俳句添削道場(投句と批評)

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しゃがみこみ二人あやとり秋麗

作者 はや  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

外であやとりをしている子どもたち。気持ちいい天気だしあやとりするにも外がいいんだろうな、という句にしてみました。
「励むあやとり」にして熱中してる様子を描きたかったのですが、説明的になるのかなと変更しました。何が説明的なのかがまだよく理解できてない自分です…。

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しゃがみこみ二人あやとり秋日和

回答者 まほろば

はや様。
おはようございます。
「大西日」の句にコメントと添削をありがとうございました。御礼が大変遅れてしまい失礼致しました。
御句はまた可愛いですね〜あやとりは懐かしい!ぷっくりした二人ちゃんの足が草花の中に見えるようです。お二人いくつくらいなのか、外れてましたらすみません。
秋日和がi 音の連なりがさらに加わるかな、と感じましたが、弱くなってしまうのかなとも迷います。
拙句は本当にガラスの脆さが先に来ますね。初投稿を急ぐあまり拙速に送ってしまいました。逆からも、もどうも自分の中だけの呑み込みに終わり、伝える努力が足りなかったなと気がつけました。皆様のアドバイスを元に自分なりに再考してとりあえず卓鐘様に送らせていただきましたが、どうもせっかくのコメントを活かしきれずに大西日のみがかろうじて残っただけの、別作品になってしまって申し訳ない事です。

たどり着きドアを開ければ大西日

また、虫時雨の御句はびっくりしました。私のかすかな記憶のどこかに、どこかで聞いた既聴感?がある気がして、私は東名高速でなくて京浜東北線だったように思いますが、ちょっと感動してしまいました。しまい込まれていた記憶を素敵な句に示して頂きありがとうございました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「しゃがみこみ二人あやとり秋麗」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、良い句ですねー。秋麗の素敵な空気感を生かして、外でのあやとりを合わせてきた。光景が浮かびますが、ゆったりした時間が流れていていいなああと思います(*'▽')三段切れか?と思いましたがぷつぷつ感はなかったですね。

説明的ってどういうこと?って駆け出しの私にもまだまだ難しい。
私が気を付けていることを書いてみます。

秋麗にしやがみて二人あやとりす
たとえばこんなんだと、「秋麗にしゃがんで二人があやとりしてますよー」という報告文ぽくなるというのがまず一つ。それを解消するために、はやさんはもうすでに語順とかをいじるということをやっているんだと思います。

「励む」とか「夢中」とかが説明かっていうのは微妙なところ。今回で言うと、あやとりをしていない客観的なはやさんが見てわかることかということが説明的かどうかの分け目のような気もする。

たとえば、先月「炎天や廃車の砂埃微か」という拙句に対してイサクさんからいただいた指摘に、
「廃車」というのは車の情報でなく描写ではない。車の持ち主でないげばには、それが廃車なのか放置車両なのかはわからない、じゃあなぜ廃車と思うのかを見た描写にしよう!と言っていただいて、「廃車」が「朽ちた車」に添削されてたんです。これ、すごく腑に落ちた瞬間でした。たしかに客観的に見た描写であることがわかりましたから。
そういう意味では、「励み」「夢中」はあやとりしてる本人にしかわからないかというとグレーではありますが、いけそうじゃないですか?周りから見ても励んでるってわかりそうだし。
「楽しんで二人あやとり」とかになるともうアウトでしょうね。「楽しんでるかどうかは見てわからんから、それを「楽しむ」と書かずに描写せー、ということになります。

ただ、「しゃがみこむ」という動作が「励む」「夢中」の力を持っている気がするので、足さなくてもよかったとは思います。こういう意味的な重複も省いていく。
これまた拙句に「タクシーの帰路の車窓を夏灯し」というのがありまして、
これ、タクシーなんだから、「車窓」じゃなくて「窓」でよくない。夏灯しが夜なら、まあ「帰路」って言わなくても、むしろ「往路」なら言わなくちゃいけないけど、「帰路」ならいらなくない?と「タクシーの窓」まで省けたんですよ。11音が7音になってあと4音も使えることになっちゃいました。こういうのが意味の重なりを省くということですかね。

こんなこと書いている私にとっても手探りで、みなさんに、まだこれは説明だぞって教えられながら一つずつ吸収なのです(*'▽')でも、同じことを悩んでいたから伝えられることもあると思ってこうやって生意気にもいろいろ書いています(*'▽')専門的な理論まで私は到達していないので、他の方の意見も知りたいですね。

点数: 3

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「しゃがみこみ二人あやとり秋麗」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。はや様、いつもお世話になってます。

御句、いいですねー。「しゃがみこみ」。なかなか「しゃがむ」という動詞は使えない、というか、日常生活であまり使わなくなりましたよね。お子さんがどこにしゃがんでいるかは別として、しゃがんでいるということは、その何かに気が集中している証拠ですよ。簡単な例では、蟻が何を運んでいるのかは、どうでもいい人は立ったまま見るでしょうけど、興味があればしゃがんで見ますよね。「しゃがむ」、侮れませんね(笑)。
下五を「秋うらら」と開いたほうがいいと思いましたが、これは卓鐘さんの老猫の句で、すでにご自身でお気づきですね。
あと私は、上五の「しゃがみこみ」、これを「しゃがみこむ」としたらどうかと思ったのですが、理論的にも感情的にも、きちんとした説明が出来ませんでした。
はやさんのお尋ねの「説明」の件も、残念ながら私は力不足です。何しろ仕事が「説明書の作成」なので(笑)、ホント、日々格闘中です。

はやさんに教えていただきたい!

点数: 3

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「しゃがみこみ二人あやとり秋麗」の批評

回答者 卯筒

句の評価:
★★★★★

子供たちがあやとりをしている情景が浮かぶ良い句ですね。
しゃがみこみよりしゃがみこむの方が子供らしさが出て良いような気がします。
秋麗も秋うららのほうがやわらかい印象をあたえてより子供たちがクローズアップされると思います。

私的な印象ですみません。

点数: 2

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「しゃがみこみ二人あやとり秋麗」の批評

回答者 74

句の評価:
★★★★★

こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
浴後の子の句へ共感ありがとうございます!やっぱりあるあるなんですねーさっき食べ終わったはずでは!?などいちいち驚いたり面白くなったりしますね。
お風呂上がりの子は最近になって肌着を着るのだけ泣くほどイヤイヤする時期になりました…冷えるから早く来て欲しくて半ば強引に着せています(笑)
毎日可愛い一面を見せてくれるので全部俳句にしたいところですが、つい写真や動画を撮ったりそのまま子どもと過ごす時間を楽しんで終わりがちです。何かの兼題でそういえば!と思い付いたときがチャンスだと思っています。

御句拝読しました。
いいですねー「しゃがみこみ」で人物を示唆して、「二人」で限定して、「あやとり」で子ども同士が遊んでるのか!と気付かせる構成が良いです。季語の秋麗は皆さん仰るようにひらがなで「秋うらら」とする方がやわらかな印象になりますね。それはそれとして下五に季語を置くことで立てられているのも良いですねー全体を読み終わって改めて映像を思い浮かべると穏やかな秋の日にしゃがみこんであやとり遊びをする子どもたちを見守っている光景が見えてきます。
イサクさんのコメントのように場所を限定したいですね。その方が思い出としても鮮やかになると感じます。庭やテラス、家の周辺の屋外を指す言葉から選んで残りの音数と相談して「しゃがむ」か「子どもたち(二人)(子ら)」で作ると良さそうですね。
思い出として全部ギュッと詰めるなら「しゃがむ子ら」と「場所」と「あやとり」で12音を作ることになりますね。ちょっと詰め込みすぎで俳句としては窮屈になるかも?でも「しゃがむ子ら」でどうにかしたいですねー屋外を示唆する3音はないでしょうか…「おんも」を見つけましたが上手く全部入れて12音にはできませんでしたorz

はやさんのお子さんへの観察力と描写の取捨選択で既に良いと感じるので、今後の更なる飛躍が楽しみです。

点数: 2

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「しゃがみこみ二人あやとり秋麗」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

屋外だということがピンとこなかったのですが、「秋麗」に託しているということでしょうかね?ただこの季語、屋内でも頻繁に使われているようなので、あまり屋外感が出ないかもです。

「麗」を開くのはご自身で考えられたようですね。

季語以外にはや様が言いたいのは、「子」「あやとり」「しゃがみこみ」どれにしましょうか?ここはご自身で少し整理した方がいいかも。
今の句では上五「しゃがみこみ」が強いですね。私は句意から、「しゃがむ」は省略できると思うのですが・・・代わりに出したいと思ったのは、二人の子のいる場所です。季語を前に出すために。

・しゃがむ子らあやとり遊び秋うらら
・あやとりの吾子らしゃがんで秋うらら
・あやとりの子ら庭先に秋うらら
・あやとりの子ら軒先の秋うらら

点数: 1

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