「テレビ分厚きサウナルームの秋思かな」の批評
回答者 打浪泳人
卓鐘さん、先ほどは拙句<よべの乱閉じてうれしや泥鰌鍋>に言及していただき、ありがとうございました。たいへん参考になります。私は作句歴三季(冬~春~夏)の初心者です。常に、藤田湘子さんの入門書で確認作業をしています。現在の私の作句態度が、いくつかあります。カタカナをあまり入れない、蕪村~子規~虚子のライン以前にも目を向ける(貞門、蕉門、紅梅千句、歌仙など)などです。今年3月に黒田杏子さんが他界されたとき、彼女の主催した同人誌の中に、こんな句を見つけました。<梅真白写経墨蹟かをりたつ・永井道子>、この句が、現在の私の座右の句なんです。卓鐘さんのご指摘どおり、私の作句姿勢が現在の俳句の読者とは少し距離があることは、わたしも薄々気づいてきています。また、現在の高水準の俳句では、形容詞は限定的に「赤き・白き・分厚き」などの形でしか使われていないことにも気づきはじめました。そこで、この道場で、他者の添削を浴び、自分の作句姿勢に反映させていければと思いました。自己紹介が長くなりました。御句<テレビ分厚きサウナルームの秋思かな>のカタカナの採用を契機に、私の作句姿勢について述べてみました。今後ともよろしくお願いいたします。
点数: 1
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一度だけ行ったリアル句会で「サウナ」のお題がでて全然作れなかった。