俳句添削道場(投句と批評)

つちや郷里さんの添削最新の投稿順の33ページ目

「禿鷲や飛び放題の天高し」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 禿鷲や飛び放題の天高し

岩住涼太さんこんにちは。
芒の句へのコメントと素敵な添削ありがとうございました。

御句
悠々と空を飛ぶ禿鷲は迫力ありますね。
いるかさんのご指摘のとおり、鷲は冬の季語ですね。
私の歳時記には禿鷲は載っていませんでしたが、冬の俳句だと思われないために秋の季語を先に置くという方法はいかがでしょうか。
また、禿鷲をカタカナにして季語としては使っていないことをアピールするというのもありかと思います。
季語をカタカナで書くのは基本的にタブーですからね。

・天高しハゲワシ何を得物とす

次回も楽しみにしてます。
またよろしくお願いします。

点数: 2

「左利き用のレードル芋煮会」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 左利き用のレードル芋煮会

再訪失礼します。

「や」と「の」の使い分け方や効果の解説と素敵な例句ありがとうございました。
それと、ポスト佳作おめでとうございます。
今回は並選でもかなりレベルの高い句が多くある中で佳作に選ばれるとは本当に凄いです。
愉快な内容で破調なのにリズムが良く素晴らしい句でした。

いつも勉強になります。
またよろしくお願いします。

点数: 1

「こいのぼり我子泣いて乳歯見せ」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: こいのぼり我子泣いて乳歯見せ

舞矢 愛さんはじめまして。
土谷海郷(つちやみさと)と申します。
よろしくお願いします。

我が子の歯についての句といえば、中村草田男の「万緑の中や吾子の歯生え初むる」を思い浮かべますね。
御句ですが、中七「わがこないて」という読み方で正しければ字足らずです。
「見せ」とか「見え」というのは書かなくていい場合がほとんどです。見たから俳句を詠んでいるわけですからね。
個人的には、こいのぼりを見たから子供が泣いたというように因果関係を結びつける必要はないと思います。

季語をひらがなで書くのは子供らしさが出るので効果があると思います。
ですが「こいのぼり」の場合は全部ひらがなにせず、「鯉のぼり」ぐらいにした方がいいかもしれませんね。

・泣く吾子に乳歯生え初む鯉のぼり
・吾子泣けば小さき歯のあり鯉のぼり

吾子は「あこ」、小さきは「ちさき」と読みます。

これからも俳句作りがんばってください。

点数: 3

「中国語飛び交う奈良や秋日和」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 中国語飛び交う奈良や秋日和

友也さんこんにちは。
お久しぶりです。

御句ですが、なかなかよろしいんじゃないでしょうか。
このままでももちろん良いですが、提案としてコメントを残させていただきます。

「奈良や」の部分の助詞はいくつか選択肢が考えられます。
・御句の「や」の場合、中国語の飛び交う奈良の映像を明確に示したうえで、改めて「そこは秋日和です」というようなニュアンスになります。
・「に」にした場合、「奈良という場所に」というニュアンスになります。
・「の」にした場合、「他の地域も秋日和だが、この句では奈良の秋日和をピックアップしました」というようなニュアンスになります。
・「は」にした場合、「他の地域は天気が悪かったり肌寒かったりしたけど、奈良は秋日和です」というニュアンスになります。

コメントを読んだ限りだと「や」のままでいいかもしれませんが、改めて考えてみてどのニュアンスがよかったでしょうか。
いやはや、助詞のたった一文字に踊らされる感じが俳句の醍醐味ですね。

次回も楽しみにしてます。
これから寒くなりますので、体調にお気をつけて下さい。
友也さんのご健康をお祈りしております。

点数: 3

「秋灯家族で囲む白菜多めの鍋」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 秋灯家族で囲む白菜多めの鍋

ヤタローさんはじめまして。
土谷海郷(つちやみさと)と申します。
よろしくお願いします。

初めて作った俳句ということですね。
初めての俳句を投句されるのは、さぞ勇気がいるでしょう。
これからも俳句をやっていきたいのであれば、このサイトはすごく良いですよ。
みんなで句を出し合い、意見を交わし、お互いに俳句を高めていくのがコンセプトです。
最初の方は添削ができないでしょうから、お礼や句の感想だけでも十分ですし、それも難しければ「いいね」を押すだけでも大丈夫ですよ。

さて、句の評価に映りますが
まずは五七五、十七音に収めることを最重要として意識しましょう。
こちらの句は私の読み方が正しければ二十一音あります。
五七五を崩した破調や自由律俳句というものもありますが、相当難しいので、まずは定型俳句から入りましょう。

それから、こちらの句には季語が複数入っています。いわゆる季重なりです。
季重なりも決してダメなことではありませんが、こちらも高等テクニックですので、季語は一つにしましょう。

無駄な言葉もできるだけ省きましょう。
「家族で囲む」というのは「団欒」という言葉で片付きます。
または「鍋を囲む」という言い方をすれば「家族」だとわかると思います。

現在のお題は「白菜」なので、そちらに焦点を絞りましょう。
・「白菜を多めに鍋を囲む夜」
・「団欒の鍋や白菜多めがいい」

破調にするのであれば
・「白菜のやわらか団欒の鍋よ」
こんな感じですかね。全部足したら十七音です。

これからも俳句作りがんばってください。
次回も楽しみにしてます!

点数: 2

つちや郷里さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

ご立派な蜘蛛の巣軽く引きちぎる

回答数 : 9

投稿日時:

交差する飛行機雲や夏の夕

回答数 : 8

投稿日時:

梔子や遺書なく死せし祖父の部屋

回答数 : 7

投稿日時:

夏浅し手帖は駄句で埋まりけり

回答数 : 5

投稿日時:

猫の背にハートの柄や初夏の風

回答数 : 8

投稿日時:

つちや郷里さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

つなぎ着のスッピンが凛冬麗

作者名 吉田一音 回答数 : 1

投稿日時:

妻であり母である人秋刀魚焼く

作者名 知世 回答数 : 6

投稿日時:

踏まれしも色失しなはず草紅葉

作者名 猫山竹 回答数 : 5

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ