俳句添削道場(投句と批評)

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ゆつくりと雲の影ゆく花野かな

作者 つちや郷里  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お題『花野』

夜中に台風の音で起きて、ふらっとこちらのサイトに立ち寄ったらお題が変わっていたので、すぐに作りました(笑)
ちなみに当方長崎県在住ですが、私のところは特に被害を受けませんでした。
日本列島を縦断していくと思われるので、皆様もお気をつけください。

今日締め切りの俳句ポスト兼題「芒」に初めて中級者以上用フォームに投句しました。
来週結果発表の兼題「原爆忌」は初級者用に投句したので、皆様と切磋琢磨できるのはまだ先ですが、皆様の句が良い結果になることを祈っております。

最新の添削

「ゆつくりと雲の影ゆく花野かな」の批評

回答者 げばげば

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。できている句だと思います。
冒険や発想などいろいろな意見も出ていますが、まず、見たままの光景が読み手に届いているということが、とてもとてもすばらしいことだと思います!
中七の言葉のおさまりもきれいで上手く「かな」にかかっていきます。

ギルさんの俳句ポストの秀作句に、雲を「マンタの腹のやう」とたとえる句があります。雲のゆっくりさ、大きさ、質感、すべてを包含して、かつオリジナリティを持つ句です。花野が広い海にまで思えて、季語が立っていきます。

コメントも理論的だし、この句もふくめ、できている句なので、その先の何かを目指すかどうかというところにはあると思います。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「ゆつくりと雲の影ゆく花野かな」の批評

回答者 長谷機械児

句の評価:
★★★★★

土谷海郷さん、こんにちは。

御句について。

綺麗に収まっているとは思います。が、もしもこれを俳句ポスト365に投句したら…類想の真ん中でした(「花野」は昨年出た兼題で、月曜「類想」の例示に「雲の影が過ぎ」と出てきます)。「花野」の句で「雲」を使うのは、なかなか工夫が必要なようです。

即吟なので投句とは別物、ということはあるでしょうが。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

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「ゆつくりと雲の影ゆく花野かな」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

土谷海郷さん、こんにちは。
台風の進路と大雨情報の色別のマップのようなのを見ていたら、九州でも長崎県は直撃を受けていないみたいでした。よかったですね。
こちらはこれからです…。

さて御句拝読しました。いい感じの句だと思います。花野の句にはゆったりひろびろ感が欲しいなと思っていますが、まさにその通りの句ですね。

強いて言えば、上五「ゆっくりと」ですが、この日はおそらくいい天気だと思いますので、雲の流れもゆっくりでしょう。
私は例えば、速度より広がりを表す言葉も悪くないのではと思いました。

・大いなる雲の影ゆく花野かな

ああ、でも、「大きな雲が広がってゆく」ということで、天気が下り坂と読めてしまいますかね?そういうつもりではないのですが…。

すみません、中途半端で。

点数: 1

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「ゆつくりと雲の影ゆく花野かな」の批評

回答者 幸福来々

句の評価:
★★★★★

コメント失礼します。

花野の長閑さがゆっくりと動く雲の影で気づくってことありますよねー。
『雲の影』として、視線を上空に向けず、雲の影と花野をずーっと追う感じのカメラワークがなお長閑さを演出してると思います。

技術的な話なのですが、基本的な『かな』の解釈は、「~のように感じました・思えました(が、皆さんどうでしょう?)」なので、事実と『かな』の組み合わせはなかなか難しいと思います。

『かな』を利かせるとしたら、本当はあり得ないことと組み合わせる必要があると思います。
例えば、

雲の影なおゆつくりと花野かな
雲の影減速しゆく花野かな

良いのが思いつかないだけかもしれませんが、説明くさくなって、むしろ『かな』なくした方が、よいかなと思います。

点数: 1

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「ゆつくりと雲の影ゆく花野かな」の批評

回答者 森本可南

句の評価:
★★★★★

情景が見えてきます。
作りての穏やかなきもちが伝わってきて、気持ちのいい句だと思います。爽やかな秋の風も感じられます。冒険のないのがものたりないかも。

点数: 1

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「ゆつくりと雲の影ゆく花野かな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

整っていますし、「かな」をきれいに使って収まっていますし、技術的には私の目線では言うことがありません。
問題があるとしたら、長谷様のいうとおり「誰かが考えそうな組み合わせ」という点ぐらいです。
ただ類想は受け手に共感をもたせる強みもあるので、一概には否定できません。
類想を避けるとしたら、この句の場合はたとえば上五五音分の工夫ができると思います。「ゆっくりと」がなくても、雲の影はそれほど早くはないでしょうから。

・ソフトクリームの雲の影ゆく花野かな
ソフトクリームの形の雲、というのも類想ですが、何かできそうな気はします。

点数: 1

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添削対象の句『ゆつくりと雲の影ゆく花野かな』 作者: つちや郷里
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