俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1349ページ目

「スパイスのスパイスに終わらぬ残暑」の批評

回答者 なお

添削した俳句: スパイスのスパイスに終わらぬ残暑

豆柴さん、こんにちは。
御句拝読しました。これはすごい句です。私的には、句選にもよりますが、入選間違いないと思います。

スパイスがスパイスでなくなる、これはすごく深くて、情景がないようでいくらでも頭の中で浮かべることができます。コショウをかけすぎたラーメン、わさびをきかせすぎたお寿司。それとともに、過ぎたるは及ばざるが如しの諺が、残暑というやるせない季語と響き合います。
このままいただきます。

点数: 2

「泣き笑いもらい泣きして甲子園」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 泣き笑いもらい泣きして甲子園

笙染さん、こんにちは。
再訪です。ご返信有難うございました。
私は、なぜここで「俳句甲子園」が出てくるのかが訳がわからなかったわけで、甲子園が季語になるかどうかについては言及していませんでした。「俳句甲子園」が出てきたのは勘違いですね、わかりました。有難うございます。

では甲子園が季語になるかどうかですが、それ以前に、慈雨さんが示唆しておられますように、ネットである言葉が季語になるとか言っていても、歳時記にあたってみたほうがいいですよ。
ここは道場ですからチャレンジもいいですが、甲子園は一年中あり、春から秋まで戦う阪神タイガースファンの聖地であり、高校野球としても春夏あります。甲子園と言えば夏、というのはちょっと短絡的かと思います。駅伝と言えば箱根、正月と言われたら、ちょっと抵抗がありそうで、それと同じと思います。

御句の感動はわかりますので、例えば、

・泣き笑い球児の夏にもらい泣き

などもありかと思いました。
よろしくお願いします。

点数: 1

「三切れほど食ぶるパックの西瓜かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 三切れほど食ぶるパックの西瓜かな

ちゃあきさん、こんにちは。
御句拝読しました。
ちょっと誤読しちゃいました。西瓜が三切れというので、いまちょうどある行事でスイカ割りをやって、それを三角の食べやすい大きさに切り分けたところでしたので、あの、いかにもスイカ!という形を思い浮かべてしまいました。
もう一つ、「パックの」ということで、何か袋入りみたいなことを思い浮かべ、「?」と考えてしまいました。四角い透明なプラの入れ物に入ったカット西瓜ですね、わかりました!

もし、ご家族でちょうど良い量なら、こんなのはいかがですか?

・三つずつほど良きカット西瓜かな
・三つずつカット西瓜のほど良き量

タネはありますから気をつけてくださいね!

点数: 1

「降りしきる雨に負けじと阿波踊」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 降りしきる雨に負けじと阿波踊

阿天さん、こんにちは。
御句拝読しました。せっかくの阿波踊りが雨に降られたのですか?残念でしたね。
でもそんなことものともせずに踊り続けたのですか。ご立派です!

御句、「負けじと」という措辞ですが、代わりにピッタリのいい措辞があります。

・降りしきる雨もものかは阿波踊

なお、この「ものかは」は、何か強い外力に対して気にしなかったり問題にしないことで、かなり客観的なイメージがあります。

逆に、「負けじと」となりますと主観的ですので、誰がそう思っているかが気になります。作者も踊っていてそう思っているならいいですが、もし見ている側なら、「負けじと」というのは推測になります。客観的な描写を旨とする俳句で勝手な推測は合いませんので、冷静に様子を観察した結果を詠んで、負けていない気持ちを伝えたいです。

・雨の中声の変はらぬ阿波踊
・雨降るも手足乱れぬ阿波踊

よろしくお願いします。

点数: 1

「秋の蚊の我が脛刺して死にたまふ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋の蚊の我が脛刺して死にたまふ

馬場芳樹さん、こんにちは。
拙句「西瓜切る」にコメントおよびご提案句有難うございました。ご提案句は、「西瓜切る子らの笑顔前にして」は、中七が字足らずですので、「子らの笑顔を」とするといいですね。勉強になります。

なお、芳樹さんのコメントにありました、「動詞が多いと説明になるというが、よくわからない」、とのこと、簡単に説明します。
そもそも俳句は、自分や誰かの動作や心情を報告するのではなく、自然や生活の中のほんの一コマを描写するものです。
ですから一瞬を切り取る感覚です。

動詞が多いと、複数の主語(動作の主体)の動作を描くことになり、句が詰まってわかりにくくなります。
また、一人の動作であっても、あれしてこれしてそれをした、という日記や行動報告のようになり、それは他人からしたら面白くありません。そんなことから、避けた方がいいと言われています。

とは言え、例外も色々あり、なかなか難しいです。色々作って、意見を求めてみるべきです。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

何もかも高い世なれどカーネーション

回答数 : 21

投稿日時:

行列の先頭いずこ陽炎へる

回答数 : 24

投稿日時:

車庫造るため引き抜きし桜かな

回答数 : 30

投稿日時:

ガラス戸に犯人の顔花の雨

回答数 : 25

投稿日時:

入院の爺見舞う爺春惜しむ

回答数 : 25

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

久々に宇宙の空の梅雨の晴

作者名 喜子 回答数 : 2

投稿日時:

鳥の巣の傾きてをり地震のあと

作者名 よし造 回答数 : 4

投稿日時:

俳句てふ草の縁や去年今年

作者名 春の風花 回答数 : 7

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ