「残暑なほ今朝毒虫に変身す」の批評
回答者 なお
こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。
御句、24日のご投句でまだ3日しか経っていないのに、なんだかずいぶん昔の句にコメントするような心境です。
御句、私はこれがカフカの「変身」をベースにした句だとはなかなか気がつきませんでした。そういうことにパッパッと気がつく皆さんはすごいと思います。
この句は、カフカの「変身」をご存知ない方には、何がなんだかわかりませんね。
げばさんの面白いところは、こういう、わかる人だけにしかわからないマニアックな句を投句、そうかと思うと急に情緒たっぷりの「道傍の地蔵」のような句を生み出すところですね。多才で羨ましいです。
提案句ですが、これはカフカの小説「変身」がベースになっている、ということを言いたかったので、次のようにしてみました。
変身の発想出でし残暑かな
しかしこれも、初読ではなんだかわかりませんね(笑)。よろしくお願いします。
点数: 1
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あー、まだ蒸し暑い、暑い、秋恋しって思ったりもする。
きっと、こんな日にザムザは毒虫に変身していたのでは、というところに飛んじゃった句。
「毒虫に変身するくらい残暑」くらいの句から始まって、残暑の説明感を取ると最終取り合わせみたいになりました。
もちろん実景でもなく不条理をお借りした句。ダリの絵などが句に詠まれることはあるようですが文学作品と季語を合わせることはあるのでしょうか?知る人ぞ知る「本歌取り」みたいな。全く実景の描写でもなく、、。こういうのは禁止?全く正調でもなく。
みなさんご意見よろしくお願いします。