俳句添削道場(投句と批評)

まほろばさんの添削投稿の古い順の2ページ目

「老猫のあだ名を呼べば秋うらら」の批評

回答者 まほろば

添削した俳句: 老猫のあだ名を呼べば秋うらら

卓鐘様。御礼遅くなってしまいました。上級のみなさまの的確で丁寧なコメントの中、とりわけ卓鐘様の懇切で愛情あるコメントがとても身にしみました。ありがとうございます。
御句と明月の句が特に好きです。墨田区あたり(に限らないでしょうけれど)の下町の横丁界隈、地域の人々に愛される古くからの野良君、向こう三軒両隣の気の置けない長い付き合いの暮らしの上の、うららかな秋日和は本当に平和で、日本の素敵な風景に感じます。

拙句をとても丁寧に肯定的に、掬い上げられそうなものは極力掬い上げて頂けて、救われております。

皆様のコメントやアドバイスを元に自分なりに再考してみました。少しでも活かせて改善出来ていたら良いのですが、、、

片頭痛癒えて初秋の風の中

たどり着きドアを開けるや大西日

※拙句の旧作を見て頂ける事はとても感謝です!!未熟ですがよろしくお願いします。大変恐縮ですが、ご迷惑かけますがこちらに送らせていただきます。もちろん、お時間の関係があると思いますので、目を通していただくだけでも、本当に嬉しいです。

寒風や喃語にゆるむ頬と頬

園児らの声もくれんの芽吹く空

まだ翔ばぬたんぽぽ綿毛勢ぞろい

たんぽぽの三つ四つ動物供養塔

たんぽぽの綿毛降り立つアスファルト

木苺やすずめ三羽の朝ごはん

見下ろせる笑顔すずなりえごの花

夏立ちぬトイプードルのちゃんちゃんこ

黄金虫つまめばつままれしままに

つくばいにスズメにっこり水遊び

あとひと翔び蝉は地べたを十センチ

お時間を頂き本当にありがとうございました。

点数: 2

しゃがみこみ二人あやとり秋日和

回答者 まほろば

添削した俳句: しゃがみこみ二人あやとり秋麗

はや様。
おはようございます。
「大西日」の句にコメントと添削をありがとうございました。御礼が大変遅れてしまい失礼致しました。
御句はまた可愛いですね〜あやとりは懐かしい!ぷっくりした二人ちゃんの足が草花の中に見えるようです。お二人いくつくらいなのか、外れてましたらすみません。
秋日和がi 音の連なりがさらに加わるかな、と感じましたが、弱くなってしまうのかなとも迷います。
拙句は本当にガラスの脆さが先に来ますね。初投稿を急ぐあまり拙速に送ってしまいました。逆からも、もどうも自分の中だけの呑み込みに終わり、伝える努力が足りなかったなと気がつけました。皆様のアドバイスを元に自分なりに再考してとりあえず卓鐘様に送らせていただきましたが、どうもせっかくのコメントを活かしきれずに大西日のみがかろうじて残っただけの、別作品になってしまって申し訳ない事です。

たどり着きドアを開ければ大西日

また、虫時雨の御句はびっくりしました。私のかすかな記憶のどこかに、どこかで聞いた既聴感?がある気がして、私は東名高速でなくて京浜東北線だったように思いますが、ちょっと感動してしまいました。しまい込まれていた記憶を素敵な句に示して頂きありがとうございました。

点数: 1

「をんな抱く銀漢右に睨みつつ」の批評

回答者 まほろば

添削した俳句: をんな抱く銀漢右に睨みつつ

ダック様。コメントをありがとうございました。御礼大変遅れてしまい申し訳ありません。
御句に引き込まれました。まずもちろん自分には書けない句とも思い、何とか自分の養分にしたいなとも思います。ちょっとまた日記になってしまいますが、ちょうど先日まで信長の本を二人の作家で読んでいたので格別です。残念ながら両方未読のままの返却でしたが、一方は四分の三は読めて、一方は再読の借り出しだったので、よしとしています。をんなも銀漢も右も睨むもつつも、心臓を直撃です。いつかそんな銀漢?にもなりたいものです。則天去私の遠い道のりを歩きながら。漱石の俳句を読んでみます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。

点数: 0

岩陰のぎぎよ家でも鳴いとくれ

回答者 まほろば

添削した俳句: 岩陰のぎぎよわが家で鳴きませふ

げばげば様。コメントをありがとうございました。御礼遅れて申し訳ありません。
御句を場面設定や表現の仕方の大きな参考にさせて頂けました。一時期作詞していたことがあり、やはり、場面設定は早くとも言われ、表現描写をしっかり積み重ねて言いたい中核を想像させなさい、みたいな指導も受けました。それを再認識させて頂けました。中々一夜漬けではしんどく、とりわけ貧弱な人生のサバイバル続ける私には尚更なことなので、ドンピシャなかたつむりで、焦らず行きたいと思います。
拙句、「たんぽぽの三つ四つ〜」は「みっつよっつ」になってしまいますか、、作詞の頃、けっこう勝手に造語したり、造読み方?したりで、その癖が抜けきれませんでした。詠んだ後で、偶然「みつよつどうぶつ」と「つ」音の連なるのも面白く感じたりしたのですが、、
暖かなコメントをありがとうございました。

点数: 0

「老猫のあだ名を呼べば秋うらら」の批評

回答者 まほろば

添削した俳句: 老猫のあだ名を呼べば秋うらら

卓鐘様。お忙しい中をお時間を割いて下さり、また暖かで的確なコメントを大変ありがとうございました。御礼遅れて申し訳ありません。とても嬉しくコメントを頂きました。
すごくもったいなく、ありがたく好意的な受け取り方をして頂き、我が家の豚児たち(拙句 笑)ももって瞑すすべきと思います。その前に豚親の私が瞑さないといけません。実際は日本人のくせに豚(とん)でもないガイコツ人ではありますけれど、、

動物供養塔の句は実は医科大学病院の職場の片隅に、実験動物の供養塔がささやかに立っていまして、そこに数輪咲いていました。日頃、館内のゴミを集めてゴミ置き場に運びますが、モルモット、ネズミたちの死臭が漂う事も多々で、それやこれや思い合わせました。でも、卓鐘様の受け取り方をして頂ければ、豚児も種転換して翡翠にもなれそうです。ありがとうございます。

プードルのちゃんちゃんこは、打ち明けると実は暑い昼下がりで、ですので卓鐘様の第一印象のまんまでした。もちろん飼い主の婦人の愛情ですが、ありがた迷惑なプードル君のぼやきを諧謔してみました。

黄金虫は子供の頃、けっこう黒い姿で室内に踊り込んで来て散々暴れ回りましたが、捕まえて「投げ打つ闇の」とか「鬼は外」
とか叫びながら、外に投げ打ちました。最近は他の多くの虫たちと同様に姿を表さなくなり、ネオニコチドの影響だな〜と憮然•憤然でしたけれど、ここ二、三年また、味わいある緑色でちょっと小ぶりになって、時折り姿を見せてくれます。歩いていたら首筋に何か止まったので慌てて払ったら、懐かしい彼/彼女が地上に降りていました。思わずそっとつまんでも、昔のように手足(手はないか)をうごめかすこともなくじっとしています。その素直さ穏やかさ、自然に任せた姿が心に染みました。黄金虫の爪の垢でも煎じなければと、道の真ん中に降りていた彼/彼女を近くの花壇に止まらせた次第です。

(あ〜💦でも、こういうのも説明になってしまっているでしょうか。プレバトの面白おかしい、ご本人たちの制作の説明を聞いていると、ついつい自分も詳しく、と思ってしまいますが私はその辺をはき違えているかもしれませんね、、)

でも、せっかくですから「蝉」の句についても聞いて下さい。鳴き尽くしてアスファルトに寝そべっている蝉がもう一度チャレンジしている姿に不肖自分自身を重ねました。鳴き尽くせていないのですが、、

私の投稿二句はかなり拙速だったな、と今反省しています。当サイトを見かけて衝動でつい推敲不十分なままスタートしてしまいました。もっとも普段も推敲は足りていませんが。

再反省ですが、「小病に〜」は普段から漢語で安直に済ましている癖が出てしまいました。「しょうびょうにじごうをさとされて〜」、、うーん💦、俳句になりにくいですね。皆様におっしゃっていただいて、ようやく気がつきました。

「大西日」も表現が伝わだていない、それ以前に問題満載だったんだなと気がつきました。

少しずつまた、無理せずに歩一歩俳句に親しんで行きたいと思います。
ありがとうございました。

点数: 0

まほろばさんの俳句添削依頼

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