俳句添削道場(投句と批評)

幸福来々さんの添削最新の投稿順の9ページ目

この道や銀杏降るたび手を君と

回答者 幸福来々

添削した俳句: 冷える手と赤らむ頬のいちょう道

コメント失礼します。

銀杏降る道にはしゃいでいる子どもの句だと思いました。
季語は「冷ゆ」になるのかな?
全体的に秋の季感は感じます。

コメント読んでみると、恋だということなので、それを踏まえるとこの『冷えた手』を君は繋いでくれないかなって思って『赤らむ頬』ってことなのかな?
それとも『冷えた手』を繋いでもらって『赤らむ頬』ということなのか?

詩歌の世界の恋愛の対象を表す「君」を登場させるとか、「片恋」と直接表現するとかしないと恋の句として読むのは難しいかもしれません。

添削というか、銀杏並木が想像できるかつ、「君と手を繋ぎたいな」という気持ちだけギリギリ伝わるかなっていう提案だけしておきます。

点数: 0

「夏草の中残る餌皿地域猫」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 夏草の中残る餌皿地域猫

『秋思』の俳句のコメントありがとうございました。

本句ですが、『夏草』という生命力あふれるものと空の『餌皿』の取り合わせは面白くて良いなと思いました。
『夏草』と『餌皿』で、『地域猫』の喪失感を表現できるんだなと。
『夏草』って『夏草』自体は存在感ありますが、哺乳類の生命の気配が全然感じられない季語だって気づきました。
ま。考えてみたら、『夏草や兵どもが夢の跡』もその類か。。。

しかし、この句を成立させるのはかなり難しいなと思いました^^;

この喪失感に地域猫であるということが重要ではないし、『の中に残る』は冗長な表現かもしれません。
「夏草に餌皿」で十分だと思います。
この『夏草』が生えている場所を公園や空き地など、公共の場所にすると、飼われている動物ではない餌皿は表現できるかと思います。

ただし、このままだと、主役が餌皿になってしまうので、少しこの『夏草』の描写を増やして、主役にしないといけないと思いまたけど、全然良いのが思いつきませんでした。。。
すみません。

空き地一面の夏草に餌皿

点数: 0

「デアリングタクト秋空へ嘶く」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: デアリングタクト秋空へ嘶く

いつもコメントありがとうございます。

「競馬」自体は夏の季語なので、この秋にこの競走馬が走りたいと思ってるけど走れない感慨なのだろうと詠みました。
馬自体のことを考えてもいいし、その馬を見てる第三者を見てもいいし。

私は競馬は全然わからないので、『デアリングタクト』調べました。
最初は「んー」って思いましたけど、私の読みが甘いだけでかなり成立してるなと思いました。
『嘶く』の言葉の経済効率がめちゃめちゃいいなと思いました。
『デアリングタクト』が馬であるということと、馬が鳴いている両方を表現できいます。
また、『秋空へ嘶く』だと、走りながら『嘶』いるわけではなく、屋根はなさそうですが、馬自体は止まって『嘶』いる感じがします。
『デアリングタクト』の固有名詞も利いてる気がします。
ただの競走馬だと、盛者必衰感や、盛者必衰に対する悲壮感・残念感がでないので。

点数: 1

「ゆつくりと雲の影ゆく花野かな」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: ゆつくりと雲の影ゆく花野かな

コメント失礼します。

花野の長閑さがゆっくりと動く雲の影で気づくってことありますよねー。
『雲の影』として、視線を上空に向けず、雲の影と花野をずーっと追う感じのカメラワークがなお長閑さを演出してると思います。

技術的な話なのですが、基本的な『かな』の解釈は、「~のように感じました・思えました(が、皆さんどうでしょう?)」なので、事実と『かな』の組み合わせはなかなか難しいと思います。

『かな』を利かせるとしたら、本当はあり得ないことと組み合わせる必要があると思います。
例えば、

雲の影なおゆつくりと花野かな
雲の影減速しゆく花野かな

良いのが思いつかないだけかもしれませんが、説明くさくなって、むしろ『かな』なくした方が、よいかなと思います。

点数: 1

「スタメン決定帰路は月煌々」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: スタメン決定帰路は月煌々

『後の月』の句のコメントありがとうございます。

あれだけちゃんと読んでいただけたら、嬉しい気持ちでいっぱいです。
それに比べて、私のコメントはちょっと冷たすぎたなと反省しております。

言い訳ですが、仕事に追われてる中の現実逃避として朝方書いたコメントだったので、思ったよりぶっきらぼうになってました。
失礼しました。

秋最後の月、これから(2日後に)満月・名月になる月のことを『後の月』といいます。
ただ、不安と希望を無理やり「月」を使って表現する感じになってるので、他にいい季語があると思います。

また、助詞について色々と推敲していただいてましたが、「に」が他の助詞に比べて他人が書いたというニュアンスが伝わるかなと思ったためです。

本句はスタメン決定した人しか本句を愛でることができないという意味で、とても惜しいと思ったので、思わずのコメントでした。

このままでも、勝者のスポットライトのみたいなワクワク感、逆に気を引き締める感じだったり、季語の力は大きく働いてると思います。

点数: 1

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