俳句添削道場(投句と批評)

幸福来々さんの添削最新の投稿順の15ページ目

「ちゅんちゆん空は青しや寒雀」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: ちゅんちゆん空は青しや寒雀

これ、わかります。

私は悪くないと思います。
「ちゅんちゅん」が朝の光の擬音語となってくれてるかのようで、朝の光がなお輝きをましてるかのように感じることあります。
そして、輝きをましているのがなんと雀であった!とそうなってますね。
『空「は」青し』としてることで、雀と空のコントラスト見えます。

三段切れ回避の「ちゅんちゅんと空は青しや寒雀」くらいでいいんじゃないですかね?

ちゅんちゅんは雀だよね。を推敲したら、この句が壊れてしまうので、推敲するとしたら、ちゅんちゅんと聞こえる空は晴れてるから青いよね。のところだと思います。

私ならこうするという意味で、以下なんてどうでしょうか。

ちゅんちゅんの空の光や寒雀
ちゅんちゅんの朝の光や寒雀

『ちゅんちゆん』で上五つくる発想は、笑いましたw
普通に面白いですが、特殊なので人に伝えるという意味では、なしだと思います。

点数: 1

「春愁やそをつと剥がすサロンパス」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 春愁やそをつと剥がすサロンパス

季語とフレーズが近い気がします。
歴史的仮名遣いの「お」は、語頭は「を(をとめ等)」だけど、語中・語尾は「ほ(かほり等)」が正しいです。

・『水やりはシジミ蝶起こさぬように』的な感じ
春愁の夜はサロンパスをそほつと

・季語とフレーズの近さを解消するために、季語とサロンパスを合体する
そほつと剥がす春愁のサロンパス

なんてどうでしょうか?

点数: 1

「濁り酒ことばにならぬことばかり」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 濁り酒ことばにならぬことばかり

『渡り鳥』の句のコメントありがとうございます!

いただいた読みの感想だけ失礼します^^;

無声映画といいつつも鳥の声が聞こえるようだという読みは、なんか劇中劇みたいな読みで面白いなと思いました。
この句の世界に入っていってくれて、その風景をみてくれたのかなと思える鑑賞で嬉しかったです。
卓鐘の想像力が、その声を聞かせたんだと思います。

点数: 0

「提灯の撤去の朝を鳥渡る」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 提灯の撤去の朝を鳥渡る

コメント失礼します!

本句、お祭りのあとの朝を思い浮かべました。
季語「渡り鳥」によって、昨日まで出店を出していた人が日常にもどることの一時の安堵感と次の祭り現場へのやる気みたいなものを感じました。

また、『提灯の撤去』が、撤去してる人の背景や気持ちが想像しやすくて、がいいなと思いました。
仮に、お祭りの提灯と読まれなくて、店舗の提灯と読まれたとしてもこの句が持つ感慨は薄れないと思います。
私がいくら頭を捻っても、渡り鳥を祭りの後に飛ばすことはできないなぁと尊敬します。

助詞についてですが、「時間空間+を+季語」は季語が活き活きとする気がするので、季語にとって良いステージが用意できたときの「を」が個人的に好きです。
が、私なら「を」を選択する場合、季語は「渡り鳥」を使います。

「を」は時間と空間をその先の名詞に与えてくれるということになるので、一気に風景が広がるような鑑賞に誘導されるからです。
また、「を」は動詞を省略した形になりますので、読まれる風景はそのままだけど、その名詞の描写に焦点が当たりやすいと思います。
動詞の着地の場合は、物より事・動作に焦点があたりやすくなるため、動作に思いを馳せる形になるかと思います。

ただ、「や」を選んだ場合なら、「鳥渡る」を使います。
これは曖昧な理由ですが、「を」がないと「渡り鳥」の飛んでる様子がなんか想像しづらくなる気がするためです。
飛んでる必要がないなら、「渡り鳥」でもいい気がします。

点数: 1

「春あした重い布団の引きこもり」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 春あした重い布団の引きこもり

コメント失礼します!

冬が明けたばかりの布団は重いという春の眠気を布団の重さで表現しようとする行為には独創性があると私は思いました。

この独創性を一歩前に出すには『重い』の位置を変えたほうが良いと思いました。
『重い布団』だと、いつも重い布団という意味が強いですが、「布団が重い」だと、今重いという読みに誘導できます。
また、季重なりを気にするのであれば、「春あしたの布団」と「の」でくっつけて『布団』を『春あした』のものにしちゃうという手があります。
よって、「春あしたという今日、布団が重いと感じた」と表現するのであれば、「春あしたの布団の重い」とした方が良いと思います。

あと、布団に引きこもってるのであれば、「布団に引きこもり」の方が良いと思います。
『布団の引きこもり』だと布団が引きこもってるという擬人化に読めてしまいます。
ただ、引きこもってる状態を言っており、描写ではないのでここに推敲の余地があるいかもしれません。

たとえば、その布団から起きる瞬間を書くのはどうでしょうか?
・春あしたの布団の重し午後三時
→陽気が漂いだして起きる

・春あしたの布団の重き引っ剥がす
→かったるい感じ

点数: 1

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