駅員室の積まれる傘や梅雨の月
回答者 卓鐘
添削した俳句: 梅雨晴れや傘吹き溜まる果の駅
2点ほど指摘させていただきます。
1、表現が凝りすぎて、伝わりづらい
「吹き溜まる」
風が吹いて落ち葉とかが溜まっていることもしくは、社会から落ちぶれた人が集まることなどをいうので、傘が吹き溜まる???となります。状況がよくわからず、、忘れられた傘がかぜに飛んで一箇所に集まっている???そんなの見たことないしなぁと。
「果の駅」
終着駅のことでしょうか?梅雨晴れで傘が溜まっているという句意に似合わず大袈裟かと。また、すごく田舎の方を連想しちゃうので、そもそも詠みたい情景と違う気が。
2、ありがち
「梅雨晴れで傘が溜まる」というのが、流石にありがち過ぎるかと思います。もう一工夫が欲しいかなと。
添削句は、一例として駅員室に傘の忘れ物をおいて今日も一日業務終わるかと駅員の視点で詠んでみました。
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