「令和なり世代交代染井吉野」の批評
回答者 イサク
こんにちは
普通に読んだら、私も上五断定の助動詞「なり」の終止形と受け取ると思います。名詞に「なり」が直接付く形なので。
こういうケースでは、作者側に誤読を防ぐ配慮は要ると思います。作者が絶対に「令和になり」という意味で読ませたいなら、今回は字余りにして助詞「に」「と」を入れて「令和になり」「令和となり」という形の方がよいと思います。
で、「令和になり」という意味だとしても、意味が一旦切れていますね。「~~になり、~~した」という、文と文をつなぐ連用中止法(合ってます?)の形だと思います。
句の流れは上五で一旦で切れるので、上五から中七に無理につなぐよりも、上五に切れを入れて中七下五をつなぐ方が技術的にはよいかと思います。という意味で「令和なり」を生かすなら、あらちゃん様の提案句がよろしいかと思いました。
で、
上五「令和なり」と断定するならばともかく「令和になり」では説明なので、
日記俳句としてはこのままでもいいのですが、人に見せる俳句ならば「令和になり」という説明を省略して、別の詩を入れていくことを個人的にはお勧めします。
点数: 3
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私の街のそめい吉野は新しいさくらに植え替えられました。