俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

焼秋刀魚表と裏で半分こ

作者 なおじい  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

結婚した当初は、なぜかあまりお金が無くて、サンマは一尾を分け合ってました。頭の方と尻尾のほうに分けるとなんか公平でないような気がして、表を私がいただいて、裏側を妻が食べていました。
それから一人一尾食べられるようになりましたが、最近はお互いに食が細くなり、また一尾を分け合うようになりました…。

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「焼秋刀魚表と裏で半分こ」の批評

回答者 ダック

なおじい様
こんにちは。いつもコメント頂き有り難うございます。
なおじい様と他の方のコメントを見ながら思いついた句です。
笑い合い秋刀魚を分ける四畳半

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「焼秋刀魚表と裏で半分こ」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも温かいコメントありがとうございます!
他の方のコメントにまで言葉をいただいてお恥ずかしくも励みになります。完全になおじいさんやイサクさん、卓鐘さんをはじめ、みなさんに私がやっていただいたことを、まだまだ駆け出しの私もちょっと前に同じ悩みを抱えてたんだよーという目線で生意気にも書かせていただいています。相手方の迷惑になってなければいいのですが。

幸福さんの「sachiko」の添削よかったですー!

名が幸の子が不幸を語る夜長 

ばんばさんの2番でアンサー句です。リズムめちゃくちゃ(*'▽')

先日又吉さんYouTubeで、
「もし自分の自伝を書くとしたら、何個かあるハイライトで自伝って作られがちだけど、実際はそれ以外の自伝には載せるはずのない、編集で削られていくような時間ばっっっかりなんですよ、人生って。でも、それはすべて次の何かへのフリになっているんですよねー」っておっしゃってて。
幸せの数は片手にさえ余る、不幸せの数は両手も足りない。
なるほどなー。

御句、これはそういうなおじいさんのすべてがにじみ出た句だと感じますねー。この句、読んでるうちにちょっと泣けてくるというか、人生だなーと思って。半分こやからお子さんじゃあいよなー、これ奥さんとなおじいさんなのかな?と思ってコメント見たら、そうなんやー。そして、もっと読むと、今のことなのかー、今の半分こでもあるのかー。うーー。

秋刀魚は今や高級魚だなーって私は思ってたのですが、そういうことじゃないんだな。奥さんと二人で分けて、でも、頭としっぽじゃ不公平で、表と裏で分けたのさーって、伊勢正三さんの声が聞こえてきそうで。なんかじんわり泣けますよねー。
そんな日々の積み重ねで、秋刀魚一尾を焼いて食べれるようになって、また今半分こしてるなおじいさんの「秋刀魚焼く・秋刀魚食ふ」は、他の人とは違うなおじいさんの「秋刀魚焼く・秋刀魚食ふ」なんやなーって思います。だから、この「半分こ」が響くんだなーと思いました。
卓鐘さんがオマちゃんさん欄でおっしゃってましたけど、こういうことを詩情を持って詠むということなんだと思うし、テクニックばかりではない俳句の趣なんだと思います。俳句の詠み方を学ぶとか脳みそを使うことと別の部分として、心で詠むということが大切だということを教えてくれてますよねー。

ということで、提案句なんてありません。またコメント長くて、なおじいさんにちょっと読むの大変やぞ、他の方のコメントも長めのときあるからもう少し気をつけろよ、げば。と言われそうなので、もう引き上げます。このロングコメントはなおじいさん譲りなのですよ。なおじいさんが誰にでも丁寧にコメントを置いてきたから見習っているのです。げばを見習うなんてとんでもない(*'▽')

点数: 2

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「焼秋刀魚表と裏で半分こ」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

なおじいさんの句もげばさんの句ももう、隙がかなりなくなってきているので、すぐにどうこう言えない感じです。

もう、正しいかどうかわからないけど、なんかここが気になるなという部分だけで、ただ、それも「なぜか」が自分でも整理できないので、時間がかかります。

本句、もう言葉にほとんど無駄のない整理された句で、感慨もよーーく伝わる良い句と思います。散々削れ削れと言ってきて、反対のことを言うようで恐縮ですが、かつてそうだった、今戻ってきたニュアンスをなんとか入れたいですねぇ。でもそれを入れると「表と裏」と言う大切な部分を諦めざる得ない。

・焼秋刀魚かつてのやうに分け合いぬ

作者の選択の問題です。

点数: 1

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「焼秋刀魚表と裏で半分こ」の批評

回答者 すかんぽ

句の評価:
★★★★★

なおじいさんの句は、ほのぼのしてて、自然に口元が緩みます。
今晩ニコニコして、寝れそうです。
半分こっていう言葉すきです。
また、いつも的確なご指摘ありがとうございます。
不自由の句、全くおしゃるとうりです。
ご指摘に、気づかされました。喘ぐなんてなくてもいい言葉でした。
自分の、感情が前面にでたのでしょう。まだまだ青いです。
熟成するのは天国かしら。
とっても良いご添削ありがとうございました。

点数: 1

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「焼秋刀魚表と裏で半分こ」の批評

回答者 オマちゃん

句の評価:
★★★★★

なおじい様

秋刀魚の句にコメント頂き、ありがとうございます。
実は配信者かyoutuberか、どちらの言葉にするかで悩みました...いずれにせよ、当方の句は季語を活かせてませんでしたが(笑)。

さて御句、ほっこりしますね。
非常に仲良しなご夫婦なのですね。
半分こ、という表現が、ほっこり感や仲良し感を醸し出していると感じました。
色々な表現方法、お勉強になります。

点数: 1

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「焼秋刀魚表と裏で半分こ」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

卓鐘様と同じく、「なぜここが気になるのか」を自分で整理するまでに時間がかかりました。

御句、散文的な点は指摘が割れるところです。我々はなおじい様の句風をずっと見てきているので気になりにくいのですけれども。
御句のままでもよいのですが、二人でわけっこしているのを「自分と妻」として見せたいかどうか、というところですね。いわゆる「具体性」を求めるかどうか。
「半分こ」はとても魅力的な措辞で残したいのですが、「表と裏」の方が大事なことばに見えます。

・焼秋刀魚表と裏と半分こ
・焼秋刀魚表と裏で吾と妻で
・吾と妻で表と裏や焼秋刀魚

点数: 1

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半分こ妻と秋刀魚の皿一つ

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

おどろくほど細やかな心遣いですね。それに微笑ましい。ご自分の句帳にはぜひこのままで残しておいて欲しい句と思います。
ただ投句となると、いずれもこの句のポイントですが、表裏が分かりずらい、半分こという子供言葉のためお子さんとのシーンと誤読される気がします。掲句は、表裏の微妙な心理を描くことは私には難しかったので、割愛し、妻と明記し、新婚時代の貧しいけれどもほんわかと暖かい素敵なご夫婦にしてみました。「神田川」のようななんとも素敵な青春をすごされたこと、羨望します。

点数: 1

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愛妻と分け合う秋刀魚一尾かな

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

これはコメントと併せて読むとすごく素敵な物語が展開されますね。まるでフォークソングの歌詞のような。
「貴方はもう忘れたかしら 一尾の秋刀魚半分こして」みたいな。

一つだけ。句だけを見ると、誰と秋刀魚を分け合っているのか分かりません。子供と秋刀魚を分けっこしているようにも見えます。ここは相手が妻と分かるように書いた方が得でしょう。
となると、どこを削るかという問題が生じてきますが。提案句のような形はどうでしょうか。

点数: 1

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「焼秋刀魚表と裏で半分こ」の批評

回答者 はや

句の評価:
★★★★★

表と裏で半分こ、ステキですね!
子どもと分けっこをする、というのは日常的にやっている私ですが、表と裏で分けるという発想がありませんでした。それだけなおじいさんと奥様が、お互いを大切に思っている対等な関係だったという証拠ではないでしょうか。
頭と尻尾で半分にしたら、料理担当者はおそらく大きい方を相手の皿に盛るでしょう。それを相手はそのままよしとせず、同じだけ食べようと提案したのではないかと思います。なんていい夫婦!
子どもと分けっこなら、そんなにきっちり分け合えないと思うんです。気に入らなければほぼ残すし、気に入ったらどんどん食べてしまう(そして全部食べられる…)。
「表と裏」という言葉が対等な関係性を表しているようで、とても奥行きのあるいい句だなあと思いました。

「味見だけ…」の添削ありがとうございました。
描写か報告か、私自身の句で示していただいてなるほどと思いました。
俳句の中に「子」を入れるかいつも悩みます。なおじいさんのコメントの「結局全部食べちゃったよ、この子は!(笑)」が正に言いたかったことだったので、やはりここは「子」をきちんと入れた方がよかったなあと思いました。
いつもあたたかいコメント嬉しく思っています。これからもがんばります!

点数: 1

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「焼秋刀魚表と裏で半分こ」の批評

回答者 小西晴菜

句の評価:
★★★★★

なおじい様。いつも丁寧なアドバイスをありがとうございます。なかなか返信できず、申し訳ありません。
御句、ご夫婦で魚を表裏に分けて公平を期す、という発想に感動しました。貧しい時も、年齢を重ねてもまた半分こ。まさに、人生を分かち合う姿が、秋刀魚を通して伝わってきます。
また、この句を拝読したことで、前句「駐在の夢」が、より一層味わい深いものに感じられました。単に、「海外にいると日本食が恋しい」のではなく、その向こうのご夫婦の絆やご家庭の温かさが読み取れました。
ただひとつ気がかりなのは、他の方も指摘しておられましたが、奥様が明確な言葉として登場しないことです。現句通り、あえて「妻」だの「君」だの言わない方が奥ゆかしくて素敵な気もするし、やっぱりちょっと寂しい気もします。
ともあれ、なおじいさんの秋刀魚2連作、感慨深く鑑賞させていただきました。

点数: 1

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