俳句添削道場(投句と批評)

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春あした重い布団の引きこもり

作者 三月幸暁  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

「春眠暁を覚えず」とあるように春は気持ちいいものですが、冬の間外に出せなかった布団はペタンコで軽いものではないでしょう。「春あした」は冬があけた春の朝。外は生き物が活動し始める目覚めの季節だが、布団を干す気持ちも起きないほど眠くて、その眠気が心地よくもある。という思いで作成しました。
でも意味が重複しているような気もします!これはどう直したらいいんでしょうか?

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「春あした重い布団の引きこもり」の批評

回答者 幸福来々

コメント失礼します!

冬が明けたばかりの布団は重いという春の眠気を布団の重さで表現しようとする行為には独創性があると私は思いました。

この独創性を一歩前に出すには『重い』の位置を変えたほうが良いと思いました。
『重い布団』だと、いつも重い布団という意味が強いですが、「布団が重い」だと、今重いという読みに誘導できます。
また、季重なりを気にするのであれば、「春あしたの布団」と「の」でくっつけて『布団』を『春あした』のものにしちゃうという手があります。
よって、「春あしたという今日、布団が重いと感じた」と表現するのであれば、「春あしたの布団の重い」とした方が良いと思います。

あと、布団に引きこもってるのであれば、「布団に引きこもり」の方が良いと思います。
『布団の引きこもり』だと布団が引きこもってるという擬人化に読めてしまいます。
ただ、引きこもってる状態を言っており、描写ではないのでここに推敲の余地があるいかもしれません。

たとえば、その布団から起きる瞬間を書くのはどうでしょうか?
・春あしたの布団の重し午後三時
→陽気が漂いだして起きる

・春あしたの布団の重き引っ剥がす
→かったるい感じ

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「春あした重い布団の引きこもり」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
2句目、いいですねー、盛んな作句!

さて、御句。
春暁、孟浩然ですね。すごく気持ちがわかりますー。
今は「春あした」「布団」という春と冬の季語の季重なりになってしまっています。
ただ、この気持ちを表す季語があります。
「朝寝:春は寝心地がよく、たとえ十分な睡眠をとっていても、いつまで もうつらうつらと温かい寝床にくるまっていたいもの。」です。

とすると、17音でよんだことを3音で詠めてしまいます。
「〇〇・・・・・朝寝かな」こういう感じで上五中七をさらに光景として詳しくしていくのもいいかもしれません。

覚めてまたゆらり漂ふ朝寝かな 林翔
目覚ましを止めてたたいて朝寝かな 物江昌子

こういう感じが三月さんのイメージでしょうか。いかがでしょう(*'▽')

点数: 2

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添削対象の句『春あした重い布団の引きこもり』 作者: 三月幸暁
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