「春寒きリストカットの傷の跡」の批評
回答者 なお
いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。フィクションとのこと、文芸の表現は自由ですから、何をお詠みになっても構いませんが、ここは仲間の集まりです。いるかさんは明るいキャラで、積極的な投句とコメントで定評のある方です。そんないるかさんの、こんな俳句を読めば、そりゃあ心配しますよ。その辺はよろしくお願いしますね(外への投句の場合は大丈夫ですよ(笑)!)
さて御句、俳句として二点、気になりました。一点目、ゆきえさんもおっしゃっていますが、「春寒し」がいいのではと。原句では、「春寒き」と連体形でリストカットにかかっていて少し妙な気分です。
二点目は、「リストカットの傷の跡」という措辞が、若干、「頭痛が痛い」になっているような。リストカットは、手首を切ることで、当然傷が付きますよね。「リストカットの跡」でもいいのではと。
ただ、リストカットというと、もう思い切り「自殺を図った」となると思いますが、私は単に「手首の傷跡」として、えっ?どういうこと?と想像してもらおうとかと思いました。
・春寒し消えぬ手首の傷の跡
傷跡が消えぬでは月並みだとは思いましたが、とりあえず置かせてください。よろしくお願いします。
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早春の未だ冷めやらぬ寒さに手首の傷が疼きだす
あぁ、今日もまた甘き死への憧憬が溢れ出す
ちなみに本句フィクションです!
ご心配なく~