俳句添削道場(投句と批評)

なおじいさんの添削得点の低い順の1230ページ目

「家計簿の収支の合ひて夏に入る」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 家計簿の収支の合ひて夏に入る

おかえさきさん、こんにちは。
御句拝読しました。俳句そのものもさることながら(後ほどコメントしますが)、コメントの、半世紀以上の長きにわたり小遣い帳や家計簿を付けていらっしゃるということに敬服しました。
ダイエットの一番手軽な方法は、自分の食べたものを記録することと、毎日体重やウエストを測定してグラフ等に残すことだと聞いたことがあります。これは痩せるということよりも、健康維持にも効果があると思います。
同様に、毎日の収支を記録することは、節約が目的ではなくても、浪費を避ける効果はあると思いますよ。素晴らしいです!

さて御句ですが、「夏に入る」が効いていますね。4月の、言うなれば春までの収支決算がピッタリ合って終わって、「やった!さあ夏だ!」という前向きな気持ちが伝わってきます。
「夏に入る」とは季語立夏の言い替えですから、いつのことかもわかって記録のようにもなりますしね。
このままいただきます!

私は中高年山歩きを始めてから、それを山行日記として記録していますが、それもまだたったの15年。半世紀にははるか及びません。負けた(笑)!

点数: 3

「葉桜やレモンサワーの缶を空け」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 葉桜やレモンサワーの缶を空け

シゲさん、こんにちは。
御句拝読しました。この句、とても好きです!いくつもの点で、私の心に刺さります。

一点目、葉桜という季語がいい。誰でも褒め称える桜の花の季節は過ぎたけど、次の年に向かって見事な葉を茂らせて、気持ちのいい木陰を作ってくれる。そんな葉桜、季語だけでまいりました(笑)。

次にレモンサワー。その透明感、清涼感が伝わってきます。レモンの爽やかな香りすら漂ってきそう。

また色彩がいいです。葉桜の新緑とレモンの黄色、そして透明な炭酸の泡!

何より缶というのがいい。缶入りということは屋外を想像しますよね。
花の季節だとライトアップとかがありますから、夜の花見の光景かなとも思えますが、葉桜だからライトアップなどないし、そうなると、これは昼間の光景だとわかる。
昼間から葉桜の下で缶チューハイを開ける・・・いや、「空けて」しまったのですね!?いまプシュッと「開けた」のではなくて?

ということはもう、ほろ酔い気分?
いいですねー、新緑の中、気持ち良さそう!

このままいただきます!

点数: 3

「またねでも二度と会えない子猫かな」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: またねでも二度と会えない子猫かな

市瀬ひとみさん、こんにちは。
ご就職が決まったとのこと、おめでとうございます!西落合ですか?

さて御句拝読しました。「二度と会えない」と決めなくてもいいのかと思いました。ひとみさんだってその海辺の街にまた行くかもしれないし、その時にその猫ちゃんと再会するかもしれない。老猫ならまだしも、子猫ならなおさらでしょう。

私も、「ここって、もう一生来ないだろうなぁ」と思ったところに、その後たびたび訪れることになった、そういう経験はありますよ。

猫ちゃんもそうですし、この道場も別に二度とどうこうと言わずに、気が向いたらまたご投句いただければいいと思います。
私は子猫ではないですけど、お待ちしてます(笑)!

点数: 3

「登山終へ下山の事は忘れたり」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 登山終へ下山の事は忘れたり

こんにちは。卓鐘様、いつも勉強させていただいております。

拙句にいつも適切なご評価ご添削を有難うございます。毎回とても勉強ひなります。

さて御句ですが、一見して違和感。
登山というと、どうしても登り(上り)を思い浮かべます。ですので、御句の景としては、ようやくの思いで山頂に着いた達成感、喜びとなります。それで一時、これから待ち受けている下山の大変さは忘れてこの眺望を味わおう、という句かと思いましたが、同時に、そうではないのでは?という違和感です。

そしてコメントを拝見してなるほどと思いました。

それであれば私は次のように提案します。
 湯につかり登山の辛さ忘れたり
 乾杯し登山の記憶遠くなり

帰りの電車では、もう次はどの山登るか考えていますからね。ということは下山すると忘れてしまうのでしょう(笑)。

点数: 4

出たゾンビでも動かんな向日葵だ

回答者 なおじい

添削した俳句: 向日葵か死人が路地に立ってゐる

こんにちは。知世様、いつもお世話になってます。

ルサンチマン、ディストピア
に続いてホラーにも、苦手分野ばかりですがなんとか食い付いていこうとと思っています。

初読のインパクトに腰が引けて戸惑っているうちに、皆さんが多くのコメントを寄せておられますので、私はひっそり提案句だけ置かせていただきます。

どうも「死人」には抵抗がありましたので、ゾンビにしました(笑)。

次のテレキャスは大丈夫そうです。

点数: 4

なおじいさんの俳句添削依頼

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