俳句添削道場(投句と批評)

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福寿草儲かる本を残し父

作者 堀籠美雪  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

バブル崩壊でお金が無くなった我が家、大黒柱の父はいろいろな本を読みながら、必死で儲かるように、続けられるようにもがいていたのだ。近所の10件あった寿司屋はすべて潰れ、うちだけが残った、しかし父も苦しかった、父が残した本を読むとよくわかる、大事なところには蛍光ペンが引かれていた、脳梗塞で半身不随の寝たきりになるまでの83歳まで、細くなってきた手で必死で寿司を握っていた姿が忘れられない。

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「福寿草儲かる本を残し父」の批評

回答者 幸福来々

句の評価:
★★★★★

『去年今年』の句のコメントありがとうございます。
最近質の悪い男と別れて、こんな感じのこと一生やってくのかな?と思ったので、端女郎もこんな感じじゃなかったのかと想像で詠みました。

さて、本句ですがお父様が生きていらっしゃって、元旦からバリバリ働いていらっしゃることを喜んでいると読みました。

理由は以下のとおりです。

季語『福寿草』は元日草とも呼ばれ新年をめでたいとする季語である
・誰かが本を残したという情報だけで、父が故人であると断定できない

まず、お父様が亡くなっていることは、『残し』を「遺し」とすれば解決です。
あと、お父様が努力なされたことを表すためにも、『儲かる』ではなく「儲ける」を使うべきです。
勉強的に言うと自動詞と他動詞いいますが、他動詞を使わないと「勝手(自動的)にそうなる」という雰囲気が出てくるためです。

添削というか、「お父様の努力のおかげで、今年もまた私達は、めでたく新年を迎えられます」という私の解釈の提案句は以下のとおりです。

・父遺す儲ける本や福寿草(原句に近い形)
・福寿草ひかる亡父のビジネス書

調べると「手沢本」という故人の愛読書という意味の便利な言葉がありましたので、本だけクローズアップした無季の句。
・マーカーの引かれし父の手沢本

点数: 2

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「福寿草儲かる本を残し父」の批評

回答者 気まぐれ亭

句の評価:
★★★★★

こんにちは
大変な人生を歩まれてきたのですね、、
誰にもこの人にこの人生ありということでしょうか、、、

さて、御句拝読しました
福寿草に関する件は幸福来々さんにおっしゃっていただいてますね
後個人的に「残し」は「残す」か「残しし」かな、と思いました
私の方ではコメントに合わせた季語を斡旋してみようかとひとつ
 藪入りや父の遺しし儲け本
 #藪入りは本来は先祖を祀るための休みであり帰郷の意
今後ともよろしくお願いします

点数: 2

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添削対象の句『福寿草儲かる本を残し父』 作者: 堀籠美雪
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