俳句添削道場(投句と批評)

知世さんの添削得点の高い順の3ページ目

「夏の月ふと指先で触れてみる」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 夏の月ふと指先で触れてみる

いつもコメントありがとうございます。
「吾子の病」は、日記俳句でもいいんだと言いつつ俳句としてそれなりのものにしたいなという欲が出て、つい「盛って」しまった形です…お恥ずかしい。
本を読むのは好きです!俳句に活かせるといいのですが^_^

こちらの句ですが、イメージしにくいとおっしゃってますが、想像の余地を残しつつ共感を呼ぶ句であると思います。
ただ具体的な描写の少ない句は他の方が言及している類想の問題が難しいですね。
触れた指先が冷たいの硬質だの感想を述べたり、爪が蒼ざめてるだの細部に言及してみたり(←のつまらなさはご容赦ください)
あるいは「触れてみる」対象をすごくアクロバティックなものにしてみたり
どうにかしてオリジナリティを出すのが俳句ではあるのでしょうが…。
美しいと思ったり感動したりしたことを実感のままに詠むのはとても大事かと思います。
単純に好きなテーマでもあり、ありなしで言えば勿論あり!です。

点数: 2

雑草も緑は緑簾垂る

回答者 知世

添削した俳句: 雑草も緑は緑夏の庭

いつもコメントありがとうございます。
「吾子の病」の句は日記俳句を俳句としてもちょっといい感じにしたいといういやらしい思惑による誇張表現でした^_^;
いい感じよりも心配!が先に立ってしまったようで…ありがとうございます。
関係ない話ですが「保育園パートの妻」という語だけで元気で朗らかな奥様の姿が浮かび、この情報がいっぱい詰まってる感じ俳句っぽいなあ、などと思いました。

「緑」は季語なんですね、知らなかったです。
生い茂ってる雑草と夏の庭、確かにイメージ被るので違う語を持ってきたい感じはしますね。
何かないかな、と庭を眺めているイメージで「簾」としましたが…。
それにしても本当に素敵な言葉ですね。

点数: 2

「やられたらやりかへすまで冷奴」の批評

回答者 知世

添削した俳句: やられたらやりかへすまで冷奴

「陸サーファー」にコメントありがとうございます。
既に死語かと思いますが、ちょいダサい感じが伝わるかなと使ってみました。
中七も島崎藤村の「林檎の君」と重ねて初心なチャラ男に揶揄半分愛しさ半分な心情が伝わらないかなと思ったのですが、イマイチだったようですね。

こちらの句、クールガイというかただの嫌な奴じゃない?とちょっと不思議でした。
半沢直樹くらいの華麗な返しをイメージしているなら成る程…。
むしろ冷奴のちょっと侘しい感じが口先ばかり威勢の良い器の小さい男のイメージにピッタリで良いなぁ、などと思ってしまいました。

点数: 2

「止まれてふ七月尽の標識ぞ」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 止まれてふ七月尽の標識ぞ

いつもコメントありがとうございます。
俳句は単体で味わうものかとは思いますが、こうして誰々の作品一覧という形になるとどうしてもひとつひとつの作品が相互に影響し合うように思います。
そこをいくと私の一覧、後朝だったりバナナだったり政治批判だったりと情緒不安定この上ないですね。
それを「冒険」とカテゴライズしていただき嬉しいです。
今後もやりすぎない範囲で冒険していきたいですね。

この句も、げば様の過去作品「夏の果」の句を思い出しました。
「水無月尽」は6月の終わりであり俳句的夏の終わりを意味する季語で、奇しくもほぼ同じ意味の季語、テーマも共通しているように思います。
アンサーソング?と捉えて一方通行の道に止まれの標識が、と思うと「ぞ」には強い抵抗の意思を感じます。
またも勝手な解釈をしてしまいましたが。
実際の風景とのことですが、私にはいつかどこかの心象風景のようにも思えました。

点数: 2

「しゅほしゅほとハンドソープや夜の秋」の批評

回答者 知世

添削した俳句: しゅほしゅほとハンドソープや夜の秋

「青田道」の句にコメントありがとうございます。
「翔ぶ」の方が断然いいですね!思いつかなかった〜。
げば様の言語センスが何だかどんどん研ぎ澄まされているような。

こちらの句の「しゅほしゅほ」も良いオノマトペ。
皆さま言う通り切れかけの泡ハンドソープを想起しました。
なくなりかけのソープ、夜の秋、なんとなくうら寂しいような印象を抱きます。
そもそも一人手を洗う行為自体を寂しげに感じているのですが。
ハンドソープの後ろの詠嘆の「や」にもそうした感情が込められているのかしらとまたも深読みしてしまいます。
「ハンドソープ」が余韻が少ない割に字数を食う気がして良い言い換えがないかと考えたのですが、あちらを立てればこちらが立たずで思いつかず。
「ソープボトル」は字数変わらずであまり意味がないかな。
しゅほしゅほと併せて愛でさせていただきます。

点数: 2

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