「夏休み孫の破りし障子かな」の批評
回答者 なお
竹野山芋さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。
なかなかいい句だと思いました。
はやさんのおっしゃっているように、障子は冬の季語ですが、ここでは季節感はまるでなく、破られてしまった家具の一つとしての立ち位置ですので、季語ではないということでいいのではと思います。
それよりも私は、本句はてっきり山芋さんのお孫さんが障子を破いてしまって、それを祖父母として見ている句かと思いました。
そうしたら違いましたね。ご自身の子供の頃の経験を、祖母の立場で想像してお詠みになった句だと。
俳句は、ご自身の見た風景、ご自身の感情を詩として詠む文芸と教わりました。できましたらご自身の経験あるいはご自身の目線でお詠みになることをお勧めします。
この句の句材はとてもいいので、そのようにお詠みになっても、いい句になりそうです。
はやさんが同じことをおっしゃっていて、いい提案句を置かれています。
またよろしくお願いします。
点数: 2
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はじめて人に見せる俳句です。子どもの頃、夏休みに祖母の家に遊びに行っていました。広い畳の間で遊ぶのが楽しく、兄とふたりで新聞紙を丸めたバットとピンポン球で野球ごっこをしたものですが、勢いよく打ったピンポン球で障子を穴だらけにして祖母に怒られながら張り替えをしました。その時の様子を祖母目線で詠んでみました。