俳句添削道場(投句と批評)

はやさんの添削得点の低い順の73ページ目

「振り返る母のおそろし大花野」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 振り返る母のおそろし大花野

怖い顔をしていたとか、怒られて怖かったとか、そういうことではないように思いました。
母という存在は、子のためと思えば鬼にでもなる狂気をどこかに持ち合わせているように思います。「振り返る母」は、鬼にでも何でもなってやるという覚悟を決めた顔だったのではないでしょうか。
「母のおそろしさ」だけなら季語は「月」とかでもいいと思いますが、そこに「花野」を持ってきたことで、パッと見では分からない穏やかな中にひそむおそろしさ、というのを描いているのではと思いました。
勝手な妄想失礼しました。

点数: 3

「凍窓や排水溝へ泡の渦」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 凍窓や排水溝へ泡の渦

「泡の渦」への着目がおもしろいなあと思いました。
朝シャンとのことですが、食器洗いの場面と受け取ってもありな気がしました。洗い物しつつふと見た窓が凍りついていて、うわー外寒そう…っていうかんじ。
あ、でも今は食洗機があるお宅の方が多いのかもしれませんね。我が家は未だに手洗いです(笑)

ところで、「排水溝」じゃなくて「排水口」なのではないでしょうか…?なんだか気になってしまって。

点数: 3

「まだだめかこれでもだめか水中花」の批評

回答者 はや

添削した俳句: まだだめかこれでもだめか水中花

こんにちは。お久しぶりです。

「まだだめかこれでもだめか」と「水中花」の組み合わせ、すごい!と思ってコメントを見にきたら、どなたも「水中花」に触れてない…。もしかして、そもそもこの句についてコメントは求められてないのかも…?
いやでもこの句、私はいいなあと思うんです。

「水中花」って実際はほとんど目にする機会はないのですが、「涼しげで華やかなもの」というイメージです。そこに「まだだめかこれでもだめか」のインパクトがすごい。「だめ」って2回も使っていながら絶対に諦めてないかんじ、ほとばしるような熱意を感じます。

これ、季語が本物の花じゃないのがすごくいいと思うんです。「きれいだけど命のないもの、完結してしまっているもの」と「泥臭くもがいている自分」との対比がほんといいなと。
俳句に限らず、こうやって何度も立ち上がって挑戦していく生き方はかっこいいですね。自分もそうありたいと思わせられる句でした。
ありがとうございました。

点数: 3

「花嫁の真紅のサリー夏の宴」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 花嫁の真紅のサリー夏の宴

はじめまして。よろしくお願いします。

「サリー」の言葉だけで、いっきに異国の雰囲気が出ますね。「花嫁のサリーは真紅」、花嫁の色は白じゃないんだ!という新鮮味があっていいなあと思いました。読者がサリーや文化のことをよく知らなくても、狙いの異国情緒は十分に感じられる句だと思いました。

ひとつだけ、「夏の宴」が工夫できそうだなと思いました。結婚式ですので祝いの宴はたいてい行われると思うので。
例えば「夏の空」「夏の雲」とすることで、ガーデンパーティーかな?と想像することができるのではないかと。「揚げ花火」にしてみたら、夜まで賑やかに豪華な披露宴をやっている様子が浮かびそう。

季語をいろいろ工夫してみると、句に広がりが生まれて「夏らしく華々しい雰囲気」が表現できるのではないかと思いました。

点数: 3

「夏休み孫の破りし障子かな」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 夏休み孫の破りし障子かな

はじめまして。よろしくお願いします。

破れた障子、怒りながらも元気な孫たちを可愛く思っている祖父母の姿が浮かびました。
ただ「障子」は冬の季語です。春の季語で「春障子」、秋の季語で「障子貼る」などもあります。でも調べてみると、「障子」を季語として使っていないような句もいろいろあり、あまりこだわらなくていいのかもしれません。
※間違っているかもです、どなたか教えてください!

ということで、原句のままでいいのかも。それか「夏休み」なら「孫」を入れなくても子どもの句と分かりそうな気もするので、
夏休み穴三つめの障子かな
とかはどうでしょう。夏休みに入った子どもがやんちゃしてる様子が伝わるかなと思いました。

せっかくご自身の子どもの頃の思い出なので、ご自身の目線で詠むのもいいかなと思います。
障子貼る祖母の手つきのやはらかき
秋の句になりますが。

点数: 3

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