俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1169ページ目

「スキー後の温泉月は片隅に」の批評

回答者 なお

添削した俳句: スキー後の温泉月は片隅に

友也さん、こんにちは。
御句拝読しました。初読でこれはいい感じだと思いました。

ただ、何度か読んでいると、あれ?という点が出てきました。道場ですのでお伝えしますね。

まず「スキー後の温泉」、自然な流れのようですが、俳句としては説明っぽいです。「スキーをした後で温泉に入る」と。スキーしながら温泉入れませんから、した後なのは言わなくてもわかります。

次に気になりましたのは、「月」が秋の季語であり、「スキー」という冬の季語と重なること。
それと関係していますが、この「片隅」って、どこの片隅?ということです。
これが空の片隅ではなく、温泉のお湯の片隅に反射しているとかであれば、スキーと共存できるかなと考えたり。

そこで、ちょっと月の存在感をほどほどにして共存を図ってみました。

・スキー宿(やど)湯の片隅に月の影
・温泉に月影浮かぶスキー宿

本当に空に浮かんでいる月を詠んでいるのなら、また話は変わってきます。

点数: 2

「しるこ缶すする冬至の保安員」の批評

回答者 なお

添削した俳句: しるこ缶すする冬至の保安員

ももぱぱさん、こんにちは。
御句拝読しました。
かなり才能のおありの方とお見受けしますので申し上げます。添削道場ですのでどうかご理解ください。

御句と、前句の湯船の句、どちらも季語として「冬至」をお使いですが、これは冬至という季語の本意を捉えた上での斡旋でしょうか。

冬至という季語は、単に冬で寒いということだけでなく、一年で一番昼が短い日であると。それは、その翌日から少しづつではありますが日が長くなり、それと共に、まだまだ本格的な寒さはこれからですが、気持ち的に春に向かっていくという区切りの日です。
そんなことから、柚子湯に入ったり、かぼちゃを食べたりして無病息災を祈ります。
前句の湯船の句は、柚子湯とのつながりがあると思いますが、このしるこ缶のほうは、冬至である必要性があまり感じられないのです。
ある一日を特定するより、寒風の吹き荒ぶ冬の日とかのほうがイメージが広がるように思いました。

・しるこ缶すする守衛や冬の朝
・保安員悴める手にしるこ缶

ただ、私の鑑賞もコメントも的外れなことがありますので、その節はどうかご容赦ください。

点数: 0

「御使いの祝福なのか冬の朝」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 御使いの祝福なのか冬の朝

友也さん、こんにちは。
御句拝読しました。
内容が非常に深刻であり、また、句の根幹が宗教や信仰に関わるものですので、二重にコメントがしにくいです。

しかし、添削道場にご投句なさったということは、コメントを受けたり。直しをもらったりをご希望と理解し、話を進めさせていただきます。

御句、光景が見えにくいです。一つには、「御使いの祝福」という心の動きが基礎になっており、これは周りからは伺い知れないものです。

また、中七の「祝福なのか」という措辞は、作者も自信がないと読まれてしまいます。読み手の想像も、作者の深い読みの上に成り立ちますので、ここは言い切ってもらってもいいと思います。

ですので、まずは、

・御使いの祝福のごと冬の朝

次に、別の角度から、少し光景を入れて、

・恋人の心癒さん冬の朝

とか、あるいは、

・君失せし名古屋のパン屋冬の朝

でもこれだと縁起でもないと言われそうですので、前向きに、

・モーニングまた行こうねと冬の朝

友也さんの大切な方のご回復を心よりお祈りいたします。

点数: 3

「大寒や病気自慢で盛り上がる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 大寒や病気自慢で盛り上がる

おかえさきさん、こんにちは。
さきさんはおっしゃるほどのご高齢ではないと思いますが、どうかお大事になさってくださいね。

さて御句拝読しました。病気自慢。こういうことってありますよね。それを克服してきたことが勲章のような。そういう方々からご経験談を聞くのはためになります。

「大寒」と「病気自慢」の取り合わせは面白いです。一年の最高の寒さを笑いで吹き飛ばそう、という試みはさすがですね!

ただ、ご自身のコメントにありますように、「で」がその後の「盛り上がる」という動詞の理由説明になっている感があります。

そこで陽気に、こんなのはいかがでしょう。

・大寒や病気自慢の笑ひ声

精密検査の結果が問題なしであることをお祈りします。

点数: 1

「歩く幅人それぞれの初詣」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 歩く幅人それぞれの初詣

ももぱぱさん、こんにちは。

冒頭コメントに私の名前を出してくださり有難うございます!

ただ、今後のために二点お伝えします。
一つ目、私の名前は「なおじい」と言いまして、年寄りではありますが「爺」ではないのです(笑)。ごめんなさいね。
あと、批評する力がないなんて、そんなことはないですよ。コメントに「いいね!」をポチっとしていただくだけでもいいですし、拙句に感想をいただくだけでも嬉しいです。お気軽にどうぞ。

二点目ですが、この御句は、他の方が前句を添削してくれたご提案句そのままではないですか?(私の勘違いならごめんなさい)

ももぱぱさんとしては、おそらく、いいご提案だと思って再掲されたのだと思いますが、ここは「自作」だけを載せるところです。提案を受けて自分なりに作り替えてまた載せるのはいいですが、そのままは避けてください。

以上、今後末永くお付き合いしていくために申し上げました。よろしくお願いします。

点数: 2

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