打浪泳人さんの俳句添削依頼
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打浪泳人さんの添削
「秋天や掴みどころの無きことば」の批評
添削した俳句: 秋天や掴みどころの無きことば
卓鐘さん「N俳特選六句入り」おめでとうございます。ご無沙汰しています、打浪泳人です。あなたの特選入りは、とても励みになりました。さて、御句ですが、秋天の澄んだ空気感と中七下五のぼんやりした空気感の二物衝突の一句と受け取りました。
点数: 1
「禾すなはち登る歌垣子の刻で」の批評
添削した俳句: 禾すなはち登る歌垣子の刻で
感じさん、よろしくお願いします。少し感想を述べます。<禾すなはち登る句集買ってみる> と <禾すなはち登る歌垣子の刻で>、わたしは前者の句に詩を感じます。後者の句は描写よりも説明に近い表現になっているような気がします。前者の句には「予感のニュアンス」があるのではないでしょうか。わたしの現在の理解では、俳句における詩性って、予感のようなものなのかなあと。日下野由季さんの句に<あらたなる風てのひらの空蝉に>という句があります。この句の感じが、俳句における詩性なのかなあと。それでは、また。(日下野由季さんは第42回俳人協会新人賞受賞者)
点数: 2
「漆黒や天の川のむ水平線」の批評
添削した俳句: 漆黒や天の川のむ水平線
竜子さん、先ほどは拙句<藤の花風のまにまに靡きけり>を添削していただき、ありがとうございました。参考になりました。御句<漆黒や天の川のむ水平線>を鑑賞してみました。わたしの鑑賞あるいは作句ポイントを2つ挙げてみます。①季語以外に「や」を付けない ②季語が中七に来ないようにする、これは現在の私の教科書である藤田湘子さんの俳句基本4型の鑑賞から私が今感じていることです。私も初心者ですので(作句歴3期、昨冬から今夏)、コメントはここまでにいたします。それでは、また。
点数: 1
「のど飴のなくなるまでを天の川」の批評
添削した俳句: のど飴のなくなるまでを天の川
卓鐘さん、拙句<藤の花風のまにまに靡きけり>を評していただき、ありがとうございました。あなたの指摘された季語が動く問題、わたしも意識していまして、マイ句帳に書き留めたなかの疑問符の句とした句をアップして読者の添削をあおいでみた次第です💦
御句<のど飴のなくなるまでを天の川>、「とき」の描写を「もの」に託した表現になっているので、いい具合に説明臭が薄くなっていて良いと思います。「ば」は描写を省略しても季語に「ば」の匂いが色濃いので、読者の想像で補うことができました。わたしは俳句の推敲ポイントに「もの・ば・ときのバランス」という点も重視しています。参考図書『俳句で日本を読む』李御寧(イ・オリョン)著 1983年 PHP 21世紀図書館0013 (新書サイズ)
点数: 1