俳句添削道場(投句と批評)

卓鐘さんの添削最新の投稿順の342ページ目

「スコップに温き土くれ文化の日」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: スコップに温き土くれ文化の日

こんにちわ

いつき組で天、地、秀作に選ばれがちな、詩の質量ぱんぱんな句も嫌いじゃない(というかすき)ですが、げばさんのこういう、そよ風のような詩も大好きです。

温きとわかるということは、作者はこの土くれを触っているはず。残されているスコップ、そのスコップにある土くれを触って感触を確かめる。少し温かな晩秋の土の香りに確かに文化の香りがします。

そして、最近のあったかい気温をさりげなく、詠むあたり流石ですね。

点数: 2

「蟷螂が三角の貌しかめをり」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 蟷螂が三角の貌しかめをり

こんにちわ

蟷螂の描写というより、季語に内包している情報を説明した句になっているかと思います。(なので「が」と強調するのは逆効果)「貌しかめをり」も擬人化しても抽象的で、普通イメージする蟷螂の表情以上のものは表現できていないように思います。もう少し独自の表現・発見が必要な句かなと思います。

蟷螂のハートの貌の振り返る

点数: 2

「異常気象秋のもみじを襲う影」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 異常気象秋のもみじを襲う影

初めまして。俳句の世界へようこそ。

まず、俳句は捻らないといけないというものをなくすべきです。短い形式で詩を詠むことが必要ですが、そのための知恵が「説明をすることなしに、見えたものを読む」というのが初心者にお勧めする方法です。

その観点から行くと、2点問題があります。

「異常気象」
これは見えたものではなく、知識や説明ですね。何か光景を見て、異常気象だとは五感は捉えないはず。知識が、現象と異常気象というものを結びつけているのでそれは排除します。「異常気象」がニュースや新聞の見出しを今まさに見ているというなら成立しますが。

「襲う影」
こちらは抽象的すぎて、なんのことかわかりません。俳句は湾曲表現をするべき、俳句らしい表現をすべきという固定観念をなくしましょう。まずは見えたものを素直に読めば良いのです。こういう抽象的な表現に逃げないで。

また、「もみじ」といえば秋の季語なので、「秋の」は不要です。(色が変わらない紅葉を言うために、秋のとつけたのは理解しますが。)

なかなか、異常気象によって、色が変わらないなぁと言う理屈の感慨は詩に昇華するのは相当な技術が必要ですが、まずは見たままの感想を書いてみましょう。

紅葉とならぬもみぢや暮の秋
(紅葉と暮の秋の季重なりですが内容的にしょうがない「暮の秋」は秋の最後を意味する季語です。)

点数: 1

「霜の朝冷えたご飯と置き手紙」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 霜の朝冷えたご飯と置き手紙

こんにちわ

娘の友達のおうちが父親が仕事の間に引っ越し先もきめて、引越ししきったようです。残されたお父さん切ない笑

さて、御句、一読要素が多過ぎてごちゃついている印象です。また、「霜の朝」が心情などのなにかの暗喩ではなく、単に霜の降る朝ですと状況説明になっているかと。かぬまっこさん添削のように、ストレート書いて収めるのは一手ですね。

また「冷めたご飯」をもってきちゃうと、「置き手紙」がご飯あたあめてみたいに見えちゃって少しちぐはくな気もしてしまいました。

冷めたご飯と置き手紙の配列で並べるのはこの内容を言いたいのなら少し無理があるかなぁ。あたためての内容なら、
長き夜の冷めたごはんと置き手紙
くらいで成立するとおもいますが。

夜勤明け、という事実をなんとかいれようとして、季語を活かすという点を忘れてしまったかなぁという印象でした。(僕もよくやらかす)
三句くらいにわけるとスッキリすると思いますよ。
・夜勤明けの霜の朝
・帰宅したら置き手紙
・置き手紙と寂しい食事
くらいが丁度よい分量かなぁ。

冬帽と冷めたご飯と置き手紙

点数: 2

「尻並べ高く積まれし大白菜」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 尻並べ高く積まれし大白菜

こんにちわ、歳時記とかでも白菜の後を尻と表現する句が多いのですが、わりと一般的にいうんですかね?(いまいち納得いってない。)

それはさておき、御句まとまっていると思います。ただ、並べは横方向、積むは縦方向、この語順だとどつちをいいたいか少し散漫になる気はします。
横も縦もと言いたいとはおもいますが、高く積まれだけでつたわるかな。となると「並べ」が緩めなのかもです。

途中切れを入れて、

尻揃ひ高く積まれぬ大白菜

点数: 1

卓鐘さんの俳句添削依頼

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