俳句添削道場(投句と批評)

みつかづさんの添削最新の投稿順の16ページ目

「紫の蝶が群がるごとく藤」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 紫の蝶が群がるごとく藤

こんにちは。貴句、拝読しました。

パッと立ち上がる光景キレイですね。

蝶も藤も春の季語ですが、「紫の蝶」とありますので図鑑で調べると越冬種が多く年間を通じて見る事ができますし、更に「ごとく」とありますので、作者の感動の季語は「藤」の方にあると分かり易いので、この季重なりを問題視する読者はあまり、と言いますか、殆どいらっしゃらないと言っても差し支え無いかと私は思いました。

接続助詞「は」ではなく「が」をお使いですので、きっと強調されたい気持ちもおありでしょうと私は読み解きました。

原句、このまま味わいたいと思います。ステキな句をありがとうございました。

点数: 1

「そよそよと上に下へと紋白蝶」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: そよそよと上に下へと紋白蝶

こんにちは。貴句、拝読しました。
皆さん、光景を上手く立ち上げられますね。竜子さんの句もそうですよね。

それだけに、今回の貴句は少し違和感ありました。
と申しますのは、「そよそよ」が風の印象を抱かせますので、風に全く感動が無いのであれば、「ひらひら」で紋白蝶の動きに読者の視線をまとめてしまうと良さそうな印象です。

又、中七の助詞の選択は「へ」に統一なさると、紋白蝶の動きがより活き活きハッキリ読者に見えてくるのではないかという印象も受けました。
(「へ」は方向へ重点が置かれ、「に」は到着点に重点が置かれる為。「上に下へ」の表現では、「蝶は上を目的地にしているのに、何故その後下へ行くんだろう?」と読み手は受け取る為)

そして、「この句は口語体にしたい」という作者の意思を感じました。
でしたら、紋白蝶のアップから入るのも一案かなと思います。
例えば、以下の様に
・紋白蝶上へ下へとひらひらと
・紋白蝶ひらひらひらと上や下

どちらも、上五を「白蝶は」に置き換えるのも一案です。

点数: 1

「ばっさりとカットせむ髪止まる蝶」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: ばっさりとカットせむ髪止まる蝶

こんにちは。貴句、拝読しました。

「長く伸ばしていた髪をショートにするか迷う気持ちを詠みました」に、主に焦点を絞りますね。

中七の「せむ」。品詞分解すると以下です。
サ変動詞「す」の未然形「せ」+推量・意志の助動詞「む」(の連体形(すぐ後ろに名詞「髪」があります)、又は終止形)

ですので、読者には「作者はバッサリと髪を切りたいんだな」と伝わり、迷いは伝わりません。「助動詞む」の後に名詞「髪」が来ていますので「この「む」は連体形だろう」と読まれると尚の事です。

上五の「バッサリと」にも触れておきます。
後ろに「髪」がありますし、間に「カット」もあります。
ですので、「バッサリ」又は「カット」のどちらか削っても読者には十分伝わります。
削って余った音数で「迷い」を表現なさるか、「バッサリ」と「カット」のどちらも削って迷いを表現なさるか。どちらもあると思います。
更に、季語で春の感じを前に出す事で、「バッサリ」、「カット」、「髪」の全て書かずに「髪の事かもしれないな」と読者に思わせる方法も一案です。
全部使わない案だけ例挙げてみます。文語諦めますけども。

・このままか切ろうか肩に止まる蝶

他の方が添削例を挙げてくださると思いますので、私のコメントからは品詞分解の所だけ押さえていただければと思います。

点数: 1

「紫の蝶が群がるごとく藤」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 紫の蝶が群がるごとく藤

拙句へのコメント、ありがとうございました。
「黄蝶」で春の季語なのですね。とても勉強になりました。

上記、誤記があります。接続助詞ではなく「格助詞」です。
大変失礼を致しました。訂正致します。

点数: 1

「底冷えの寒月夜ふけるものおもい」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 底冷えの寒月夜ふけるものおもい

初めまして。貴句、拝読しました。

掛詞。難しい技法ですよね。
他の投句サイトとの兼ね合いで、私は掛詞を用いた句はこちらではまだ未発表です。

さて、季語「寒月」。
この季語だけで、殆どの読者の読者は「極寒の夜空」を想像致します。
ですので「夜」と書かなくても、「ふける」がありますので間違いなく夜だと読者に伝わります。これで夜だと想像できない読者は放っておいていいと思います。

更に、「ふける」が平仮名表記ですので「掛詞の可能性が高いな」と伝わりますが、でしたら下五は「物思い」(文語になさるなら物思ひ)と漢字でお書きになる方が、季語「寒月」が活き活きと輝きを増し、物思いとの対比も出てくるのかなと、私は思いました。

点数: 2

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