俳句添削道場(投句と批評)

なおじいさんの添削最新の投稿順の936ページ目

「朝霧に鹿も走るやサクサクと」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 朝霧に鹿も走るやサクサクと

オルカさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、先のイサクさんのコメントを待つまでもなく、言いたいことが二つあり、どちらも言おうとしたためにどちらも伝わらないという結果になっている気がします。
いいたいことの一つ目は、ランニング中に大きな鹿に遭遇したということでしょう。私は山歩きの途中ではよく遭遇しますが、宿泊先のホテルの庭では逢ったことはありません。

二つ目は、走るたびに霜柱を踏んでサクサクと音がした、ということですね。

二句分の題材がありますから、二句詠めますね。

鹿の句

・北ホテル鹿の現る霧の朝

霜柱の句

・サクサクと霜柱踏みランニング

でもやっぱり合わせた句

・鹿を追ひ霜柱踏むサクサクと

三句詠んでしまいました。

点数: 1

「稲を刈る軽きハンドル捌く老」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 稲を刈る軽きハンドル捌く老

ヒロちゃん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、情景は見えるのですが、なんだか流れがバタバタしていませんか?それに最後にポコっと「老」の一文字。なんだか削除忘れのようですよ。

形を整えて、

・稲を刈るハンドル軽き老農夫

とかではダメですか?

点数: 1

「稲を刈る軽きハンドル捌く老」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 稲を刈る軽きハンドル捌く老

ヒロちゃん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、情景はみえるのですが、なんだか流れがバタバタしていませんか?それに最後にポコっと「老」の一文字。なんだか削除忘れのようですよ。

形を整えて、

・稲を刈るハンドル軽き老農夫

とかではダメですか?

点数: 0

「冬支度父の形見に時止まる」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 冬支度父の形見に時止まる

肥川 稔さん、こんにちは。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、こういう情景よくわかります。直接形見のような思い出深いものが出てきたならなおのこと、私なんか、箪笥の中敷きにしていた古新聞に読み耽ってしまうことありますよ。
まあこういう作業は故人を知る人であればなかなか進まないのが人情というものでしょう。では業者さんとかはパッパッと作業を進められるかというと、これもまた難しいようです。要するに、何がどれほど大切なものかわからないからでしょうね。

さて御句。私はいいと思いましたが、イサクさんのおっしゃる「報告のようだ」というご意見ももっともだと思いました。
肥川さんは「時間が止まったように感じてその瞬間を切り取った句です」とのことですが、実際には、時間が止まったと感じるには一瞬ではなく相当の時間が流れたのだろうと思います。なんだか禅問答のようですが。
下五を動詞で終えると報告っぽくなりやすいようです。名詞で終える(体言止め)のが俳句の詩情を醸し出してくれるみたいですよ。

提案句はイサクさんが置いていらっしゃいますが、私もいくつか置かせていただきます。

・形見出て整理進まぬ冬支度
・形見出て止まる時間や冬支度
・時止めし父のカメラや冬支度

点数: 1

「白菜を日陰に並べ計る塩」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 白菜を日陰に並べ計る塩

こんにちは。あつこん様、いつもお世話になってます。
あつこんさんのご投句のスピードに老人は追いつけず、なんだか間の抜けた感想や提案句になってしまいそうですが、本句のご投句はまだ二日前!私などはまだ白菜の句を詠んでいませんよ。早くしなければ。

というわけで御句です。
イサクさんがコメント置いていらっしゃるので、その通りなのですが、私からも、自分の勉強兼ねてお伝えします。

「白菜を並べて塩を計る」と、動詞が二つ続いていますよね。主語が異なると俳句がわかりにくくなりますが、どちらもあつこんさんの動作であり、それは大丈夫です。
ただ、動詞が続くとどうしても説明的になりがちです。段取りみたいというか、報告みたいというか。
そもそも、俳句は情景描写の文学であって、動作の報告や心理/感情の描写ではないようです(自分に言ってます)。
ですので、頑張って考えたのが次の提案句です。

・白菜の並べられたる納屋の陰

・白菜の塩振られたる樽一つ

私は動作や心理、感情を入れたがるタイプですので、上記のような句は人さまの提案句でないと作れません(笑)。

点数: 1

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