「冬晴れに稜線白き奥羽かな」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 冬晴れに稜線白き奥羽かな
おはようございます。補足です。下五「奥羽かな」を具体的な山の名に、の件です。
奥羽山脈(or東北地方)は広すぎて、具体名が入っているわりには景が散漫になってしまうかな、と感じたので、そのようなコメントを残しました。俳句の先生方が言うところの「小さな嘘」です。
見たままを詠むというスタイルであれば、この方法は合わないので避けた方がよいかと思います。
・冬晴れに稜線白き北海道
↑改悪例です。ささゆみ様ならば、この「もやっとした感」が伝わるかと思いますが・・・
↓これの方が、多少は映像が出ますよね。
・冬晴れに稜線白き日高かな
・冬晴れに稜線白き知床や
・冬晴れに稜線白きニセコかな
私は東北地方をぐるっと一周旅した経験があり、奥州の山脈に連なるいろいろな山々を遠景・近景で見ているので、そのような経験がなければ問題ない句なのかもしれません。
点数: 1