俳句添削道場(投句と批評)

つちや郷里さんの添削最新の投稿順の82ページ目

「逆風に身を任せたる枯れ葉かな」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 逆風に身を任せたる枯れ葉かな

もんなさんこんにちは。

御句
心情が出ている句だと思います。
ただ、逆風は進行方向とは逆方向に吹く風のことなので、枯葉を描写した俳句としてはおかしな気がします。枯葉は自分では進めませんからね。

例えばこんな句はどうでしょうか。
・『風に身を任する枯葉われもまた』

点数: 1

「道の先踏まれて生きる枯葉あり」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 道の先踏まれて生きる枯葉あり

慈雨さんこんにちは。

まずコメントにあるプリキュアですが、実に良いシーンとセリフですね。感動しました。
落葉や枯葉は役目を終えて死んだものだという印象が強いですが、落ちてなお次に生まれてくるもののために命を燃やしているんだと改めてわかりました。

・『踏まれても生きる枯葉や夕の道』

またよろしくお願いします。

点数: 3

「この枯れ葉宇宙から来たかもしれぬ」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: この枯れ葉宇宙から来たかもしれぬ

こま爺さんこんにちは。
枯葉の句へのコメントありがとうございます。
拙句は、枯葉がまるでカピカピに乾いた舌のようだと感じたという句でございます。

御句
かもしれぬ俳句ですか。御句をヒントに私もやってみます。
・『この枯れ葉地から湧いたのかもしれぬ』
御句は宇宙ですが、私は逆に地にしてみました。
壮大さは失われましたね汗

またよろしくお願いします。

点数: 2

「湯引きして魚を煮るや冬ぬくし」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 湯引きして魚を煮るや冬ぬくし

竜子さんこんにちは。

御句
気になった点がいくつか。
まず、上五・中七の叙述が「湯引きして魚を煮ました」のように散文的になっている点。
あと、私は料理には疎いですが、湯引きというのは魚などを熱湯にさっとくぐらせたり、上から熱湯をかけて表面だけに熱を加えるものだと思うのですが、それを「煮る」と表現するのは違うような気がします。間違ってたらすみません。
それとも湯引きした後、改めて煮るということでしょうか。そこらへんは上述のとおり料理に疎いのでわかりませんが、言葉を変えてみます。
そもそも「湯引き」とあれば「魚」とあえて書く必要もないかもしれません。

・『湯引きして〇〇の帰りを待つ冬暖』
「〇〇」は「夫」「妻」「吾子」などの選択肢があります。
ちなみに季語を変えてしまうと添削ではなく改作になってしまうと思ったのでそのままにしましたが、私としては「寒暮」がいいと思いました。「湯引き」の熱と「寒暮」の寒さを対比し、なおかつ時間情報が入れられるので。

またよろしくお願いします。

点数: 1

「翠葉の色づきの季薄紅葉」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 翠葉の色づきの季薄紅葉

秋恵さんこんにちは。

御句
「翠葉」「色づきの季」・・・詩的で美しい言葉ですが、季語「薄紅葉」の中にその言葉のニュアンスは孕んでいるので、わざわざ書く必要があるかというところですね。
コメントにある「半分色づいた庭の葉」の方がよっぽど重要な情報だと思います。

・『我が庭の半ば色づきたる紅葉』
・『我が庭の薄紅葉かな夕の空』

点数: 2

つちや郷里さんの俳句添削依頼

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