俳句添削道場(投句と批評)

はやさんの添削最新の投稿順の65ページ目

「滝道や言葉ほとばしらせ詠う」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 滝道や言葉ほとばしらせ詠う

「滝道」って歳時記に載ってたけど解説がなくて、広辞苑にはそもそも記載がなくて、ネットで調べたら「滝の道」って。いやだから「滝の道」って何⁉ということであれこれ調べたら、「滝に続く道」という意味で使われてそうですが、合ってますかね…。ということは、目の前に滝がない場合もあり得る、ということでいいでしょうか。
すみません季語からつまずきました…。

あと俳句は一人称、それは分かってはいるんですが、「言葉ほとばしらせ」がどうしても自分のことを表している言葉には思えないんです。第三者的視点というか。
それでもしかしたら「言葉ほとばしらせ詠う」のは詠み手じゃなくて「滝」そのものなんじゃないかな…と思ったのですが違いますかね。

滝に向かう道を歩いている。滝はまだ見えないけれど、音は聞こえてくる。その音は滝が言葉をほとばしらせて詠っているようだ。
というかんじ。
滝の音には何か訴えかけてくるようなものがあると感じますが、それを「詠う」と表現したのでしょうか。滝の音に耳をかたむけると心地よいのはそういうことだったのか、と妙に納得してしまいそう。

勝手な解釈ですが、私はなんだかすごい句だなと思いました。全然違ってたらごめんなさい。

点数: 1

「滝浴びて悟れ己れに足らぬこと」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 滝浴びて悟れ己れに足らぬこと

この句の背景は、なおじいさんほか皆さんのコメントを読んでだいたい理解しました。
卓鐘さんの「まだだめかこれでもだめか水中花」に通じるものがありますね。悔しい悔しい気持ち、でも絶対に諦めてないかんじ。

「悟れ己れに足らぬこと」とその理由を自分の中に探そうとするところが、なおじいさんなんだろうなと思います。決して誰かのせいにしたりせず、自分をしっかり見つめ直して何かをつかみとろうとするところに、人としての厚みを感じます。
俳句にはきっと、詠む人の生き方が表れるんでしょうね。

負乗さんの提案句もいいと思います!なおじいさんと真逆ですが、これはこれで「足るを知る」というかんじがいい。こちらもかっこいい人生哲学!

ところで私、滝行はいつかやってみたいと思ってます。なおじいさんが滝行された際にはぜひ体験談を聞かせてくださいね!(笑)

点数: 1

「薄墨のかなの連綿朧かな」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 薄墨のかなの連綿朧かな

筆遣いまで見えるような句ですね。
作品としての書を見てるのかな、自分が今まさに机に向かって書き連ねているところなのかな、誰かが書いているのを息をつめて見ているのかな、といろいろ想像しました。

この句が俳句的に何が足りないかは分からないのですが、
パッと見たときの印象として、中七「かな」と「連綿」の言葉のかたさの違いが気になりました。
「かな」なら「かなつらつらと」とかの方がしっくり来るし、「連綿」なら卓鐘さんの提案句の「書は連綿と」がいい気がしました。
参考になればいいのですが…。

おとまり会の句へのコメントありがとうございました。
提案句、洗練されたかんじがします。ポイントは助詞なんですね!
といいつつ、まだ助詞の効果を理屈で分かるだけの力量がない私です…。いいのは分かる、何故いいのかは分からない…。
勉強します。
これからもよろしくお願いいたします。

点数: 1

「滝浴びて悟れ己れに足らぬこと」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 滝浴びて悟れ己れに足らぬこと

再訪です。
滝行じゃなくてシャワー行なら、毎日何度でもできていいですね(笑)
久田さんの提案句もすごいなあ。「この齢」の重みが。「この年になって、自分はまだこんなものなのか!いい加減に悟れ!」と、よりストイックに自分を追い込んでいってるようなかんじがします。
私だったら「己れに足らぬことばかり」とか、ぼやいただけで終わりそう。子育てしてると自分の未熟さがほんとよく分かる…。
いやいや俳句の話でしたね。

おとまり会の句へのコメントありがとうございました。
なるほど「夏の雲」がおとまり会のお迎えに向かっているようだ、とも読めてしまうんですね。切れの必要性、ようやく理解しました。ありがとうございます。
我が子はおとまり会はとっても楽しかったみたいです。夜も、先生曰く「2秒で寝てましたよ!」とのこと(笑)
子どもはたくましいですね。自分も一緒に成長したいものです。

点数: 1

「原付のシートより綿出て極暑」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 原付のシートより綿出て極暑

原付のシートから綿が⁉
そんなの発見しちゃったら、もうテンションだだ下がりですねー。はあ…と深いため息が出てしまいそう。どうしたらいいのこれ、でもとりあえず今は乗っていくしかない!って状況でしょうか。
うわー…と思ってもただ受け入れるしかないかんじ、「極暑」と通じるものがありそうです。

一点だけ、「原付のシートより綿」で「出て」がなくても通じてしまうのかなと思いました。「綿出て」もちょっと窮屈そうな印象が。
「極暑」で終わらせたいのは分かる気がします!
普通に「原付のシートの綿の出て極暑」とかじゃダメなんでしょうか。
でもこれきっと敢えての「より」なんだろうなあ…。何か意図がありそう。

おとまり会の句へのコメントありがとうございました。
切れが必要なのは、「おとまり会のお迎えへ(行く)夏の雲」と読めてしまうからなんですね。納得です。
いつもながら分かりやすい解説ありがとうございます!

点数: 1

はやさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

夏ざしき子らの臍みな違ひけり

回答数 : 6

投稿日時:

逆上がり炎天へ飛び込むやうに

回答数 : 5

投稿日時:

夏深し縁石を行くゴム草履

回答数 : 6

投稿日時:

夏休み吾子と俳句を作りたい

回答数 : 7

投稿日時:

七さいのひとは七つね蝉の殻

回答数 : 7

投稿日時:

はやさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

母の日や泣く子ゆかしきふるさと参る

作者名 みづき しずか 回答数 : 3

投稿日時:

落ち蝉や七夜の夢を生き切りて

作者名 雀昭 回答数 : 9

投稿日時:

風薫るヴァーチャルマラソン止む無し

作者名 HIGUMA 回答数 : 1

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ