「雪の夜やタオルにじやれるチワワの子」の批評
回答者 なお
こんにちは。ちゃあき様、いつもお世話になってます。
拙句「松過ぎて」にコメントと提案句有難うございました。おっしゃる通り、浮世=世間は忘れる、ということを言いたかったのです。勉強になりました。
さて御句拝読しました。可愛らしい、いい句ですね。
私も当然推敲後の句のほうがいいと思いますが、あまりに他の方に絶賛されていて悔しいので(笑)、何か違うことをお伝えしようと思います…。
推敲前では、ワンちゃんがなぜタオルでじゃれるのかがわかりません。最後で「冬の夜」と出てきますから、ああ、寒いからか、となんとなくわかりますが、それまでは「愛犬俳句」と取られる恐れがあり、損ですね。
しかし推敲後は、まず「雪の夜」と、「冬の夜」より具体的な季語を置くことによって景色が効果的に浮かびます。これはいい。しかも「や」で切れを入れて俳句的になってます。
私は推敲前の句であれば、「なぜタオルなのか?毛布ではなくて?」というようなコメントをしたと思います。なぜならば、暖房感がなくて薄ら寒い雰囲気が漂っているからです。
しかし推敲後の句は、「雪」という語を入れることにより、逆に、「外は寒いが室内は暖かいんだよ、だからタオルでじゃれる、でいいんだよ」という感じになります。
いい推敲ですね。私も勉強になりました。
点数: 1
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何年か前に作った句を推敲してみました。よろしくお願いします。
原句:チワワの子タオルにじゃれる冬の夜