俳句添削道場(投句と批評)

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後悔を束ねてカーネーション白し

作者 たーとるQ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

母の日テーマということで今度は陰に視点を当ててみた。白は母の日のカーネーションのルーツであり、現在は死に別れた母を偲ぶ色として定着している。

そんな白のカーネーションの花言葉は
「尊敬」「私の愛情は生きている」
亡き母へ母の日を供える人々は、尊敬や愛情を忘れないからこそ「もっと言うこと聞いてればよかった」「一緒に旅行したかった」など、後悔をそれら以上にこの日へこめているのではないか。

「束ね」ではなく「束ねて」と敢えて字余りにして重みを出し、「白し」で締めて最後に白のインパクトを出してみた(母の日のカーネーションは赤のイメージが大きいので裏切りを与える)。

最新の添削

後悔を幾つカーネーション白し

回答者 秋沙美 洋

こんにちは。

「後悔を束ねる」という捻った表現がどこまで受け入れられるか、ですね。今回僕はナシ寄りです。

実際に束ねているのはカーネーションで、後悔を束ねている訳ではありません。ですがまあ、詩の言葉として見るとまだ許容範囲。
ですが、「白し」と強く言い切ってしまうと話は変わってきます。
白いのはカーネーションであり、カーネーションは後悔である訳です。となると、白色をした後悔って何?という部分がちょっとフワフワし過ぎかなあ。
「カーネーション」と「後悔」くらいで収めるなら言葉同士の調和は取れるのですが、「白」「後悔」の二語で考えると、やはり句の中で上手く響き合っていない感じがしました。

この句は「後悔」「白いカーネーション」の二つを分け、取り合わせの句として詠んだ方が良いと思います。提案句の形です。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「後悔を束ねてカーネーション白し」の批評

回答者 鳥越暁

句の評価:
★★★★★

おはようございます
私は作為が見えすぎると思います。「束ね」るところ、「白し」の執着。揚げ句のような感情は、逆にさらっとした方がよいです。

◆後悔はカーネーションの白さかな

ぐらいで。

点数: 2

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「後悔を束ねてカーネーション白し」の批評

回答者 長谷機械児

句の評価:
★★★★★

たーとるさん、こんにちは。

少なくとも私は“御仁”と呼ばれるほどのものは何も持ち合わせていないので…。
3DS版のモンハンは、いくらかやっていて、「双剣」ときどき「操虫棍」を使ってました。下手っぴですが。

御句について。

全体的に詩的で良いと思うので、特にどこを添削というのはないです。
ただ、コメントにあるほどの“インパクト”は無いように感じました。「後悔を束ねて」と重く始まっているので、カーネーションが「白し」と最後に出てきても、特に裏切られた感はなく、納得しています。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

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「後悔を束ねてカーネーション白し」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

形として掲句で問題ないのですが、作為が見えるのは気になるので、私としては下五季語の形の方が落ち着きます。

・後悔を束ねて白きカーネーション

「後悔を束ねて」のような表現の是非は、まだ早いかな?

点数: 1

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「後悔を束ねてカーネーション白し」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

こんばんわ。

確かにコメントにある意図した効果はないものの、気持ちは十分伝わるし、むしろその効果が出てないことが結果的に良いと思いました。母の日の連想も出るし、亡き母に後悔を持ちながら白いカーネーションを捧げていることが伝わりました。
最後の「白し」が色の印象を残したことが良しと取るか、「赤でなくて白だ」ということを強調しているようで煩いと取るかは評価が別れそうです。
強調したくてだったら、そこに意外性を持たせることが句の内容に合わないのでこの句ではやめた方が良いかと思います。

字余りですが、この句はむしろ「て」によって重さというよりも、ゆとりが生まれて句が優しくなっていると思います。そしてそれが句に似合ってて良いと思います。
字余りが必ずしも、重みや重厚感になるかというとそうでもなくて、この句は句またがりの形なので、リズムが重くはならず、前半と後半にゆっくりとしたつながりができる効果が「て」によって生まれていると思いました。

意図には反していますが、結果として良い句になっていると思います。

点数: 1

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「後悔を束ねてカーネーション白し」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。どういう後悔を束ねているのか、いろいろ想像できる句でしたね。「カーネーション」が白いということに、いろいろな後悔が託されていて好き句です!
上五中七はチャレンジだと思いますが、どんどんチャレンジもやっていきましょう。

点数: 1

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「後悔を束ねてカーネーション白し」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。たーとる様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。

これは身に沁みます。
私は初読では、なんだかリズム(流れ)が良くないような気がして、次のような提案句を考えました。

・後悔を束ねて白いカーネーション

これは「白き」としてイサクさんがご提案なさいました。

しかし一方で、掲句のように最後に「白し」と置く意図も効果もわかります。口でうまく言えないのですが。

そのようなわけで、ここはこのままいただきます。

点数: 1

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「後悔を束ねてカーネーション白し」の批評

回答者 葉月庵郁斗

句の評価:
★★★★★

コメントありがとうございました
「に」はそこの場所
「へ」はその場所に対して
ですから「へ」が正解ですね。
う~ん、文法苦手です。(笑)

点数: 0

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添削対象の句『後悔を束ねてカーネーション白し』 作者: たーとるQ
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