「朝食の皿洗い終え躑躅かな」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 朝食の皿洗い終え躑躅かな
こんにちは。
形・映像はできている句ですね。
◆コメントの件、「躑躅」という季語は躑躅の花が咲いている状態です。
咲いている躑躅だけを詠むなら「開いた」は不要(というか説明し過ぎ)だと思います。
今回の句は「朝、開いている躑躅」の句なので、季語と読者を信用して「躑躅」でいいと思います。
蛇足の補足:閉じていたものが開いたことを伝えないと句が成立しないならば「開いた」と書かないとわかりませんが、基本的に瞬間を詠むのが俳句の基本のため、そういうケースは少ないです。今回もわざわざ「夜閉じていた」とは書かなくてよい句だと思います。
◆コメントを読めば「キャンプ場で、屋外に近い場所で皿を洗っている」と理解できるものの、この句だけでは突然「台所⇒外の躑躅」と映像が飛んで感じるかもしれません。
是非はありそうですが、良い打開案が思いつきません(説明臭くなりそう)。
ただ、今回の「キャンプ場の躑躅」だけで数句作れそうに感じますので、いろいろ作っていくうちに良いアイデアが浮かぶこともあります。
山のキャンプ場には躑躅の他にも季語・句材がいっぱいありそうですよね。ぜひ多作してみてください!
点数: 1