「田の神を起こしてしまふ曼珠沙華」の批評
駒井光明さん、こんにちは。
御句拝読しました。昨年11月にもコメントさせていただきましたが、またお伝えさせていただきます。
駒井さんはご自分を素人、素人とおっしゃっていますが、私も素人です(笑)。他の多くの方々も、先生ではありませんよ。
ここは、添削道場という名前ではありますが、玄人さんや師匠のような人がビシビシ赤ペンで直しまくるお教室とは違って、仲間どうしで意見を出し合い、上達を目指す場です。どうかお気兼ねなくご参加ください。
次に、他の句選へのご応募につきましては、ご健闘を祈りますが、先に慈雨さんが詳しくおっしゃっていますこと、どうかよろしくお願いします。
さて、前置きが長くなり申し訳ありません。
御句ですが、曼珠沙華、いいですねー。あの群落は好きですよ。
ただ、中七の「起こしてしまふ」は冗長かと思いました。お気持ちはわかりますが、わずか十七音で世界を作らなければならない俳句では、「起こす」で表現したいところです。そして空いた音数に、他の要素を入れてみたいです。
駒井さんは、「お米には◯人の神様が宿っている」、とか言うお話をお聞きになったことがありますか?神様を何人と数えるのもどうかと思いますが(笑)、とにかく多いのですよ。それが、「田んぼ」というからには、よほど多勢の神様がいらっしゃるのでしょう。
それだけの神様を起こすのには、曼珠沙華がどれだけ必要か?
提案句、出来ていますし置かせていただきたいところですが、ご推敲のお邪魔になってもいけませんので控えますね(笑)。
どうか頑張ってください!