俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1491ページ目

「あたたかき風を孕みて夏柳」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: あたたかき風を孕みて夏柳

おはようございます。

負乗様から先にありますが、
上五「あたたかき」で春の句と思って順に読み下すと最後下五に「夏柳」。
ちぐはぐ感はあると思います。

季重なりは意図的ではないですね?コメントにもないですす。
温度を表す言葉は要注意ですね!

「この句のあたたかき風は春の風ではないよ」と思えるギミック(比喩など)を仕込む手はありますが、それを考えて十七音を窮屈に使うよりも、素直に言い換えた方が良さそうです。
単語を変えるだけなので提案句ですらないですね。ポジティブ感を意識してかつ頭文字「あ」でふたつ。
「あざやかに風を孕みて夏柳」
「あたらしき風を孕みて夏柳」

点数: 1

「これしきの風に靡くや夏柳」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: これしきの風に靡くや夏柳

おはようございます。

なお様節全開の「これしき」ですね。
良い句だと思います。それを前提で、
褒めるのは他の方に任せて、私にしかできなさそうなコメントを。

「柳」の句ではなく「夏柳」の句にしたことの是非はあると思います。
というか「五音で使いたかったから夏柳」なのか、「夏柳でなければならない句」なのか、季語だけ置いてでも「夏」感が必要な句なのか。

正直なところ、
上五中七に「夏」感が薄く、逆に今シーズン早いタイミングで「柳」を見た感のある発見の句なので、「柳」に動く句ではあります。

・これしきの風に靡ける柳かな

とはいえ元句、句会に出てたら取るかもなあ・・(句会は他の句次第ですが)

点数: 1

「夏の夜やテールランプの爆発だ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 夏の夜やテールランプの爆発だ

こんにちは。

面白い句です。
「テールランプ」を「爆発」と表現した組み合わせが秀逸だと思います。

俳句って結局、十七音の中で、季語+「普通の言葉」と「普通の言葉」を、組み合わせや技法によって昇華する例が多いです。新鮮な内容・斬新な内容ばかり求めてはすぐネタ切れになります。
◆「爆発だ」、確かに岡本太郎を連想させますが、「芸術は爆発だ」とつないでしまったら「自分の言葉ではない」感が強いですが、「爆発だ」だけで「パクリ」と言い出す方はいないでしょうし、岡本太郎への連想を、句にとって良い方へ持っていけばよいと思います。

◆なお様から似た意見が出ていますが、「上五を「や」で切れを入れて、最後が爆発だと現代語」は確かに気になるところでした。

私の場合はこうします、という提案句を置きます。

・夏の夜だテールランプの爆発だ

 ↑で充分な形だと思いますが、
ここから先はどこまで推敲するかという話に入ります。

「夏の夜」+「テールランプ」が近い、という感覚も理解できます。
この形から季語を入れ替えてみる苦労はしてみますか?
個人的には「夜の風景」は外せないと思いますが、いろいろ試してみます。

・梅雨星だテールランプの爆発だ
・夏暁だテールランプの爆発だ
・暑き夜だテールランプの爆発だ
・蛾の夜だテールランプの爆発だ

難しい。今のところ「夏の夜」がいちばんいいと思います。

追伸。
この数年で私の母・姉と立て続けにその病気の診断を受け、二人とも患部摘出した上でいまも放射線治療に通っております。
軽々なことは申せませんが、お大事にしてください。

点数: 3

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