界観の説明が出てくると(※1)、申し訳ないことにその部分は私には読みにくかったです…。
現状では、冒頭でヒロインが出てくるので、ヒロインとの関係性が一番大きい要素のように感じます。
ですが、冒頭以降ではプロローグでヒロインが出てこないので、最初の期待に応えられてない気がしました。なので、最後らへんにヒロインが出てきて、これから二人が絡んでいく話だよって伝えたほうがいいと思いました。
例えば、最後ですが、辞令を受ける場面ではなく、辞令を受けて主人公が移動してヒロインと再会する場面でも、同じ情報を伝えることは可能な気がします。
あと、前世の知識という最大の武器があって、それで主人公が活躍していくわけですが、主人公が最強でも角が立ちにくい上手い工夫があるといいと思いました。
例えばですが、ヒロインを守るために行動していたら、主人公自身がびっくりするほどどんどん成功していく。でも、主人公はヒロインに本当のことを伝えられない「何か理由」があって、主人公は隠そうとするけど、お前すげーなってどんどん評価されていくって感じとか。
その「何か理由」が上手いと面白さにもつながる気がしました。
例えば、よくあるのは、「性別を偽る」ですかね。
あと、記憶の共有は、どこまでされているのか曖昧なのはモヤモヤする原因になってしまうので、あくまで前世の人格から口頭で教えてもらわないと分からないくらいの徹底ぶりのほうが、前世と現世のどちらがどの情報を持っているのか分かりやすい気がしました。
話は変わって(※1)についてですが、例えばですが、
「 二十七代皇帝が異世界『チキュウ』との貿易・交流を始めてから約三世紀。
急進派の当代皇帝が交流で得た技術・兵器をもって宣戦布告をしてから五年。」
ちょっと一読した限りでは、意味がよく分からなかったです。なるべく一文の中に情報は詰め込まないほうが読みやすくなる気がしました。
どこを基準にして「二十七代」なのか、よく分かりません。ずっと同じ国が続いているのか分かりません。
「急進派の当代皇帝」とありますが、どんな状況が「急進派」と言っているのかも、よく分かりません。
「異世界チキュウと三世紀もの長い間ずっと仲良く国交していたけど、五年前に現皇帝がいきなり宣戦布告して戦争を始めやがった」くらいが分かりやすいかなぁと。
色々と書きましたが、あくまで個人の意見ですし、好みの話かもしれないので、合わなければ流してくださいね。
読み落としがあったりしたら大変申し訳ないです。
なにかお役に立てば幸いです。
ではでは、失礼しました。頑張って雑草を抜いてきます(ΦωΦ)