俳句添削道場(投句と批評)

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西瓜割一刀のもと外す太刀

作者 卯筒  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

運動音痴の西瓜割を詠んだ句です。

不粋な遊びで嫌いです。
普通に切った西瓜が旨い。

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「西瓜割一刀のもと外す太刀」の批評

回答者 なお

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。

御句、笑えました。それと同時に「うまいなぁ」と。上五中七の流れから「真っ二つ」みたいな下五を想像させておいて実は空振り。いい感じで期待を外していますね。

私は、空振りしても思いきり振り下ろす人は好ましく思いますよ。自分がやったのはもう今から何十年も前ですが、「当たらなかったらどうしよう」「間違って他のもの壊したらどうしよう」なんて考えて、へなちょこな振り下ろし方をしたのを覚えています。それじゃダメです。

なお、確かに普通に包丁で切った方がいいとは思います。賛成ですが、子供たちには目隠しした人がフラフラ、ヨタヨタ歩くのが楽しいようですよ。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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西瓜割一刀のもとすっぽ抜け

回答者 長谷機械児

句の評価:
★★★★★

卯月さん、はじめまして。

・「西瓜割」俳句とは何と挑戦的な! 小中学校時分の夏休みの宿題俳句として、みんなが揃って同じようなイメージを散々熟考済みなので(割れた、割れなかった、全然違うところを叩いてる、割れ方が汚い、砂が混じってる、割ったけど食べなかった・・・・)、独自の句を提示しづらいものと思います。そして、滑稽句になりやすい・・・というか、このイベントがそもそも滑稽味しか狙ってない。御句も「一刀のもと」とバッサリ叩っ切る結果を予想させる言葉のあとに「外す太刀」という“落ち”を措いた滑稽句。
・「一刀」と言った後に「太刀」は要らないかと思います。真剣を使った訳でもないでしょうし。

提案句は、「太刀」の重複を回避してみたものです。「外したり」では弱いなあ、と大失敗の様をつけてみました。

あと、大仰に格好つけるだけつけさせて、「あー、どうせこいつ駄目だろな」と失敗を予感させる、というのは如何かと、考えてみました。夏休みの宿題のために捻っていた頃よりはマシな「西瓜割」俳句になっているかと。

 西瓜割我は天然理心流

今後とも、よろしくお願いします。

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添削対象の句『西瓜割一刀のもと外す太刀』 作者: 卯筒
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