俳句添削道場(投句と批評)

幸福来々さんの添削最新の投稿順の4ページ目

「冬の月緩和ケア行く君の笑み」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 冬の月緩和ケア行く君の笑み

『去年今年』の句のコメントありがとうございます。

一人称は「わっち」「あちき」「わちき」のどれかになりますが、使い分けについては私もよくわかりませんでした。
郭詞(くるわことば)自体の目的はめいさんのおっしゃるとおり出身を隠すためみたいです。

さて、本句ですが以下のように読みました。

「大丈夫!大丈夫!」とかいつも言ってたくせにいざ緩和ケアにいくとなったときの君の笑みになんだか違和感を感じた。あれって強がってたんだ?と感じた。

もしくは

いつもはあんなにキツそうなのに、緩和ケアにいくとなったときの君の笑みはなんとも嬉しそうだった。

前者の読んだ方が季語をリスペクトするので、前者の読みだと思っていますが、緩和ケアというものを本句で初めて知りましたので、『緩和ケア』との向き合い方が分からず、読みを迷いました。
これは句の問題というより、私の想像力のなさの問題ですね^^;

前者の読みになった理由は以下のとおりです。

・季語『冬の月』は寂寥感を含む季語である
・『冬の月』の描写が『君の笑み』に影響しているはず
・『緩和ケア行く』今を読んでるため、『冬の月』が登場する今が以前と違うはず

なんでも句材にする姿勢に楽しく俳句を詠まれているのが伝わってきます。
句材があれば、あとはカタログから選ぶように季語を選んで気軽に作れるところが俳句のいいところですよね。

点数: 2

「イヤホンのクール沁みいる冬田かな」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: イヤホンのクール沁みいる冬田かな

『寒晴』の句のコメントまたよくわからなかったです。
というか、鑑賞するつもりのない方のコメントは今後不要です。
一回でも誰かを焼き殺す太陽がある寒晴の空ってどんな空だろう、なんでこんなこと言うのだろうと想像していただけましたか?

解決策・改善策のない指摘・批評はただの文句にしかみえません。
故に不愉快に思うのが人として普通だと思います。

> 俳句は基本一人称の詩です
違います。
基本三人称の詩です。
なぜなら、作者が主役ではなく季語が主役だからです。
オレと書かなければ、誰・何が焼き殺されるかわからないです。

寒晴が主役ではなく太陽に軸足があるというご指摘ならわかりますが、そんな太陽がある寒晴を表現してみたかったのです。

「俺の言うことをきいていればいいのだ!」ということであれば、ご自分の作品として掲句されてください。
そういう風に受け取られる情報を私のコメント欄に日本語で書かれていますよ。

点数: 0

「野水仙生える岬の犬の墓」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 野水仙生える岬の犬の墓

『去年今年』の句のコメントありがとうございます。
ちなみに、本命の男のことは「間夫(まぶ)」といいます。

さて、本句ですが、純粋に景を詠まれているものですね。
既にご指摘がありますが、遠景と近景の差が激しすぎるので、このままのカメラワークでやるのであれば、中七を「や」で切る方が良いと思います。

ただ、『水仙』が『生え』てるから、水仙を描いているので『生える』はいらないかもしれません。
また、水仙は海岸沿いに咲く花なので、岬という情報が重要なのかが少し疑問です。
そして、『犬の墓』から『野水仙』が群生している景を見せたほうが季語を立てる上で得ではないでしょうか。

と思って、コメント読んだら『野水仙生える岬』が即ち『犬の墓』ということなのですね。
『野水仙生える岬』に『犬の墓』があると読んでました。
要は、景としては、『野水仙生える岬』しか存在しないことになりますよね?

添削というか、「久々に野水仙生える岬を通ったときに、犬を埋めたことを思い出した」という意味での提案句は以下のとおりです。

・犬埋めたときの香りや野水仙

点数: 1

「あなたにはそのほうがいい雪の夜」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: あなたにはそのほうがいい雪の夜

再訪すみません。

短歌をお勧めされている方がいますが、私はこういう俳句好きですし、十分鑑賞できると思いますよ。
短歌も楽しいですけどね。

プレバトの夏井いつき先生が「季語の力を信じろ」いつも言っているように、季語には心のヒダを表現できるようなものはいくつもあります。
それを探し出すのは大変ですが、諦めず表現者として作句していただきたいです。

俳句の修行は多作多捨といい、そもそも良い句はポンポンできるものではありません。
また、他人の句をたくさん鑑賞し、いいところはパクリ悪いところは真似しないようにするのも勉強です。

お互い頑張りましょう。

ちなみに私がこの句を短歌にするとしたら、以下のとおりです。

もう会わない方がいいよと言ったけど未だに化粧落とせずにいる

点数: 2

「福寿草儲かる本を残し父」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 福寿草儲かる本を残し父

『去年今年』の句のコメントありがとうございます。
最近質の悪い男と別れて、こんな感じのこと一生やってくのかな?と思ったので、端女郎もこんな感じじゃなかったのかと想像で詠みました。

さて、本句ですがお父様が生きていらっしゃって、元旦からバリバリ働いていらっしゃることを喜んでいると読みました。

理由は以下のとおりです。

季語『福寿草』は元日草とも呼ばれ新年をめでたいとする季語である
・誰かが本を残したという情報だけで、父が故人であると断定できない

まず、お父様が亡くなっていることは、『残し』を「遺し」とすれば解決です。
あと、お父様が努力なされたことを表すためにも、『儲かる』ではなく「儲ける」を使うべきです。
勉強的に言うと自動詞と他動詞いいますが、他動詞を使わないと「勝手(自動的)にそうなる」という雰囲気が出てくるためです。

添削というか、「お父様の努力のおかげで、今年もまた私達は、めでたく新年を迎えられます」という私の解釈の提案句は以下のとおりです。

・父遺す儲ける本や福寿草(原句に近い形)
・福寿草ひかる亡父のビジネス書

調べると「手沢本」という故人の愛読書という意味の便利な言葉がありましたので、本だけクローズアップした無季の句。
・マーカーの引かれし父の手沢本

点数: 2

幸福来々さんの俳句添削依頼

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母の手が老いて幾度の小春かな

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オレを焼き殺す寒晴の太陽

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投稿日時:

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