「吾妻山けむり眩しき秋の空」の批評
回答者 なお
ロミさん、こんにちは。
御句拝読しました。いい句です。具体的な地名を挙げた効果が出ています。
具体的な地名をあげるだけで、「ここは誰でも知ってるだろう?」ということだと、知らない人にはなんのこっちゃ、となりますが、この句のように、しっかりと光景を詠んでくだされば、読み手もまるでそこに行ったかのように映像が広がります。
ただ、地名は五音の場合には、下五に置いた方がいいかなと思います。なぜなら上五に置くと切れが強すぎるのと、その地名の説明になりがちだからです。
御句の場合、それほどでもないですが、私は種明かしの意味もあり(読み手に、「えっ、それってどこだろう?」と思わせる効果)、吾妻山は下五に置きたいと思います。
・秋の日にけむり眩しき吾妻山
上五を「秋の空」とせずに「秋の日に」としましたのは、竜子さんのご意見を参考にしたのと、煙と言えば空ですし、逆に眩しいのは秋の日を受けてのことだと思いましたので。
よろしくお願いします。
点数: 2
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自宅近くの県道から吾妻山が見えます。
日により白煙(噴気?)の量も変わりますが
今日はもくもくと量も多く、真っ青な空に煙の白がよく映えて見えました。
「白煙高き」とすると「空」も高いしなぁ…
説明にもなってしまうかなぁと思いキラキラと見えたけむりを「眩しき」としてみました。
ご指導よろしくお願いいたします。