「白風にシーツひらり私の晴れ」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 白風にシーツひらり私の晴れ
幾子さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。なんだか爽やかで、気持ちの良くなる句ですね!
「白風」が季語だと思います。陰陽五行では秋は金秋で、色では白で表すとのことで、白風を秋風の子季語としているところもあるようです。ただ、私の手元の歳時記には載っていませんでした。
私の個人的な意見かもしれませんが、季語以外の内容が現代的で素直な感情の発露であるため、何も季語だけ陰陽道にしなくても、率直に「秋の風」のほうが伝わるのではと思いました。
また、イサクさんもご指摘ですが、俳句は五七五が基本であるところ、中の句以降が六六になっています。合計で帳尻は合いますが今一つ流れが良くないと思います。
あと下五の「私の晴れ」、これはお気持ちはすごくわかるのですが、俳句はどちらかというと、自分の見つけた些細な幸せを詠んで、読み手の共感を呼ぶのが良さだと思いますので、あえておっしゃらなくても、読み手が「ああ、これがこの作者にとっての幸せなことだな」と思ってくれると思います。
そこで私の提案句としては、一つは白風→秋風+私の晴れ→秋晴れとしたものを置かせていただきました。
・洗い立てのシーツくすぐる秋の風
・秋晴や家族のシーツ干し終へり
我が家では昨日、シーツ干しました。
また聞かせてください!
点数: 1