俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削得点の低い順の2ページ目

西瓜割一刀のもとすっぽ抜け

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 西瓜割一刀のもと外す太刀

卯月さん、はじめまして。

・「西瓜割」俳句とは何と挑戦的な! 小中学校時分の夏休みの宿題俳句として、みんなが揃って同じようなイメージを散々熟考済みなので(割れた、割れなかった、全然違うところを叩いてる、割れ方が汚い、砂が混じってる、割ったけど食べなかった・・・・)、独自の句を提示しづらいものと思います。そして、滑稽句になりやすい・・・というか、このイベントがそもそも滑稽味しか狙ってない。御句も「一刀のもと」とバッサリ叩っ切る結果を予想させる言葉のあとに「外す太刀」という“落ち”を措いた滑稽句。
・「一刀」と言った後に「太刀」は要らないかと思います。真剣を使った訳でもないでしょうし。

提案句は、「太刀」の重複を回避してみたものです。「外したり」では弱いなあ、と大失敗の様をつけてみました。

あと、大仰に格好つけるだけつけさせて、「あー、どうせこいつ駄目だろな」と失敗を予感させる、というのは如何かと、考えてみました。夏休みの宿題のために捻っていた頃よりはマシな「西瓜割」俳句になっているかと。

 西瓜割我は天然理心流

今後とも、よろしくお願いします。

点数: 0

「借景はアルプスの朝白き靴」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 借景はアルプスの朝白き靴

咲奈さん、はじめまして。
私もまだ初心者です(最近3ヶ月くらい)。よろしくお願いします。

コメント欄に句の意味(どんな情景を詠みたいと思って、この十七音にまとまったのか)を書いていただけると嬉しい(というか書いてもらわないと添削はできないと言った方が正しい)です。

コメント欄に句の意味が無いので、今回は、勝手に想像で補完しながら解釈します。

 アルプスの山々を遠くに望む部屋にいる(住んでいる、または、泊まっている)。
 清々しい朝がきた。私は、真新しい白い靴を用意している。これから、この白い靴で出かけようと思う。

おおよそこんなイメージと解釈しました。添削はしません(こういう解釈でよければ、これでよしです)。

気になる点として、咲奈さんが意図しているのかどうか解らないのですが、これは季語のない俳句(無季俳句)です。

季語について、私は別に無ければ無いでいいと思っていますが、必要と考える人達もいます。
そこで、ここなど「投句」というものを行う場では、私は季語1つを必ず含む句を作るように心がけています。

お互い、気楽にやっていきましょう。

指摘事項: 無季俳句

点数: 0

憧れを飛行機雲にのせる秋

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 秋の空旅の夢見し飛機雲に

咲奈さん、連続投稿ですね。添削させていただきます。

・まず、「飛機雲」の読み方が解りません。造語でしょうか(ひきぐも? ひきうん?)、中国語でしょうか(ふぇいちーうん?)。読み方が解らないので五七五に収まっているかどうか判断できません。
今回は、「飛行機雲」と同義として進めます。
・「飛行機雲」があると、「空」という言葉はなくてもイメージできるので不要です。季語「秋の空」は別の季語に変えた方がよい、ということになります。単純に「秋」でもいいと思います。

ここまでで、以下のような俳句に直してはどうか、と思います。

 旅の夢飛行機雲にのせる秋

・さらに、「飛行機」があると「旅」という言葉も要らないと感じます。「旅の夢」を別の言葉に言い換えて、これを私の提案句とさせていただきます。

よろしくお願いします。

点数: 0

盆休みありやなしやの家居かな

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 盆休み明けて変わらぬ家居かな

なおじいさん、こんにちは。

「新酒」「網戸越し」句への添削ありがとうございます。

・「網戸」については、個人的に季節を感じていないので・・・(賃貸住宅の設備の一つで、外したところでしまう場所も無いし、虫除けの道具としては夏に限らず家に入れたくない虫なんていろいろあるし、と、年がら年中ある感覚です)。「秋湿」側に重きを置いたつもりでした。これからも勉強ですね(しかし、「網戸」とか「冷蔵庫」とか「白靴」とか、罠みたいな生活季語よ)。

・「今日び」は思いつきませんでした。ありがとうございます。

さて、御句について。

・私も状況は同じようなものです。テレワークで家に居るまま夏休みに入り、といって帰省は出来ず、遠出と言える外出も特になく、天気も悪く、もうすぐ終って、またテレワークに。この間、違いはにらめっこしているパソコンが社用品か私物かの違いくらい?
・「明けて変わらぬ」は説明的というか、説明が必要な句意(時事的)とは思うのですが、「こまかい」と感じます。

提案句は、「今年は盆休みってあったんだっけ?」くらいの軽い言葉にしてみようと、中七を変えてみました。

今後とも、よろしくお願いします。

点数: 0

「だんすとぅーざびーととぅーざ大西瓜」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: だんすとぅーざびーととぅーざ大西瓜

知世さん、「立葵」句への感想ありがとうございます。

正直、痛いところを突かれた、と思っています。

「噂」と「立葵」の間にある「の」。いかに助詞「の」が使い勝手のよい助詞でも、ここは弱かった(普通なら「や」で切ってしまうところですから)。
主格+掛詞「立ち」として読めてしまうのは仕方のない事ながら、現在の私自身は、俳句に掛詞は「ちょっと無いかなあ」と思っているのです。検索すると、「あちこちや面々さばき柳髪」(芭蕉)という掛詞(彼方此方の「こち」と、東風)の句もあるようですが、まったくもって一般的でないですし、おおっぴらに掛詞を認めると、読み方の定まらない句が出てきそう・・・いや出てきましたし(先日ここで添削した句に、あくまでコメント欄にあるとおりに解釈して添削したものの、ここが掛詞だとしたら全然違った意味になるなあ、と考える句が既にありました)。

なので、ここは「噂の立葵」はよく解らない、と言っていただいてよいかと思います(掛詞として解釈しても、この句の情景を大変化させるものわけではないですが、それでも)。

御句は、ごめんなさい。全体的に、よくわかりません。TikTokは触れたことがなく、さきほどtofubeatsの「dance to the beat to the」は聴いてみましたが、「大西瓜」と即ける句意にたどり着けず。

今後とも、よろしくお願いします。

点数: 0

長谷機械児さんの俳句添削依頼

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